半年だけ働き、半年旅人なプロサポーターの生き方
サッカーのワールドカップも日曜日に終わりましたが、やはりオリンピックとワールドカップは一度は生で見てみたいと思いますよね。
とはいえ会社勤めをやってる身としてはなかなかできないもの(オリンピックは夏休みと被らせることが比較的可能な日程ではありますが)
4年前のブラジル大会を勤続X年の休みで見に行った人は、「おまえが見に行ったから負けた」とイジられるようなわたしの所属する会社もあるでしょうし。
そんななかで以前から気になっていた半年だけ働くという、半年だけ働き残りの半年は旅して、オリンピックやワールドカップを観戦している村上アシシ氏の本を読みました。
経歴としてはアクセンチュアでコンサルタントを28歳までやって、その後は期間は長短あるものの半年働き、半年旅人でプロサポーター宣言をしていて、サッカー観戦(日本代表、コンサドーレ札幌中心)を世界各地で行っています。
こういう本はあながちさっさとサラリーマンやめてフリーランスになれよ的な本が多い印象ですが、フリーランスとして生きてくのに向いているのはこういう性格の人とか、フリーランスで生きてくために知っていて得な情報が書かれていて非常に良かったです。
とくにサッカー観戦は個人的に同じ趣味ですので非常に興味深いです。印象に残った点をまとめますと3点ですね。
ニーズの高い知識産業でフリーランスとして働く
半年だけ働くということで、「gig(単発の仕事)」と「economy(経済)」を組み合わせたギグ・エコノミー的な方法をとっているのかと思ったのですが、その逆で半年間一つの仕事にがっつりという感じでした。
元々アクセンチュアでコンサルをやってたので作者本人だからこそ可能な部分もあるとは思いました。
ただ、分析力はさすがで、ニーズがあり(人手不足)で需要が有り単金アップも可能なITのコンサルタントで半年働いてるそうです。他にも医療や看護系についても言及されていました。
プロジェクトを2人体制にして半年働くというの実現させたりしてるので、作者のマネージメント面の能力も特筆すべきモノではあるでしょう。とはいえ需要があるのでB2Bの仕事で単金アップも可能というターゲットの選定は正しいなと。
金銭面での話も書かれいて、早く会社辞めろてきではないものの、同じような働き方をする人は増えていて、40代でも同様の傾向があるそうです。
あと5年ぐらいすると他業種でも短期スパンの労働する人が増えていくのかもしれないなと思いました。
この働き方を身につけるには専門性を5年スパンで2つぐらいは持たないといけないでしょうから、他と組み合わせるとどうなるかも含めて普段から考えていかないといけないなと。
意識高く自由に溺れること
半年働くことに関して本の中で3章を割いているわけですが、じゃあ半年旅する部分をどうするのか?
要するに半年仕事で得た「軍資金」を元に、とことん好きなことに意識高く向き合うべきと。意識高く自由に溺れよとまで書いてます。
どうしても働くようになってからというものの好きなことやっててもお金とか仕事のことがちらつくもの。
そういうのを完全に忘れて熱中するのは必要なんだろうなと思いました。
600万かけてW杯出場国を回る世界一蹴の旅までやってるのはなかなかマネすることはできませんがw
30代になってゲームのように全く無関心になるジャンルがあるだけに、熱中できることを考える機会になります。
趣味に関してアウトプットを続けること
最後に印象に残ったのは、趣味に関しては常にアウトプットを意識することを推奨されてました。
サッカーと旅を元にブログを書いて、マネタイズまでしてるのはすごいなと。
コンサルティング業で培った分析能力を活用してJリーグの観客動員数の推移を多面的に分析する記事を書いて、yahooトピックスに採用されたりしています。
そういう意味でも自分の得意なことと好きなことを、前者は仕事、後者は趣味から取り入れてハイブリッド化するって面白いなと思いました。
自分の趣味を考えてみると
個人的に趣味は読書があって、スポーツに関してもホークス、国内外サッカー、競馬は人並み以上の知識はあると考えてます。
もちろん投資に関してもこれだけ調べ物してたら多少なりとも知識はあるわけで。
まぁ、競馬の予想をメルマガで売るとかは、そんなの買うくらいならスポニチを140円で買って万哲の予想見ろで終わってしまうので意味がない。
本業に関しては大っぴらにするつもりはないので、趣味の範囲と投資関連の考えを組み合わせてアウトプットすることを今後は多少なりともやっていきたいと考えてます。
とはいえ本にも書いてありますが、好きなように楽しみながら、稼ぐことが主目的にならないよう注意が必要ですね。


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