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関東在住福岡人のまったり投資日記

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海外ETF

S&Pのセクター分類の変更内容が判明。コミュニケーションサービスセクターはGoogleとFacebookが半分を占める

change-sector-20180905.jpg

昨年、2018年9月から「電気通信セクター」が廃止され、新たに「コミュニケーションサービスセクター」が新設されることが発表されていましたが、バロンズにその概要がまとめられていました。


A Market Shakeup Is Pushing Alphabet and Facebook Out of the Tech Sector - Barron's

S&P and MSCI are overhauling how they categorize companies into areas like technology and consumer discretionary. The shift has broad market implications.

【バロンズ】S&Pが産業分類変更、投資どうする

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とMSCIが世界産業分類基準(GICS)、すなわち現行のセクターを大幅に変更するという話でしたが、S&Pは9/28に、MSCIは12/3をもって指数を再構成する模様です。

MSCIは各国のETFもあるので数カ月遅れなんでしょうね。

バンガードの3本のセクターETF(VCR,VGK,VOX)がMSCIのセクター分類の変更に対応 - 関東在住福岡人のまったり投資日記

昨年、2018年9月から「電気通信セクター」が廃止され、新たに「コミュニケーションサービス」が新設されることが発表されていました。ベライゾン(VZ)とAT&T(T)に偏重している電気通信セクターを廃止して、ハイテク銘柄やメディア・娯楽、ゲーム関連と併せてS&P500指数全体の比率を2%程度から10%程度まで引き上げる予定です。...

バンガードのセクターETFはMSCIのセクター分類に対応しますので、12月までかかることになりそうです。

バンガードは以前、この移行は数年前の新興国株式の移行の時にも問題なかったので大丈夫だと発言してました。

バロンズの記事を読んでおりますと、GoogleやFacebookの移行の前後の比率がわかりやすく掲載されていましたので、その情報をもとにまとめてみました。

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GoogleとFacebookが抜けたあとはアップルとマイクロソフトの2強な情報技術セクター


まずはS&P500内の比率が高まりすぎて再編対象となった情報技術セクター。

technology-sector-before-20180905.png

現状はアップル、Google、マイクロソフトの3強という形になっていて、フェイスブックが4番手という状況。

technology-sector-after-20180905.png

これが再編でアップルとマイクロソフトの2強状態となります。

とはいえVISAやマスターカード、Cisco、NVIDIAなど組み入れ比率がそこそこな銘柄にも魅力的な企業はある印象。

GAFAを読んでアップルの評価は個人的に上がったので、この面子にGoogleが残っていれば情報技術セクターに投資してもいいかなと思わせるものがあったんですけどね。


Amazonの1強化に拍車がかかる一般消費財サービスセクター


続いて、Amazonの1強化に拍車がかかっている一般消費財サービスセクター。

直近1年でAmazonの同セクター内での比率は倍になっている状況。

Amazonの時価総額の上昇っぷりを調べてみると想像以上だった - 関東在住福岡人のまったり投資日記

AIやビッグデータの活用で、ネット上から過去のデータを容易に入手できる環境が整いつつありますが、やはりデータを持っていて損はない時代はまだ続くんじゃないかと考えます。...

株価が2000ドルタッチした現状では、27%と4分の1以上を占めていて、2番目のホームデポの4倍になっています。

consumer-discretionay-sector-before-20180905.png

今回のセクターの再編でディズニー、コムキャスト、21世紀FOXなどがコミュニケーションサービスセクターに移行されるため、Amazonの比率は一気に35%まで大きくなります。

consumer-discretionay-sector-after-20180905.png
このまま株価が上昇していくと4割超えもそう遠くなさそうな印象ですが・・

新しくできるコミュニケーションサービスセクターの構成はこうなった


そして、情報技術セクターと一般消費財セクターからの移行組に電気通信サービスセクターのAT&Tとベライゾンが合わさったのが新規にできるコミュニケーションサービスセクターです。

communication-service-sector-20180905.png

組み入れ比率を見ると、Googleとフェイスブックでほぼ半分を占めていて、AT&Tとベライゾンが8%程度で続く形に。

情報技術セクターや一般消費財サービスセクターとは異なり、組み入れ上位10社が占める割合は高くなっています。

コミュニケーションサービスセクターに投資したいかというとこの面子だとあまり魅力的ではないかなと個人的には感じますが、持ってるコンテンツと5Gになったときに必要な通信施設を持ってるのは多少強みであると考えます。

今回の再編でセクター間の偏重が大きくなっていたものが修正されたことになります。

SP500-share-20180905.png

とはいえ情報技術セクターの比率が抜けてる状態は変わらず。

他と一緒になりにくい業種とはいえ、この先さらに情報技術セクターの比率が高まると、素材とか公益事業あたりも含めた再編がある日もそう遠くないかもしれません。
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2 Comments

binboinvest says...""
日本で暮らしているとAppleはモノを売る力はあってもコンテンツ配信事業では他社のナンバーワンに負け、AIの性能でも負け、と先行き不安なように見えますが米国から見ると優良企業そのものなんでしょうか。
米国株付きの人たちもAmazonやMicrosoftは持っているがAppleを持っている人は(バフェットが保有しているにも関わらず)あまり見かけないのですがそういった印象も理由の一つでしょうか。
と、記事の主旨とは少しずれてしまいましたが、気になったところの感想をコメントさせていただきました。
2018.09.06 18:39 | URL | #- [edit]
garboflash says...""
binboinvestさん

たしかにApple持ってるひとは余り見ない印象ですね。
わたしも先行きはありそうな健康関連の商品もGoogleに負けると思うので先は不安な面があると考えます。

ただGAFAを読むと、

①ジョブズという教祖を崇める宗教化している。
②アイコン的な創業者、職人気質、メーカー直営の垂直統合、世界展開、高価格という高級ブランドの5条件を満たす。

贅沢品ブランドとして地位によって生きながらえる可能性や世界中のどの企業よりも深い堀を巡らせてるという指摘でした。
実際にアメリカ国内だとまた違った見え方がするのかもしれません。
2018.09.06 22:54 | URL | #- [edit]

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