米国株配当系株式ETF(DVY,VIG,VYM,HDV,SPYD)の分配金変遷まとめ
年明けて確定申告の季節が近づいてきますので、いろいろと配当の集計とかもやっています。
とくに昨年は医療費控除が使えるかもしれないレベルで医療費の出費が大きかっただけに、保管しておいた病院と薬局の領収書分の計算も必要な状況です。
風邪はあまりひかない方なんですが、それ以外の部分で突発的ななにかが起こるので、なかなか医療費が減らずに困ったものです。
さて、配当の集計をし終わったタイミングで、海外ETFの主な分配金について整理するには良い機会だと思いました。
米国株配当系ETFの株式分配金変遷(2018年1月時点)を調べてみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
確定申告の季節が近くなってきましたので、そろそろ準備に取り掛かる必要があります。といってもSBI証券の発行する配当金一覧とExcelでつけてた配当金一覧があっているかを確認するだけで、後は必要書類を揃えるという感じですね。...
配当系ETF(DVY,VIG,VYM,HDV,SPYD)とS&P500(IVV)、VTの推移
今回は以下のETFに加えて、昨年大手ネット証券でも購入可能になりました、SPDRポートフォリオS&P 500 高配当株式(ティッカー:SPYD)を加えました。
- iシェアーズ好配当株式 ETF(ティッカー:DVY)
- バンガード米国増配株式ETF(ティッカー:VIG)
- バンガード米国高配当株式ETF(ティッカー:VYM)
- iシェアーズ米国高配当株式ETF(ティッカー:HDV)
- iシェアーズ・コア S&P500 ETF(ティッカー:IVV)
- バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT)
2006年以降の推移をまとめますと以下の通りです。
※VTは4半期毎の分配になってから、SPYDは設定が2015年末、HDVは2011年から

米国外のETFと比較するためにVTを加えてみましたが、米国株は順調に増加傾向(バンガードは6月と12月分が増える傾向がありでこぼこしている)。
ただし、12月株価急落の影響かDVYとHDVは12月分の 分配金が減少しています。
iシェアーズの株式ETFが同じ傾向かというとそういうわけでもなく、iシェアーズ・コア S&P500 ETF(ティッカー:IVV)は追加の配当がでるレベルです。

今年DVYやHDVは分配金の金額の減少傾向が続くのか、だいたい年の分配金の水準がわかる3月の配当は注目ですね。
あとはリーマンショック時にDVY、IVV、VIG、VYMの分配金が減ったかは、投資をする上で留意しておいた方がいいでしょう。
参考1:BND、JNK、LQD、BLVの債券ETF分配金推移
参考までに債券の分配金の推移も直近3年分まとめてみました。
トータル債券のBND、ハイイールド債のJNK、適格社債のLQD、長期債のBLVの4本です。

LQDがイレギュラーな月があったり、JNKは分配がなくて歯抜けになった月も存在します。
BNDに関しては直近3年でゆるやかに上昇を続けていて、0.2の水準を超えそうなレベルまで増加してきています。
LQDに関しては凸凹するようになっていますが、こちらもこの半年で大きく増加。
一方でJNKとBLVに関しては3年間で横倍かやや減少という状況です。
金利の上昇を受けて米国長期債ETFのBLVも増加するかと思いましたが大きな変動はないですね。
価格が下落して配当利回りという観点では大きくなってはいますけど。
金利の上昇が落ち着いた状況で、今後の動向がどうなるのか?守りの部分で債券は選択肢の1つになってきますので、他の債券ETFも含めて調査してみようかと考えています。


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