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海外ETF

イギリスのEU離脱投票から2年経過して、欧州の株価はどうなっているのか?

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ワールドカップの話題も多くなってますので、あまりニュースで見ませんがイギリスのEU離脱(ブレグジット)を決めた国民投票から2年が経過しました。

いくら首相が交代したとはいえ、あまり進んでいるように見えてませんでしたが、先週EU離脱EU法が成立したようです。

EU離脱に至るまでの歴代のイギリス政権の様子をブレイディみかこ氏の本で読みましたが、内情は複雑且つ日本と重複する部分もあるので、他人事ではない印象も持ちました。


では、株式的には欧州の各国への影響は2年経ってどうなっているのでしょうか。

イギリスのEU離脱投票から1年経過。欧州の株価の現状を海外ETFで調べてみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記

イギリスのEU離脱投票から1年が経過しました。イギリスでは首相が交代したものの、選挙で議席を減らすなどして、進めようとしているEU離脱の手続きにもブレーキがかかっている状況。...

欧州自体は個人的に新興国株式同様火種がくすぶっているという印象ですが。

各国の株価を調べる上ではETF使えばいいかということで、北欧4カ国+通貨がユーロじゃないスイス、新興国的位置づけのポーランドと、主なEU主要6か国(イギリス、ドイツ、スペイン、イタリア、フランス、オランダ)のETFを使って調べます。

過去1年や2年の値動きはどうなっているのでしょうか?

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北欧4カ国、スイス(EWL)、ポーランド(EPOL) のパフォーマンス


まずはフィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマークの北欧4カ国、スイス、ポーランドについて確認します。

各国のETFは日本の大手ネット証券で取り扱いのないものもありますが以下の6本です。

    フィンランド:iShares MSCI Finland Capped ETF(ティッカー:EFNL)
    スウェーデン:iShares MSCI Sweden ETF(ティッカー:EWD)
    ノルウェー:iShares MSCI Norway Capped ETF(ティッカー:ENOR)
    デンマーク:iShares MSCI Denmark Capped ETF(ティッカー:EDEN)
    スイス:iShares MSCI Switzerland Capped ETF(ティッカー:EWL)
    ポーランド:iシェアーズMSCIポーランド・キャップトETF(ティッカー:EPOL)

まず直近1年の値動きを見てみましょう。

EFNL-EWD-ENOR-EDEN-EWL-EPOL-VGK-1y-20180701.png

左から、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、スイス、ポーランド、バンガードの欧州株ETF(ティッカー:VGK)になります。

原油価格の上昇を受けてかノルウェーが好調。一方、昨年好調だったポーランドは大きく下がっています。

EU離脱投票からの約2年の期間で見て見ますと、フィンランドやポーランドも好調といえます。

EFNL-EWD-ENOR-EDEN-EWL-EPOL-VGK-2y-20180701.png

細かく変動を見ていくとポーランドの今年に入ってからの失速が目立つのは気になりますね。

EFNL-EWD-ENOR-EDEN-EWL-EPOL-VGK-2y-20180701-2.png

EUと対立してるのも懸念されてるようですが、結構ポテンシャルある国だと思うんですけどね。

個人的にはロシア抜きの東欧ETFあったら投資してみたいんです。

イギリス(EWU)、ドイツ(EWG)、スペイン(EWP)、イタリア(EWI)、フランス(EWQ)、オランダ(EWN) のパフォーマンス


続いてEUのコアになってる6カ国のETFは以下の6本です。

    イギリス:iShares MSCI United Kingdom ETF(ティッカー:EWU)
    ドイツ:iShares MSCI Germany ETF(ティッカー:EWG)
    スペイン:iShares MSCI Spain Capped ETF(ティッカー:EWP)
    イタリア:iShares MSCI Italy Capped ETF(ティッカー:EWI)
    フランス:iShares MSCI France ETF(ティッカー:EWQ)
    オランダ:iShares MSCI Netherlands ETF(ティッカー:EWN)

EWU-EWG-EWP-EWI-EWQ-EWN-VGK-1y-20180701.png

左から、イギリス、ドイツ、スペイン、イタリア、フランス、オランダ、バンガードの欧州株ETF(ティッカー:VGK)になります。

意外なことに直近1年はイギリスが一番パフォーマンスがよいという結果に。


焦点:輝くスペイン、沈むイタリア ユーロ圏国債相場で明暗 | ロイター

今年上半期は、南欧諸国の国債の値動きにかつてないほどの格差が見られた。スペインがユーロ圏の主要国債で最も堅調だったのに対して、イタリアは最悪の相場展開になった。

イタリアよりもスペインの方が経済は順調そうに見えるのですが、株価のパフォーマンスは不調というのも意外な結果です。

EU離脱投票以来の2年で見てみますと、イタリアがトップのパフォーマンス。イギリスはVGKを唯一下回っています。

EWU-EWG-EWP-EWI-EWQ-EWN-VGK-2y-20180701.png

細かい値動き見ますと、今年の5月のイタリア国際急騰で株価は軒並み下がっていますが、震源地のイタリアの次に下がってるのはスペインですので、スペインも火種になるリスクはありそうです。

EWU-EWG-EWP-EWI-EWQ-EWN-VGK-2y-20180701-2.png

しかし、イギリスと他国の株価のパフォーマンス見てたら、差がじりじりと詰まってきているように見えます。

単一国に投資するとすれば、逆張り的にイギリスありなんじゃないかと思うのですけど、VGKで欧州全体に投資をするかというと雲行きは新興国株式並に怪しく、今じゃないと考えます。
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