競馬で4500万1点勝負で損した人を見ると、リスクと規律について考えさせられますね
日本ダービーまで1週間を切って競馬ファンにとっては半期に1度のお祭り騒ぎとなりますね。スポーツ新聞も野球やサッカーのシーズンとはいえダービーの週だけはいつもより多めに競馬が1面になります。
競馬ファンの端くれとしてNumberのダービー特集号を買ってテンションを上げております。
パチンコから逃げ出した人たちの受け皿として競馬の売り上げが伸びてきたせいか、毎年発行じゃなくなっていたNumberの競馬特集号も年2回ぐらいまで増えてる状況です。
ダービーの1週間前だというのに4500万円1点勝負で、外してギャンブルの恐ろしさを周知する人がいたんですね(競馬の場合、購入者は特定されませんが、大きな金額の購入はわかるようになってます)。
アーモンドアイとラッキーライラックの馬連に4500万www
2着までの2頭を当てる馬券で1着-3着と惜しいのですが・・この持ってなさは昨年の桜花賞でも近い金額を賭けて外した人と同一人物ではないかという気がします。
【桜花賞】4000万金持ち爆死wwwwwwwww
よっぽどお金持ってる人がやってるんだと思いますけど、仮に100億ぐらいわたしが資産を持ってたとしても、こんなことせず馬主になりますけどね。
さて、今回の賭け方なんですが、リスクと規律について考えさせられるいい機会だと思いますね。
一見鉄板そうではあるが、リスクは潜んでいるのでリターンに目がくらむと・・
競走馬ですので、騎手が落馬したとか体調が悪かったとかいうこともありますが、それを除いたとしてもです。
馬券に絡まないと当たらない馬である断トツ1倍台の1番人気のアーモンドアイのリスクだけでも以下の2点があります。
- 毎回スタートに失敗していて今回もその可能性がある。
- 父親のロードカナロアは歴代屈指の単距離馬で、その子供は距離が長くなるほど走ってない。
もちろんこれを補うだけの多くの根拠もあるわけで、実際に1着なわけですが、買ってる馬券はもう1頭2着に来ないといけない。もう1頭の馬も来ないリスクはあるわけです。
2着までに来る2頭を当てないといけないのですから、もっと簡単に1着を当てる単勝でいいのでは?となりますが、これは2倍を切ってる状況でしたのでリターンに期待したんでしょうね。
ちなみに15年前に単勝で1,222万→払い戻し2億近くという例がありますので、こういう大金をかける場合、競馬では単勝のほうがよいと個人的には考えます。フルゲート18頭としても確率的に18分の1ですしね。
今回の件を見ていると、リターンばかりに目が行くとどうしてもリスクを過小評価しちゃうんでしょうね。
買う or 買わないの機会が増えるほどハズレも増える。規律が重要になるのでは?
今回の事例とは別に投資とギャンブルの共通項として思ったことがあります。
買う or 買わないって投資でもギャンブルでも判断するわけですが、判断する機会が増えるほど失敗の回数も増えてきます。
全戦全勝なら株だろうがギャンブルだろうが速攻で金持ちになっているでしょう。
1回の失敗で奈落の底もありえるわけで、リスクの判断が重要になってきますし、1回に大きな金額を積み込まずに失敗を避けるという考えも必要だと考えます。
その意味でも大やけどをしないためには、ある程度は規律をつくってそれを守ることが必要なんじゃないかなと。
金額を多くつぎ込んで成功する可能性もあるとは思います。しかし、それに失敗するリスクを考えると、リスクを考慮した規律をつくりそれを守ることが重要じゃないかと。
ある意味、先に競馬を経験した後に、投資を始めたからこそこの考えにたどり着いた境地かもしれません。規律を守らずに賭けて、中山競馬場の酷いヤジとばしてるおじさんみたいにはなりたくないとも思いますしw
ということでダービー週に競馬の話題を書いてみましたが、肝心の今年の日本ダービーの予想は大混戦。いまのところ本命候補は5、6頭いる状況。人気薄がかなりいて組み合わせ次第では万馬券もありそう。
日曜までじっくり考えようと思います。


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