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関東在住福岡人のまったり投資日記

関東在住の三十路福岡人が海外ETF、インデックスファンド等の投資について語ります
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EXE-i(SBI)

全世界株式と全世界債券に投資するSBIグローバル・バランス・ファンドが設定へ。初期のポートフォリオの過去のパフォーマンスを調べてみた

SBI-global-balance-20180915.png

楽天証券が7月にバランス型ファンドを設定した後を追うようにSBI証券もバランス型ファンドを新規に設定します。

参考記事 >> SBIアセットから全世界株式+債券のバランスファンド登場。このタイプも競争激化か

昨年も楽天証券が楽天バンガードを発表したあとに、かぶせるようにSBI証券のEXE-iつみたて(現SBIインデックスファンド)を設定しましたので、完全に後手後手の印象を受けますが。

気になるのは7月に設定された楽天バンガードのバランスファンドの状況なんですよね。


rakuten-vanguard-balance-20180915.png

運用開始2ヶ月程度で資産規模が1億程度のレベルです。バランス型ファンドの需要もいきつくところまでいってる印象ですが。

日本でそれなりに知名度のあるバンガードがセミナーなんかでもオススメしていた株式と債券の配分のバランスファンドなんですけどね。

EXE-iつみたてシリーズはeMAXIS Slimシリーズに近い?SBI証券、EXE-iシリーズで新たに先進国株式のファンドを設定へ。 - 関東在住福岡人のまったり投資日記

楽天バンガードから要望も大きかった米国高配当株式インデックス・ファンドが登場した際に、次に出てくるファンドは何か?という話になりました。...

販路の拡大がいまひとつ進んでいない印象がありますが、SBIインデックスファンドブランドとして競争激化しそうなバランス型ファンドに撃ってできたのは意外でした。

調べてみるとこのファンド、バランスの比率は変動させる方針ですのでちょっと他のファンドとは経路が異なる印象を持ちました。

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SBIグローバル・バランス・ファンド概要


設定日は10/4、経費率は0.2891%、販売会社はSBI証券となっています。

EXE-iシリーズの流れをくんでいますので、ETFでポートフォリオを生成しているのかというと初期はETFのみですが、インデックスファンドにも投資する可能性があります。

投資対象となる9本のETFやインデックスファンドは以下の通りです。

投資対象投資先ファンドorティッカー投資先経費率組入比率
国内株式1475(iShares)0.06%2.6%
米国外先進国株式SPDW(SPDR)0.04%10%
米国株SCHB(シュワブ)0.03%22.4%
新興国株式SPEM(SPDR)0.11%5%
国内債券MUAM日本債券インデックスファンド※--
国内債券2510(野村)0.07%-
米国外債券BNDX(バンガード)0.11%20%
米国債SCHZ(シュワブ)0.04%30%
新興国債券VWOB(バンガード)0.32%10%
※適格機関投資家限定

現状、国内債券のETFやファンドに投資をしていませんが、株式・債券ともに、「リスク・リターンの最適化等を考慮して」資産配分を決定するそうですので、その辺がeMAXIS Slimの8資産均等型の経費率0.159%よりも高くなってる要因の一つでしょう。

一応新興国株式と国内株式が1割、米国株と米国債が2割~3割ですけど、相場によっては開始時の国内債券のように投資しないということもありえるファンドでしょうね。

現状債券の比率が6割でやや守りを固めているという感じでしょうか?

ある意味アクティブファンドのような側面のあるファンドともいえるでしょう。

初期のポートフォリオの過去のパフォーマンスを見てみると


国内株式のiSharesのTOPIX ETF(1475)をEWJに置き換えて、初期のポートフォリオで過去のパフォーマンスがどうだったのかを調べてみました。

比較対象として、楽天バンガードの均等型に似たVT:BND:BNDX=2:1:1というポートフォリオを使います。
portfolio-allocations-20180915.png

こうしてみると初期のポートフォリオはSBIグローバル・バランス・ファンドは複雑な感じなっています。

portfolio-growth-20180915.png
portfolio-returns-20180915.png

実際のパフォーマンスを見ると楽天バンガードの均等型に近いパフォーマンスになりました。

ただ、この後「リスク・リターンの最適化等を考慮して」ポートフォリオは修正されるでしょうから、それが吉とでるかは運用がどれだけやれるかといったところでしょうね。

バランス型ファンドも出そろった状況で、今後はより細分化されたジャンルのファンドが登場してきそう


eMAXIS Neoシリーズが登場したように、インデックスファンドのコスト競争も行き着くところまでいった印象ですので、今後はよりディープというか細分化されたジャンルのファンドが登場してくるかなと思います。

eMAXIS Neoシリーズから「遺伝子工学」「宇宙開発」「ロボット」が登場するので、類似ファンドのパフォーマンスを調べてみました - 関東在住福岡人のまったり投資日記

先月が発表がありましたが、来週8/6から革新的なテーマを対象とする様々な特徴ある指数に連動することを目指すeMAXIS Neoシリーズとして、新たに「遺伝子工学」「ロボット」「宇宙開発」の3本のファンドが設定されます。...

まぁ、まだセクター別のファンドやスマートベータ系のファンドはあまり登場してきていないので、いま各社検討中なのかもしれません。

楽天バンガードの動向見ると、楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドが13億で、楽天・全米株式インデックス・ファンドと楽天・全世界株式インデックス・ファンド以外では唯一10億を超えてるファンドです。

配当系はそれなりに需要がありそうですが、他のジャンルの需要に関しては新興国株式や米国外先進国の需要も微妙な状況ですので、新規ファンドの設定はそれなりに冒険になりつつあるかなという印象です。
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