かつての大英帝国に属した先進国から始めるのが最良?該当する国をピックアップしてみた
米国株がポートフォリオの中心になっていますが、個人的にこれはと思ういくつかの国に投資をしたいと考えています。
サクソバンクに口座開設して投資できるETFの数は増えましたので、上半期中には投資をしようかなと。
その上で、じゃあアメリカ以外でどんな国がいいかということでいろいろと調べているところです。
興味深いなと思った意見が、ティリングハストの株式投資の原則に書かれてました。
過去30年S&P500を圧倒しているファンドマネージャーは小さな範囲で考える。ティリングハストの株式投資の原則 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
インデックス投資寄りの投資方針を取ってますが、個人的にいろいろと調べて分析することが好きなので、完全に機械的に投資するという形ではなく、自分の判断で投資対象の比率の変更とかはやりたいという考えです。...
新興国にも投資をしてみたいとは思うのですけど、国の体制的なものや、南米の社会主義政権誕生で経済破綻のサイクルを見ておりますと、大英帝国に属した先進国からのというのは一理あるでしょう。法の支配が行われている国々のどこを選ぶかについては、PERがより低い国を選んだ方が優れた判断基準となるだろう。
ほとんどの投資家にとってかつての大英帝国に属した先進国から始めるのが最良であろう。
実際にティリングハストがファンドマネージャーを務めるフィデリティ・ロープライスト・ストック・ファンド(FLPSX)の国別の投資比率を見てみますと、PERが低い日本や台湾、韓国除くとイギリスに属した国の比率は大きいですね。

ということで、イギリスの植民地だった国と現状について調べてみました。
かつての大英帝国に属した先進国
先進国の定義にあてはまりそうな国からイギリスに属した国をまとめると以下になります(香港は除外)。
- アメリカ
- カナダ
- オーストラリア
- ニュージーランド
- アイルランド
- シンガポール
- イスラエル
イスラエルは第2次世界大戦前がイギリス委任統治領パレスチナでしたから、こちらにカウントしました。
シンガポールとイスラエルに関しては、先進国に関する指標に該当していない面もありますが、先進国株式のETFやファンドでは含まれてますので先進国とカウントして問題ないでしょう。
かつての大英帝国に属した先進国のPER
では、これらの国々のPER、PBRを調べてみました。値はiシェアーズのETFを使用しています。
国 | PER | PBR |
アメリカ | 19.71 | 3.15 |
カナダ | 14.86 | 1.82 |
オーストラリア | 16.17 | 1.96 |
ニュージーランド | 18.26 | 2.08 |
アイルランド | 15.92 | 1.62 |
シンガポール | 13.27 | 1.26 |
イスラエル | 13.11 | 1.7 |
参考:インド | 20.89 | 3.02 |
参考:南アフリカ | 12.35 | 2.03 |
参考:日本 | 12.20 | 1.3 |
イギリスの植民地ということでインドと南アフリカ、そして参考までに日本の値も加えてみました。
ざっと見てインドとアメリカは割高な印象を持ちます。
ニュージーランドもやや割高ではありますが、それ以外の国々に関しては割高という印象はない数値という印象です。
ニュージーランドとオーストラリアは隣国で結構株価も連動してそうな印象ですが、PERで見ると結構差があるんですね。
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現状アメリカを中心に投資をしていますが、サテライト的にいくつかの国に投資をしたいと考えています。生活必需品セクターとヘルスケアセクターを重視していて且つドルでもユーロでもない通貨ということでスイスは以前から着目してきました。...
一応、1ヶ月経ちiシェアーズのETF(ティッカー:EIS)の数値を見るとPERは13.11。
今回調べた中では、シンガポールと並んで面白いと考えてる国なので、情報収集して投資を行いたいですね。
先進国株式がアメリカで半分以上を占めてますし、個人的にはこれからもアメリカが強い状況が続くと考えていますので、投資もアメリカ中心の部分は変わらないと考えます。
とはいえアメリカに全力投資というのはリスクもあると思うので、他の国への投資もちょこちょこやっていきたいと思います。


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