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関東在住福岡人のまったり投資日記

関東在住の三十路福岡人が海外ETF、インデックスファンド等の投資について語ります
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投資信託

オルタナティブ投資を積極的に活用する2つのGCIエンダウメントファンド

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オルタナティブ投資という株式や債券などの伝統的な資産とは異なる資産への投資があります。いわゆる伝統的な資産とは異なる対象に投資するため代替投資とも呼ばれます。

具体的な投資対象としては、未公開株式やヘッジファンド、プライベート・エクイティ・ファンド、不動産、コモディティ(現物、先物)、デリバティブなどがあげられます。

投資対象は、株式や債券などとの価格連動性(相関性)が低いとされ、海外投資家の間では、分散投資先として一つの選択肢となっているそうです。

先日紹介した「お金を増やしたいなら、これだけやりなさい」の著者の大井幸子氏もオルタナティブ投資の運用について以下の言及がありました。

ノン・ランダムウォーク理論でミドルリスク・ミドルリターンを狙う!お金を増やしたいなら、これだけやりなさいを読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記

投資関連の本を探して1ヶ月に1冊は読んでいるという実感はあるのですが、なかにはこれ酷いだろというものも半年に1冊くらいは引くことがあるんですね。...

著者はアセットマネジメント業界の経験もあり、実際にアセットマネジメント業界では、オルタナティブ商品を組み込むのが一般的だそうです。
しかし、オルタナティブ関連の投資商品は最低投資金額のハードルが高いため、ポートフォリオに組入れる資産同士の相関性をなるべく低く保つポートフォリオの構築を推奨しています。

本を読んでいてオルタナティブ投資をするファンドとして思い浮かんだのが2つのGCIエンダウメントファンドです。

リスク資産のウエイト大のGCIエンダウメントファンド(成長型) AC311159とリスク資産を抑えたGCIエンダウメントファンド(安定型) AC312159がありまして、オルタナティブ投資というと個人的に着目しているファンドです。

GCIエンダウメントファンド(成長型)とGCIエンダウメントファンド(安定型) - 関東在住福岡人のまったり投資日記

エンダウメント投資戦略を読んで昨日紹介した山内英貴氏のエンダウメント投資戦略という本。その中で山内氏のGCIアセット・マネジメントは新しいファンドを準備中と書いてあったのですが、どうやらそのファンドが販売開始になっていたようです。...

この2つのファンドの現状がどうなっているのか気になったので確認してみました。

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2つのGCIエンダウメントファンドの運用方針と資産規模


運用方針では以下の5つと聞いていて、成長型、安定型ともにオルタナティブ投資を3割組み込んだポートフォリオになっています。

    ①長期で投資する
    ②分散投資を徹底する
    ③オルタナティブ投資を積極的に活用する
    ④外部の運用会社を使う
    ⑤よい運用会社を選び、できるだけ長く保有して、あまり頻繁な売買はしない
GCIport.png
安定型の方が債券の比率が高くなっています。

ちなみにオルタナティブ戦略は3割を超えてることもあり、10月末の報告書では36.5%まで増やしています(オルタナティブ戦略の部分は他のファンドに投資してますが中身は見れず)。

オルタナティブ戦略以外の部分はバンガードのETFなどを使って投資をしています。

資産規模としては両ファンドとも40億程度。安定型の方が1年前は資産規模が大きかったのですが、成長型は12億→41億程度まで資産が増えています。

ファンド名信託報酬総資産額
GCIエンダウメントファンド(成長型)1.23%4,086百万円
GCIエンダウメントファンド(安定型)1.16%4,151百万円
※SBI証券ではノーロードのようです。

過去2年のパフォーマンスを他のバランス型ファンドと比較


モーニングスターの評価は両方とも5つ星となっていますが、では実際のパフォーマンスはどうなのか?

8資産均等型のeMAXIS バランス(8資産均等型)と為替ヘッジ付の野村インデックスF・内外7資産バランス・ヘッジ型の2つと比較してみました。

GCI-hikaku-2y-20181120.png

過去2年で見てみますと赤の安定型が黄色の野村インデックスF・内外7資産バランス・ヘッジ型、青の成長型が緑のeMAXIS バランス(8資産均等型)と同じくらいのパフォーマンスになっていますね。

GCI-hikaku-1y-20181120.png

過去1年で見ると既存のバランス型インデックスファンドよりも健闘していると言って良いでしょう。

まとめ


個人投資家でも、不動産投資信託(REIT)や商品指数連動ETF、金、商品先物取引、CFD取引などを活用すれば、独自のオルタナティブ投資を行うことができるという記事もみましたが、コモディティETFの19年かけてこの状況を見るとなかなか難しいかなと。

GSG-19y-20181120.png

その意味でもコストが高めでもGCIエンダウメントファンドは興味深いなと思います。

金やREITも組み合わせて5%~10%くらいポートフォリオに組み込む形にいずれもっていくのがいいかなと考えてますので、引き続きいろいろな情報を本などから吸収したいと思います。

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