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米国株

ピーター・ティールも指標に使っている米国企業のPEGレシオを調べました

PEGratio-20180620.jpg

ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望を読んでいて気になったのは、ピーター・ティールが投資先の評価方法でPERを利益成長率で割った「PEGレシオ」を用いているという点でした。

ジョブズ、ザッカーバーグを超える反逆の起業家の実像とは?ピーター・ティールを読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記

投資をやってる人で世界的な企業になるベンチャー企業を見つけることができれば・・と考える人は結構いるんじゃないでしょうか?...


PEGレシオは企業の中期的な利益成長率を加味して株価の水準を測る指標で、予想株価収益率(PER)を一株当たりの予想利益成長率で割って算出したものです。

一般的に、PEGレシオが1倍以下なら割安、2倍以上なら割高と言われています。

リーマンショック後、好調な相場が続いていますので、割高な銘柄が多いんじゃないかという印象ですが、実際のところはどうなのか?

米国企業のROIC(投下資本利益率)について調べてみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記

先日読んで感想を書いたブラックスワン回避法の中で以下の記載がありました。損をして得を取る投資法とは?ブラックスワン回避法を読んで•各10年の初めに、75%以上のROICを達成している企業は最後まで高いROICを保ち続ける。...


yahoo finance(5 yr expectedでトムソンロイターのデータ)で確認可能なので、昨年ROICを調べたときと同様に調べてみました。

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ハイテク関連銘柄のPEGレシオ


まずはリーマンショック後、米国株を牽引しているハイテク株から見ていきましょう。

ROICを調べたときは抜けていた、IBMやマイクロソフトも追加して調べてみました。

Amazon4.99
Google1.52
フェイスブック0.93
マイクロソフト2.17
アップル1.26
NVIDIA2.59
Netflix2.00
IBM3.59

やはりAmazonが高い値になっていますね。一方で、ピーター・ティールはAmazonを高く評価していて、成長企業にとっては成長率が割引率より高いことが重要と言及しています。

この一覧を見てみると、以外とGoogleやフェイスブックが低くて、IBMなんかは結構高いなという印象を持ちましたね。

フェイスブックに関してはケンブリッジ・アナリティカの問題で株価が下がったのが要因なんでしょう。ちなみにピーター・ティールは昨年末頃からフェイスブック株を売却しています。

その他主要米国企業のPEGレシオ


では、他の米国企業はどうなのか?主要企業をピックアップして調べてみました。

ジョンソン&ジョンソン1.95
ペプシ2.30
コカコーラ2.73
フィリップモリス1.72
アルトリア1.40
ロッキード・マーチン0.42
エクソン・モービル0.94
シェブロン0.33
ゼネラルミルズ2.22
キャタピラー0.60
キンバリークラーク2.16
スリーエム2.08
AT&T0.85
ベライゾン1.95
GE2.38
ウェルズ・ファーゴ1.33
バークシャー(BRK-B)2.38

2強的な業種は2社ピックアップしているのですが、これを見るとエネルギーセクターが不調なのは明らかですね。

意外だったのはロッキード・マーチン。過去5年で見ると、S&P500の3倍上昇しているのですけどここまで低いのかなと。

ここ数ヶ月は地政学リスク後退の影響か株価が下がっているようですが、需要は減らないと思うんですけどね。

まとめ


一つの指標としては使えそうな印象を持ちますが、成長企業にとっては成長率が割引率より高いことが重要とピーター・ティールも言及していますので、対象企業によっては指標として使えない場合もあるかなと。

割安だからといって今後株価が上昇するとも限りませんので、投資判断としては数ある指標のうちの一つとして使うのがベターじゃないかと考えます。

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