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関東在住福岡人のまったり投資日記

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2018年上半期アメリカにおけるETF資金流出入ランキングトップ10

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日本のインデックスファンドはコスト面での競争が第三フェーズに入った感があり、eMAXIS Slimとニッセイのインデックスファンドが低コスト競争をリードする展開になりつつあります。

資金の流入の流れもある程度は見えつつあるので、今後はこの2強のコスト競争についていくファンドがあるか?という気がします。

アメリカのETFで見てみると、バンガードとブラックロックのiシェアーズが2強状態ではありますが、老舗のSPDRもコスト競争についてってますし、チャールズシュワブもETFが同様にコストも同レベルです。

日本の場合、急激に低コスト化が進んだため、消耗戦になるのが懸念点ではありますが、アメリカのETFのようなコスト競争の状況になることは歓迎すべきと考えます。

さてここから本題。2018年も上半期が終了したわけですが、低コスト化が進んでいるアメリカのETF市場の動向はどうなっているのか?

コストもiシェアーズとバンガードの競争もありますし、日本のネット証券の海外ETFの取引量の傾向ともまた異なります。

年始に2017年の動向を調べたように、2018年上半期のアメリカ市場のETFの流出入を確認してみようと思います。

2017年アメリカにおけるETF資金流出入ランキングトップ10 - 関東在住福岡人のまったり投資日記

昨年は国内のインデックスファンドが大きくコストダウンし、新規ファンドも多く登場しましたが、一方で大手ネット証券の海外ETFの取り扱いが増えることはなかったですね。投資環境を整えると言う意味でもSBI、楽天、マネックスといった大手ネット証券での海外ETFの取り扱いを増やしてもらいたいと考えています。...


昨年1年ではS&P500が流入トップの状況でしたが、半年経過して傾向は変わったのか?

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2018年上半期米国籍ETF資金流入トップ10~モメンタムETFに資金が流入~


まず上半期の米国籍ETFの資金流入のトップ10から見ていきましょう。

2018-etf-top10-creations-20180707.png

トップはiシェアーズの米国外先進国ETF(ティッカー:IEFA)。2位以下を大きく突き放しています。

続くのがiシェアーズの新興国株式ETF(ティッカー:IEMG)、iシェアーズ 米国短期国債 ETF(ティッカー:SHV)と続いています。

バンガードとiシェアーズのS&P500のETFも4位と6位に入ってますが、傾向として米国外先進国のETF(IEFAとVEA)が目立っています。

米国債のAGGもランクインしているので、債券ETFも流入があったようです。

気になるのは米国小型株のIJRと米国株モメンタムのMTUMですね。モメンタム系のETFにこれだけ資金の流入があるので、バンガードもスマートベータのETF作ったんでしょうね。

バンガード、米国でモメンタムなどの米国株スマートベータETFを設定 - 関東在住福岡人のまったり投資日記

バンガードがVDCなど50本の米国籍バンガードETFを大手ネット証券で開始したのが3年前の2月のことでした。...


2018年上半期米国籍ETF資金流出トップ10


続いて流出のトップ10。

2018-etf-top10-redemptions-20180707.png

SPDRのS&P500、iシェアーズの米国外先進国株式、新興国株式のETFが上位に来ていますが、これは流入で上位に来ているIEFA、IEMGのコストが高いETFで、設定は早いもののコストが高いまま放置されていて、eMAXIS とeMAXIS slimの関係です。

流出上位3つのETFを見ると、コスト面の影響が主因で流出しているといっていいでしょう。

それ以外のETFでは、欧州株と日本株、米国REIT、ハイイールド債、適格社債といいった面子。適格社債のLQDは120ドル台だったのが114ドルまで下がってるのでこの結果になるでしょうね。

ハイイールド債から資金が流出して、米国トータル債券のAGGや短期債のSHVに流入しているのは金利の上昇の影響でしょうけど、ちょっと気になる傾向ではあります。

過去1年で流出入を見てみると・・


参考までに2017年7月からの過去1年で流出入を見てみますと・・

2018-etf-top10-1y-20180707.png

流出入ともにほぼ変わらず。米国株モメンタムETF(ティッカー:MTUM)は昨年から資金が流入しています。

流出を見てみると、原油先物のUSOやヘルスケアETF(ティッカー:XLV)が上位に来てますが、これらは今年に入ってからだとパフォーマンスがいいので上半期では上位に来てないんでしょうね。

日本と異なり米国外先進国のニーズが大きい


上半期や過去1年の傾向を見ておりますと、日本の場合全世界株式のバンガードのVTが人気ですけど、アメリカだと米国外先進国のETF(IEFAやVEA)に資金が流入しているので、ニーズが日本とちょっと違う印象を持ちますね。

VEAの4分の1近くは日本で構成されているのも日本のランキングで上位にこない理由なのでしょうけど、アメリカでは米国外の先進国が投資対象としてある程度重視されてるんでしょうね。

それとiシェアーズの米国株モメンタムETF(ティッカー:MTUM)が上半期や過去1年でこれだけ資金の流入があるのを見ますと、上昇相場でモメンタム効果が大きいとはいえ、日本の大手ネット証券でも取り扱い開始してくれないかなと思います。
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