ZOZOを脅かすか?Amazonファッションについて調べてみた
正月からZOZO関連の話題を多く見かけますが、日本のファッションのEC市場は拡大していて、2020年には全体の14%にまで増える見込みます。
2020年に7年で85%増となりますので、ZOZOはその波に上手く乗っているといえるでしょうね。
前澤氏がインフルエンサーっぽいことをしてますが、アメリカの大手百貨店のメイシーズは従業員をインフルエンサー化を施策にしているようなので、それに習ってるのかもしれません。
ただ、そのZOZO年間で見ると売上利益は伸びてますけど、営業利益が下がっていて株価も下落中です。
平均単価は5年前より3割低下していて、撤退する企業もちらほらいるのが株価の下落に拍車をかけてますね。
さらにもう1点気になるのは、在庫に強みを持つのですが、同じ強みを持つ企業が出てくる可能性があるかなと。その候補となるのがAmazonです。
投資にも通じる兵站の重要性。amazon世界最先端の戦略がわかるを読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記
正月休みの帰省中にきっちり6冊本を読み終えましたが、その中には昨年比較的書店でも目立っていたAmazon本も含まれます。Amazonに関しては株価が下落するのも、そりゃあれだけ割高だったらそうなるとは思います。...
Amazonのアパレル売上増加を牽引するAmazonファッション
Amazonファッションですが、2007年にアパレル、シューズ、ウォッチストアをオープンし、いまではAmazonの中でももっとも成長しているカテゴリーの一つとなっています。
Amazonファッションの責任者が語る「アマゾン ファッション」の今とこれから | ネットショップ担当者フォーラム
米国では、アマゾンファッションは最大のオンライン/オフラインファッションセラーですが、米国と同じように日本のアマゾンファッションも日本有数のファッションオンラインストアの1つに成長しました。
2017年だけでも1,000以上のブランドを追加できました。国内だけでも何千というブランドがあり、約1千万の洋服、靴、ジュエリーなどが、各カテゴリーで販売されています。他にも準備中のブランドが多数あります。(ピータース氏)

力をいれているのは明らかで最近の動向は以下の通り。
- 2013年ニューヨーク、2015年ロンドン、2017年デリー、2018年東京に撮影スタジオを開設
- 2016年秋から東京コレクションの冠スポンサー
- プライムワードローブ 無料試着サービス 服取り寄せ→気に入ったモノだけ手元、不要は返送。
- アマゾンのアパレル分野の売上高は市場シェアが2020年には5%→14%となる。
- ファッション関連の売上を日本では推定で年率倍以上売上を伸ばしている。
- エコールック
エコールックでスタイルチェックなども機能としてあるようです。ファッションとテクノロジーをうまく融合させてますね。
東京コレクションのスポンサーはパリ、ミラノ、ロンドン、NY、東京のファッションショーの冠スポンサーはステータスありますので、ファッション界でも存在感を高めてることの証左になります。
ZOZOも在庫に強みを持っていますが、Amazonは食品から本、雑貨なんかもすべてすませることが可能ですし、無料試着サービス 服取り寄せで返送も可能なシステムも作っています。
エコーとの連携も取れますし、今後伸びていくと考えます。
アパレルのプライベートブランドも展開しているAmazon
Amazonファッションと平行して、アパレルのプレイベートブランドも展開しています。
調べたところ以下のようなプレイベートブランドがあります。
- Franklin & Freeman(紳士靴)
- Franklin Tailored(紳士服・スーツ)
- James & Erin Plus(レディースカジュアル)
- NORTH ELEVEN(レディースアパレル・アクセサリー)
- Scout + Ro(キッズアパレル)
- SOCIETY NEW YORK(レディースドレス・バッグ)
名前だけ見るとAmazonのブランドだとはわからないですね。
価格帯もスーツ150ドル、紳士靴30ドル、ワンピース10ドル台からと安価な商品もそろえています。
ちなみにAmazonではアパレル商品の利益率も40%もあるそうとのこと。この勢いが続くようだとGAPやH&Mなどファストファッションの市場を切り崩すかもしれません。
Amazonに関してはAWSやエコーに目が行きがちですが、アパレルに関しても注目です。


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