サクソバンク証券が手数料最安で米国株、中国株、欧州株の取り扱いを開始。DRIPもできるし、欧州株も気になる。
昨日まで休日出勤でブログを書けない状況でしたが、ビッグニュースがありましたね。
デンマークの証券会社であるサクソバンク証券が手数料最安で米国株、中国株、欧州株の取り扱いを開始しました。
しかも業界最安値で、中国株や欧州株の取り扱いも開始されます。
欧州株の取り扱い開始は、欧州の大手企業への投資に興味がある人間としては非常に大きいですね。
デンマークの会社なので欧州株の取り扱いはわかるけどなんで中国株?と思われますが、昨年から中国民営自動車大手の浙江吉利控股集団が買収を進めていて、9月14日の日経には買収決定の記事も出てました(中国・吉利、フィンテックのデンマーク社買収)
業界最安というのは日本大手3社と比較してもなのか?という疑問を持ちますが、ご丁寧に公式サイトで掲示されてました。とあり扱い手数料ともにレベルが違います。
サクソバンク公式引用
ちなみに銘柄検索は以下からできるのですが、取り扱い対象はETFも含まれています。日本で買えないETFで、日本中探したら100人くらいは取り扱い開始してくれと思ってるモメンタムETF(ティッカー:MTUM)もありました。
銘柄検索
これはと思わせるものはありますので、年内様子見で来年から証券口座開設でも遅くはないかと個人的には考えます。
上記の米国株の手数料なんか見てもネット証券大手3社はある程度予定調和的なものを感じるものになってますので、外圧がかかってサービスの改善が進むことは歓迎すべきでしょう。
さて、サクソバンク証券を使うにあたってメリットとデメリットは何か?まとめてみました。
サクソバンク証券のメリット・デメリット
他の証券会社と比較してもメリット・デメリットをまとめますと以下の通りです。
- 欧州はETF含んで0.10%、香港0.25%、上海・深圳0.15%と米国株以外も手数料が安い。
- 取引銘柄が米国株でも段違い。
- 日本の大手ネット証券では買えない米国籍ETFや欧州籍のETFの購入も可能。
- 注文方法が成行・指値・逆指値・トレイリングなど多彩。
- FXやCFD取引も可能
- 個別株のカラ売りも可能
- 配当金再投資(DRIP)に対応している。
ざっと調べた限りこれだけあります。とくに中国株、欧州株含めて配当金再投資(DRIP)に対応しているのが特徴ですね。
配当金が貯まってきて機会損失を考えるものの、手動で再投資にはタイミングが気になるという人にとっては大きいでしょう。
一方で、デメリットもあります。
- 特定口座がない。
- 円貨決済しかない。
- 米国株式の配当課税は30%だが、軽減税率を適用する為の申告書を提出する事で税率は10%になる。
円貨決済しかないのは日本にいるから個人的には問題ないのですが、特定口座がないうえに、配当課税に関しては大手ネット証券とは異なり書類の提出が必要というのは面倒ではあります。
質問に対する対応などもまだ整えられて内容ですので、デメリット面を考えてから証券口座の開始について動いたほうがいいでしょう。外圧がかかりましたので、大手ネット証券が徐々に対応していく可能性もありますからね。
気になる欧州株をピックアップ
とはいえ欧州の個別株へのアクセスができるということは大きいと考えます。
VTなんかの組み入れで日本が2番目で3番目がイギリスという状況ですが、イギリス、フランス、スイス、ドイツ、北欧あたりを足し合わせると大きな市場の一つとなりますからね。
個人的に注目したい企業はドイツとスイスの以下の会社ですね。
- SAP(ドイツ)
- シーメンス(ドイツ)
- バイエル(ドイツ)
- ネスレ(スイス)
- ノヴァルティス(スイス)
- ロシュ(スイス)
ドイツは業種の分散も可能で情報技術のSAP、複合企業のシーメンス、製薬のバイエルあたりに興味がありますね。
生活必需品セクターやヘルスケアセクター重視の個人的な考え方からスイスの大手3社も気になります。
一方で、スイスは情報技術産業に力をいれてるようですので、今後を考えるとスイスはETFでもいいかなと考えています。
サクソバンク証券なら大手ネット証券で取り扱いのない「iShares MSCI Switzerland Capped ETF(ティッカー:EWL)」買えるようになりますし。北欧(デンマークやスウェーデン)のETF購入できるのも大きいですね。
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