iFreeから新規に日本小型株、レバレッジNASDAQ、メディカルデバイス3本のファンドが登場
eMAXISシリーズがあらたにeMAXIS Neoシリーズを登場させて、従来のインデックスファンドとは毛色が異なるファンドを登場させつつありますが、eMAXIS同様にアクティブ要素も含めたファンドを登場させてるのがiFreeシリーズです。
そんなiFreeシリーズから当たらに3本のファンドが今週設定されます。
iFreeからユニークなファンドが3本登場
登場するのは「iFreeNEXT 日本小型株インデックス」「iFreeレバレッジ NASDAQ100」「iFreeActive メディカルデバイス」の3本。
既存のiFreeシリーズ以外にNEXT、レバレッジ、Activeというシリーズ内で4つの区分にする方針のようですね。
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ということで新規設定3本のファンドの概要やiFreeシリーズの現状について調べてみました。
日本小型株、レバレッジNASDAQ、メディカルデバイス3本のファンド概要
ファンド名 | 概要 | 信託報酬 |
iFreeNEXT 日本小型株インデックス | TOPIX採用銘柄のうち、時価総額及び流動性の上位500銘柄を除く銘柄 | 0.432% |
iFreeレバレッジ NASDAQ100 | 対前日比でNASDAQ100の2倍の値動き(ドル建て) | 0.972% |
iFreeActive メディカルデバイス | 「医療関連機器、技術等関連株式」に10~20銘柄程度 | 1.1988% |
iFreeレバレッジ NASDAQ100とiFreeActive メディカルデバイスは販売手数料がかかる上に、後者は10年後に信託期限が設定されているため長期投資向けとはいえないですね。
日本小型株インデックスはなかなか面白いと思いますが、EXE-i グローバル中小型株式ファンドの経費率が0.33%なのを考えますとコスト面もやや高めという印象。対象は悪くないのですが。
レバレッジに関しては対象は悪くないと考えます。
あとは、iFreeActive メディカルデバイスですが、10~20銘柄に絞るのはともかく、「医療関連機器、技術等関連株式」にしぼるだけではなくバイオや製薬も含めてぐらいの方がいいんじゃないかと思うんですけどね。
iFreeシリーズの総資産の現状は?
新規ファンドの設定に積極的ですが、iFreeシリーズの総資産の状況はどうなっているのか?
まずはiFreeオリジナル。

8資産バランスが100億近くで、50億を超えているのはニューヨークダウとS&P500のみであとは多くて数十億レベルという状況です。
では、今年の2月に設定されたiFreeNEXTの状況はどうかというと・・

FANG+は13億とそれなりに資金が集まってますが、バイオテクノロジーとNASDAQは4~5億程度の状況です。
レバレッジは既存のS&P500が2.78億円で、iFreeActiveのファンドは1億台という状況。
eMAXIS、ニッセイ、楽天などの競合の影響で既存のインデックスファンドでは劣勢気味であるため、新規の開拓に積極的なのはわかるのですが、資産総額が10億届くのにかなり時間がかかりそうなファンドが乱立するのは大丈夫かなと思いますが・・
三菱UFJ国際投信と同様のマーケティング結果かもしれませんが・・
三菱UFJ国際投信とのミーティングで関係者の方と話をする機会がありましたが、第2の波スマートベータを超えて第3の波ということでeMAXIS Neoが設定されたとのこと。
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ただ、eMAXIS Neoシリーズも総資産額が4~6億という状況ですので、ニーズをつかみきれてるのかなと。
通常の指数に連動するインデックスファンドのコスト競争は行きつくところまで行った感がありますので、先の展望は難しい状況ではありますが、個人的にはもっと他に出すべきファンドがあるんじゃないか?という印象です。


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