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バンガードETF

バンガード・米国資本財サービスセクターETF(VIS)はエンジン・航空・戦闘機・機械・戦車が詰まったセクターETF

VIS-vanguard-20180916.jpg

S&Pのセクター分類が変更されて、コミュニケーションサービスセクターが新設されます。MSCIも12月に再構成が完了しますので、これまでとはセクターごとの傾向も変わってくるでしょうね。

S&Pのセクター分類の変更内容が判明。コミュニケーションサービスセクターはGoogleとFacebookが半分を占める - 関東在住福岡人のまったり投資日記

昨年、2018年9月から「電気通信セクター」が廃止され、新たに「コミュニケーションサービスセクター」が新設されることが発表されていましたが、バロンズにその概要がまとめられていました。 ...

とはいえ今回再編があったのは、一般消費財、情報技術、消滅する電気通信という3つのセクター。

それ以外のセクターは従来通りとはいえ、以下のような景気循環との関連性の図も変化があるかもしれません。

sector-rotation-20180917.png引用元

さて、半年毎にセクター別のパフォーマンスを調べていますが、いままで詳細に調べていなかったのが資本財セクターです。

2018年上半期の米国セクター別パフォーマンスを確認 - 関東在住福岡人のまったり投資日記

昨年は1年を通して株価が上昇傾向でしたし、ボラティリティも低位安定。上昇相場に慣れ切った状況で今年2月の株価の調整は、いまだニューヨークダウが2月初めの株価を超えてていない状況では、驚いた人も結構いるんじゃないかと。...

上半期はあまり冴えない状況でしたが、エンジン・飛行機・戦闘機・機械・戦車あたりの産業ですので、歴史や科学的なものが好きな人からしたら興味深いセクターです。

これまでは詳細を調べてきませんでしたが、セクターローテーションの図でいう資本財セクター(工業)は景気が強く金利が上がりつつあるけどそこまで高くない状況下では黄色の部分に注目したいなと。

ということで、バンガード・米国資本財サービスセクターETF(ティッカー:VIS)についてまとめてみました。

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バンガード・米国資本財サービスセクターETF(VIS)概要


まずはバンガード・米国資本財サービスセクターETF(VIS)の概要について見てみましょう。

ティッカーVIS
ベンチマークMSCI USインベスタブル・
マーケット・資本財・サービス25/50インデックス
経費率0.10%
銘柄数351
PER19.7
分配金利回り1.52%

PERは20%近くとやや高めの現状です。

分配金利回りは他のセクターと比較すると低めといえるでしょう。

バンガード・米国資本財サービスセクターETF(VIS)構成上位企業


次に主な構成企業についてみてみましょう。

VIS-top10-20180917.png

ボーイング、ハネウェル、ユナイテッドテクノロジー、ロッキードマーチンといった航空関連から、ユニオン・パシフィック鉄道、ユナイテッド・パーセル・サービス、フェデックスといった貨物航空といった知名度の高い企業で構成されています。

一方で、最近大きく下がっているゼネラルエレクトリックも含まれています。

S&P500を大きくアウトパフォームしている航空関連も多いので、セクターのパフォーマンスも気になるところです。

バンガード・米国資本財サービスセクターETF(VIS) 過去のパフォーマンス


ということでVISの過去のパフォーマンスを調べてみました。

まずは過去1年S&P500と比較してみました。

VIS-SPY-1y-20180917.png

GE(ゼネラルエレクトリック)が不調だった影響か直近半年はS&P500に負けている状況です。

いまは組入れ4%程度ですが、株価は相当下がっていますので、以前はボーイングの次くらいの比率だったんでしょうね。

VIS-SPY-14y-20180917.png

長期のVIS設定来の14年で見ると資本財セクターの特徴がわかりやすいですね。

株価が上昇しているときはS&P500よりも上昇していることが多いですので、調整的に株価が下がったとき(2008年のリーマンショック、2011年頃、2015年後半頃)にS&P500と差が縮小していることがわかります。

航空や鉄道、機械など比較的しっかりとした企業が多い印象ですが、景気に敏感な特徴があると言って良いでしょう。

これを見るといまはS&P500を上回っている状況ですから、アメリカの景気はよいということでしょうね。

まとめ

  • バンガード・米国資本財サービスセクターETF(VIS)はエンジン・航空・戦闘機・機械・戦車で構成されている。
  • 分配金利回りは他のセクターと比較しても低め。
  • GE(ゼネラルエレクトリック)の株価が絶不調だがそこまで影響を受けているようには見えない。
  • 景気に敏感な特徴があり、景気が悪くなると下落幅も大きい。
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