現状のVIX指数(恐怖指数)がどのレベルか確認してみた
10月に入りまして株価が7%ぐらい下落した状況で、危機の前触れか?という識者もちらほら現れ始めています。
一応まだ株価が踏みとどまっている状況ではありますが、市場の空気的なものは先月の楽観からは後退した印象です。
そういう市場の空気を把握する上では、「VIX指数(恐怖指数)」が参考になるかと思います。
VIXとは、「ボラティリティ・インデックス(Volatility Index)」の略称で、投資家心理を示す数値として利用されいます。
一般的にVIX指数の数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っていて、平時は10~20くらいの間を推移します。
VIX指数と主要米国株(配当王等)の相関性を調べてみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
VIXとは、「ボラティリティ・インデックス(Volatility Index)」の略称で、将来の投資家心理を示す数値として利用されており、一般的にVIX指数の数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされています。...
現状について確認してみました。
直近7年のVIX指数の推移
リーマンショック前後の1年はVIX指数が文字通り突き抜けているので相場が比較的平穏だった2012年からの推移を見てみましょう。

こうしてみるとアベノミクス相場になった2013年が比較的落ち着いていて、2017年が異様に静かな相場だったことがわかりますが、それ以外はVIX指数が急上昇する局面が年1回は発生していることがわかります。
チャイナショックと原油安で1年くらい株価が冴えなかった時期並みに、今年の2月の調整局面ではVIX指数が上昇していたことがわかります。
ちなみに10月で大きく下げた日はVIX指数が25近くまで上昇していましたが、いまは20付近まで下がっている状況です。
リーマンショックの2年前からで現状を見てみると
比較的長期で見てみるとどうなのかということで、リーマンショック前の2006年からのVIX指数の推移を見てみましょう。

リーマンショック時に大きく跳ね上げてますが、その前にも予兆的な動きはあったということですね。
そして、昨年の2017年がいかに低水準であったかがわかります。
2006年から2007年頃にかけて2006年はVIX指数が低水準で徐々にVIX指数が2007年にかけて上昇しているのを見ますと、韻を踏んでないか?と思うところもあります。
ただ、このままVIX指数が下がるようですと相場も落ち着きを取り戻しそうな印象です。
S&P500とBNDとの相関を見てみると
最後にS&P500と債券とのBNDの創刊を見てみましょう。

基本的にVIX指数が跳ね上がってその後下落した後にS&P500は上昇しているので購入する機会ではあるように見えます。
ただ、頻繁にVIX指数の上昇が起こるとしばらくは株価が横ばいになっています。
個人的にはVIXが平穏なときにBND、跳ね上がったときにS&P500を購入すればという考えがあるのですけど、金利上昇局面だとBNDに投資するのが上手くいくのか不安にも思えてきますが・・
ともあれポートフォリオ的に株式の比率が予想よりも大きくなってるのが現状。VIX指数が落ち着くようでしたら、いつのまにか2ヶ月切った冬のボーナス分の投資も債券を多めにしたいと考えています。


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