ここまで下がるとBND、LQD、BLV、TLTあたりの債券ETFに手を出したくなる
月が変わりまして先月末時点の総資産の集計を行いました。
自動化可能ではあるのですが、各資産の状況を確認してインプットしておくために手動でやる部分も残しています。
そこで所有しているインデックスファンドや海外ETFを見ても前月比で下がってるファンドばかりでしたね。
10月の株価大幅下落のときに調べた傾向から変わっていなかったですね。
久々に日米の株価が大幅に下落したので、10月の米国株や米国債のパフォーマンスを調べてみました - 関東在住福岡人のまったり投資日記
先月米国小型株が8月末から下がっていたりとやや気になる兆候が出ていましたが、今週世界中の株価が大きく下がりましたね。...
現状からさらに金利が上昇する可能性もありますので、価格が下がるのはわかるのですが、一時から結構下がったのを見ると逆に投資の機会では?と思えてくるんですよね。
性格的にひねくれ要素がある上に、競馬の予想も人気薄を拾うという意味で人気が下がった馬を狙う傾向があるので、個人的に投資してもよいかなと。
冬のボーナスも近づいてきてますので、いずれにせよ来月投資をする予定ですが、比率を増やしても良いかなと考え始めているので、過去の債券ETFの水準を確認してみました。
過去の債券ETF(BND,LQD,BLV,TLT)の価格の水準を調べてみると
では、現状の債券ETFの状況を見てみましょう。
iシェアーズのAGGはバンガードのBNDとほぼ値動きが変わらないので、以下の4本を過去5年や10年で値動きを確認してみました。
- バンガード・米国トータル債券市場ETF(ティッカー:BND)
- バンガード・米国長期債券ETF(ティッカー:BLV)
- iシェアーズiBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF(ティッカー:LQD)
- iシェアーズ米国国債 20年超 ETF(ティッカー:TLT)
まず過去5年で見ました。

トータル債券のBNDと適格社債のLQDはマイナスになってます。とくにBNDは値動きが小さい中では結構大きなマイナスの印象です。
5年来でマイナスになってるのは金利政策の転換がこの間にあって、金利が上昇してるのが要因ですが過去10年となるとどうなのか?

過去10年だとBNDと超長期債のTLTはマイナスですが、LQDとBLVはプラスの状況です。

BNDを過去を2007年まで見直してみると、リーマンショック前の状況下ではプラスなんですね。
リーマンショック時に70ドルなどもありましたが、金利がまだ上がって価格が下がる可能性はあるものの、この10年で見ても結構安くなった状態なんじゃないかと。
誰も騒いでいないときこそ投資機会ではないか?
株式と違って値動きが小さいだけにここまで下がるとという考えもあります。
もちろん株式同様価格は変動してマイナスになることもありますし。
ただ、いずれ20%を超える株価の調整が起こると思いますが、そのときのプロテクター役をなにに期待するかというと債券かなと。
金もありますが、10%超えて所有するほどではないかなと考えています。金重視のレイ・ダリオですらポートフォリオの7.5%程度で債券中心を推奨していますし。
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仮想通貨の価格とGoogleの検索数は比例しているように、皆が投資先として過熱した状態になりますといずれは潮が引いたときはかなりマイナスの状況になるでしょう。
それを考えるといまは静かな債券は投資の機会なのではないかなと。
まだ下がる可能性はありますが、株価が年末にかけて回復するような感じになっていくとすれば、逆を張ってディフェンシブな投資対象を選ぶのもありなんじゃないかと現時点では考えています。


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