BLVとLQDでQII (Qualified Interest Income)の還付金をいただきました。
わたしのポートフォリオはインデックスファンドと海外ETF中心に運用をしていますが、分配金や配当という意味では海外ETFと国債の変動10ぐらいしかありません。
だいたい国債の変動10とBNDやBLV、LQDといった債券ETFは月の前半なので、月の後半にSBI証券から「外国株式等配当金のご案内兼支払い通知書」のメールが来るのは3,6,9,12月の株式ETFの配当のときだけなんですね。
ただ、ほんとうに月末が支払い日なため結局月を超えて支払われることも多々ありますが・・
今週、通常は配当金の支払い通知書のメールが来るはずもない11月後半のタイミングでSBI証券から連絡がありました。
支払い通知書を見てみると、バンガード米国長期債券ETF(ティッカー:BLV)とiシェアーズ米ドル建て投資適格社債(ティッカー:LQD)からなのですが今月分の分配金は既に支払い済。
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LT Cap GainやST Cap GainといったキャピタルゲインならばiシェアーズのLQDやバンガードのBLVのページの分配金一覧に出てくるはずなのですが、出てきてないのでこれは「QII (Qualified Interest Income)」の還付金だなと。
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だいたい毎月10日ぐらいに海外ETFで投資している以下の債券系ETFの分配金の報告書がSBI証券のサイト上で見ることができます。...
個人的にLT Cap GainやST Cap Gainとなにが違うんだろと思いましたので、調べたことなどをまとめてみました。
QII (Qualified Interest Income)発生のタイミング
これまでのQII (Qualified Interest Income)発生のタイミングをまとめますと以下の通りです。
2017/8 バンガード米国トータル債券市場ETF(ティッカー:BND)
2017/8 バンガード米国長期債券ETF(ティッカー:BLV)
2018/6 バンガード米国トータル債券市場ETF(ティッカー:BND)
2018/11 iシェアーズ米ドル建て投資適格社債(ティッカー:LQD)
2018/11 バンガード米国長期債券ETF(ティッカー:BLV)
BNDは今年の6月にありました。
金利による配当が含まれ、QIIという制度の中で税率が個々に異なるものであり、その金額調整がまとめて年に1回行われます。
BNDでQII (Qualified Interest Income)の還付金がありました。2018年6月度分配金報告 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
3,6,9,12月は株式ETFの分配金がある月ですので、SBI証券の分配金の報告書もPDFのページが増えます。とはいえ6月の最終週前に妙にドルが増えているとなると何かあったのか?となります。株式ETFの分配金は月末から7月頭に集中しているはずなので、ここまで増えるはずはないと思っていたら、外国源泉徴収税の還付金が発生していました。...
- 発行から183日以内に償還する割引債の割引額
- 登録・記名式の債券の利息
- 預金利息
- 他のRICsからのQII由来の配当
※米国以外の債券は対象外
上記の項目が対象なので米国債ETFだと発生するわけですが、じゃあなんで去年適格社債ETFのLQDで発生しなかったのかが不思議です。社債だとまた違うのか?
米国の税法では、非居住者は米国源泉の利子所得には非課税となっていますが、債券ETFをNISA枠外で持ってる分に関しては、日本で所得税と地方税で課税されます。
ST Cap GainやLT Cap Gainとの違いは?
ちなみに債券ETFではST Cap GainやLT Cap Gainといった配当も年1回くらい発生します。
前者がShort-Term Capital Gain、後者がLong-Term Capital Gainで、米国の税務当局は、日本在住の投資家に対してキャピタルゲインの課税をする権限はQII同様ありません。
ST Cap Gainは短期(一年以下)、LT Cap Gainが1年以上ということです。
日本在住の場合関係ありませんが、アメリカで低税率を利用できるのは、1年以上保有したLong term capital gain(長期資本利得)のみだそうですので、債券ETFもLT Cap Gainが多いのかなという印象です。
アメリカも税制がいろいろとあるなと思いますが、この制度を見ていると日本に投資してる外国人投資家はそれなりにいると思いますが、株主優待どう扱ってるのか気になりました。
eMAXISシリーズの三菱UFJ国際投信は「換金できるものは管理会社が換金している」そうですけどね。
ともあれ投資を続けて資産規模が大きくなると、QIIの還付金分も各ETFの毎月の6割くらいの規模なのでそれなりの額になります。
これをコツコツと積上げて有事の際の弾として大事にしたいと思います。


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