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関東在住福岡人のまったり投資日記

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「ファンベース」から学ぶ、20%のファンと4%のコアファンの心をつかむ重要性

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わたしが音楽を聴き始めたのは94年頃でして、CDの売上はそこから一気にピークに達する時代でした。

当時は評判のCMやドラマの主題歌になればヒットの確率はかなり高いという感じでしたが、いまやCMやドラマ経由のヒットは少なくなっていますし、消費の速度も速いので飽きられるのも相当速くなります。

とはいえ長年生き残ってるアーティストはいますし、売れ続ける商品も存在しているわけです。時代に合わせつつも自分のファンをいかに引きつけ続けるかが重要になんでしょう。

たとえばアニメなんかだと2000年代まではソフトを売るっていう感じでしたが、いまはイベント+海外配信などに収益もシフトしつつあります。


いかにファンを楽しませて惹きつけるという意味で作品の舞台の自治体と組んだり、企業と組むあたらしいパターンを模索しているケースも増えてるかなと。

まぁ、企業のタイアップでJRAから全面協力得られてない、一部大手生産者や馬主と揉めた、ゲームの配信が伸びるの三十九だったはずのウマ娘が売れたりしてるので、どう転ぶかも読めないのが最近の傾向かなと。

アニメだけではなくいろんなジャンルにも通じるわけですが、パレートの法則という全体の20%の優良顧客が売上の80%を占めるわけです。

いかにファンから支持されて長く売れ続けるかが重要となってくるわけです。


そんなヒントがないかということはいろんな業界の人も知りたいところ。

で、書籍を探しておりましたら「ファンベース」というタイトルに惹かれて読んだところ、いろんなものに通じるものがありました。

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ファンベースがなぜこれから重要となるか


著者の佐藤尚之氏は電通でネット広告などに関わったあと独立した人です。

日本はこれから少子高齢化で人口が減少していきますので、当然パイは減りますし、高齢化に伴いあたらしいものに興味を持つ人も減っていく可能性がありますからね。

佐藤氏曰くそんな時代だからこそ以下の3点でファンベースが大事だと。

  • ファンは売上の大半を支え、伸ばしてくれる
  • 時代的・社会的にファンを大切にすることが重要になってきてる
  • ファンが新たなファンを作ってくれる

ファンベースとは「ファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売上や価値を上げていく考え方」を意味します。

単発的な施策も情報過多で流れていってしまうリスクがあるだけに、中長期的な視野で取り組んでいく必要がある時代なのかなと読んでいて考えました。

ファンの支持を強くするために必要なこと


では、ファンの支持を強くするために必要なことはなにかということで、3章と4章でそれぞれ3点挙げられていました。

  • 共感→価値自体をもっとアップさせる→熱狂
  • 愛着→もっと他に代えがたいものにする→無二
  • 信頼→提供元の評価・評判をもっとアップさせる→応援

コアファンとファンから「共感」「愛着」「信頼」を得られるようにして、さらにそれぞれをアップデートして「熱狂」「無二」「応援」まで持って行く具体的な施策が書かれています。

また、カゴメやアップル、広島カープといった具体的な事例もあげられています。

その中でとくに共創するという事例はなるほどなと思いましたね。

ある意味コアファンと一緒に深くなりすぎずアップデートできるので、「共感」「愛着」「信頼」を「熱狂」「無二」「応援」へと進化させることができる事象だなと。

この本の中にコアファンが暴走するというリスクの観点が抜けてるのは気になりましたが、商品開発の意味でも参考になる点は多い印象を持ちました。

スポーツ関連の理想のファンベース像


「ファン」というとどうしてもスポーツを想像してしまいますが、スポーツチームの場合って苦難を経てより強固なファンベースが築かれるという印象ですね。

長期低迷→黄金期→長期低迷と来ていま黄金期の広島カープや、チームが移転してなくなる→別の弱小チームが来る→有名監督とスター選手が来てじわじわ強くなる→黄金期のソフトバンクのような地方のアイコンと化してますし。

これに政治などが絡んで唯一無二になったのがサッカーのバルセロナだと思います。

個人的に独自の取り組みで観客動員を増やし続けている川崎フロンターレってある意味ファンベースの理想的なものかなと。

知人関連で年1回は見に行ってるんですが、「桐谷さんと自転車で競争」「山本昌とラジコンで競争」「F1カートラック一周」などハーフタイムでやってて他のスポーツチームとは違って突き抜けてる感がありますからね。

地元のスポンサー(東急)も活かした選手紹介とかもやってますし。


Jリーグで過去10年鹿島の次に安定して強いチームですし、日本代表歴を持つ選手が多数いるというのもありますが、イニエスタやトーレスがいるわけでもないのに夏場の試合でもチケット完売状態ですからね(鳥栖戦見に行こうとしたら二週間前に完売)。

ある意味ファンベースの理想なのかなと。

日本のスポーツチームはまだまだファンベースの構築ができてないチームもあるだけに、この本に書いてある内容を活かしてスポーツ界を盛り上げていってほしいです。

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