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昨年のアメリカ市場のETFの資金流出入の動向を見ていると、潮目が変わる兆候は見て取れる

ETF-top10-2018.jpg

相場が比較的落ち着いてきた年明けの1週間だったと思いますが、直近を見ても9月上昇、10月下落、11月やや回復、12月下落という推移できてますので警戒感は下げない方が良いかと。

景気の指標で悪いものが増えてくるともう1段下げる可能性があるため、潮目の変化には注意したいところ。

とくにアメリカ市場で買われているファンドや株式の動向は一つの参考になるかと考えます。

ということで2018年度のアメリカ市場のETFの資金流出入について、上半期と同様に調べてみました。

2018年上半期アメリカにおけるETF資金流出入ランキングトップ10 - 関東在住福岡人のまったり投資日記

日本のインデックスファンドはコスト面での競争が第三フェーズに入った感があり、eMAXIS Slimとニッセイのインデックスファンドが低コスト競争をリードする展開になりつつあります。資金の流入の流れもある程度は見えつつあるので、今後はこの2強のコスト競争についていくファンドがあるか?という気がします。...

上半期は流入したETFを見る限り平穏で、モメンタムや小型株も資金が流入している状況でした。

では、半年経過して株式が年末下落してどうなったのか?

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2018年米国籍ETF資金流入トップ10~短期債ETFが増えてきた~


まずは2018年の米国籍ETF資金流入トップ10を見てみましょう。

ETF-creations2018-20190112.png

iシェアーズ・コアMSCI EAFE ETF(ティッカー:IEFA)がトップ。意外と米国外先進国のETFに資金が流入しています。

2番目がS&P500、3番目が新興国ですので、iシェアーズのコアシリーズに流しているのがわかります。

同時にバンガードもVOO、VTI、VEAとランクインしてますが、新興国のVWOは入ってませんね。

気になる兆候としては短期債のSHV、SHY、BILが3本ランクインしていて、残存期間はBNDやAGGよりも短いETFが上位に来てます。景気後退を意識されてるように見えますね。

それとグロース株が9月頃から崩れたせいか、バリュー株ETFのVTVがランクインしています。

2018年米国籍ETF資金流出トップ10~~


ETF-redemptions2018-20190112.png

では、流出の方はどうかというと、SPYやEFA、EEMは流入でランクインしていたiシェアーズコアシリーズよりもコストが高いため資金が流出している側面が強い。

その意味で地域的なもので欧州のEZUと日本のDXJを見る限り、米国株よりも日本や欧州の株式が下がっているのもわかる気がします。

流出でとくに気になる点は適格社債ETFのLQD、ハイイールド債ETFのJNK、HYGですね。

2018年上半期も流出でトップ10に入っていました。債務の増加で社債の危険性に言及する記事も見かけます。

わたし自身もLQDとJNKは持ってるだけに、景気が低迷しはじめるとさらに下がる可能性があるため、動向には注意と考えています。

2018年下半期の流出入トップ10


ETF-creations-6m-20190112.png

参考までに株式の下落が始まった2018年下半期で見てみると、流出では欧州関連が上位に顔を出していると同時に、金融セクターとテクノロジーセクターが上位に。

金融セクターと社債関連が流出の上位に来ているのは債務問題と絡みそうでちょっと気になる傾向。

一方、流入ではS&P500 ETFのIVVが断トツトップ。下半期だけで見るとバリュー株のETFが目立つようになってきています。

グロース株からバリュー株への転換点となるのか、今後注目していきたい事象の一つです。

まとめ


2018年の上半期の結果と比較してそこまで大きな変化は起きていませんが、バリュー株と短期債への流入の傾向が強まっています。

グロース株が牽引してきた時期から潮目が変わりつつある兆候のように見えなくもない。

競馬でもそうなんですけど、なんでこんなに人気になってんだ?→そのオッズは正しかったというように、大きく動いた大勢の人の見解が正しいことも。

これを相場で考えると、短期債に資金が流入している→さらなる下落を警戒する人が多いということになります。

ですので、株価が数週間の落ち着いていたとしても警戒感は下げない方が良い段階ではないかと考えます。


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