JNJ復活の陰でPMが消える。iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV)定点観測 2018年7月
私のNISA枠使用の際に株式では肝になっております、iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV:※東証上場は1589は上場廃止)。
以下のように構成上位企業やセクター別比率を見てきました。
GEとJNJが消えた・・?iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV)定点観測 2018年1月 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
私のNISA枠使用の際に株式では肝になっております、iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV:1598)。以下のように構成上位企業やセクター別比率を見てきました。関連記事:iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV)定点観測 2017年7月...
バンガードの高配当ETF(VYM)と比較して、生活必需品セクターやヘルスケアセクターに偏重していて、組入れ銘柄数を絞っていますので、値動きもVYMと大きく異なることがあります。
個人的には生活必需品セクターやヘルスケアセクターを重視しているので、バンガードのVYMよりも評価して投資をしている状況です。
1月に確認しておりましたが、ちょうど半年経過したので再度確認しようと思います。前回は以下の組入上位でしたが今はどうなっているのでしょうか?
iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV) セクター別比率
まずiシェアーズ米国高配当株ETF(ティッカー:HDV)のセクター別比率について見ていきましょう。

生活必需品セクターとエネルギーセクターと2トップ状態だったのが、ヘルスケアセクターが加わって3トップ状態となりました。
4番目の電気通信まで含めると、上位4つのセクターで7割超えの比率となっています。
HDVで主要な6つのセクター(生活必需品、エネルギー、ヘルスケア、情報技術、公益事業、電気通信)の推移をまとめると以下の通りです。

ヘルスケアセクターの比率が急上昇してその分、情報技術セクターが減少しています。
しらばくエネルギーセクターと生活必需品セクターの比率が20%を超えていましたが、久々に両方20%を切っています。
iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV) 組入上位10社
iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV)の組入上位10社は以下の通りです。

相変わらずエネルギー2トップのエクソン・モービルとシェブロン、電気通信のAT&Tとベライゾンが目立ちます。
コカコーラとペプシは久々に上位に顔を出した印象です。
直近5年の組入れ企業トップ10の推移で見てみますと・・

上位の顔ぶれはあまり変化がなく、一度上位から消えた銘柄が復活することも結構あります。
そんななか、半年前は消えたジョンソン&ジョンソン(JNJ)が復活。これがヘルスケアセクターの比率の上昇につながっています。
一方で、ずーっと組入れられていたフィリップ・モリス(PM)は完全に外れました。
ここ1年で30%近く下落していて、HDVはどうやらパフォーマンスなどを見て銘柄を入れ替えてるようです。
他の配当系ETFと直近1年のパフォーマンスを比較してみた
では、iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV)のパフォーマンスはどうだったのか?他の配当系ETF、S&P500と直近1年で比較してみました。
ウィズダムツリー 米国株 高配当ファンド(DHS)
バンガード・米国増配株式ETF(VIG)
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)

S&P>VIG>VYM>HDV>DHSという結果に。生活必需品セクターの比率が高いHDVとDHSのパフォーマンスがS&P500と比較しても悪いという結果に。
とくに2月の暴落から生活必需品セクターの調子がよくないのでその傾向が顕著になっています。
逆にVYMは比較的セクターの偏りが小さく、銘柄数も多いので分散が効いているため、HDVよりもパフォーマンスがよくなっていると考えます。
ここ1年半ぐらい高配当株が冴えない状況ですが、状況が変わるとまた景色も変わるでしょうし、エネルギーセクター見てたら不調は続いて数年ぐらいという印象をもちますので、いまは状況が変わるのをしばらく待ちたいと思います。
AT&Tが上位から消えて、いつの間にかロッキード・マーチンが追加。iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV)定点観測 2019年1月 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
私のNISA枠使用の際に株式ではコアになってる、iシェアーズ米国高配当株ETF(ティッカー:HDV)は銘柄の入れ替えも比較的多く、セクターの比率も変動が結構あります。ということで前回からどれくらい変化があったのか確認していきます。...


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