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関東在住福岡人のまったり投資日記

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バンガードETF

過去40年の米国長期債の組入れ効果

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株式市場が昨年末と比べて落ち着いてきている状況ですが、いずれはS&P500もピークからマイナス30%くらいの調整が起きると考えています。

リーマンショックの後でドル円の為替的にも極端に円高で、株価も1万円を割っている状況から投資を開始することができたのですけど、ほんとの意味の大きな調整は知らない状況。

資産を大きく増やしてゴールとなる目標の金額に近づけるという意味では、大きな調整を乗り越えるというのが必要かと考えますので、その調整をどう乗り切るかというのが投資を考える上でも1つの重要なテーマとなるでしょう。

過去と同じことは再現しない可能性もありますけど、韻を踏む確率が高いので、過去のデータや歴史から学ぶというのは継続していきたいと考えています。

Portfolio Visualizerで過去40年以上のポートフォリオのパフォーマンスを調べてみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記

ETFなどを使ってポートフォリオのパフォーマンスを見るときに使用しているサイトとして「Portfolio Visualizer」を使用しています。SPDRのETFがでる1980年代から検証できるので重宝しています。...

その意味で、先日紹介した過去40年の相場を確認することが出来るツールは便利だなと。

50年となりますと変動相場制の前の固定相場制になりますので、同一基準での判断が難しいかなと考えますが、過去40年くらいになればアメリカでもインフレだった時期もあるので、いろんな状況でどうだったかを判断するにはいいんじゃないかと。

ということで今回はITバブルやリーマンショック時に株式とは逆に動いた実績のある米国長期債をポートフォリオに加えるとどうなるかについて調べてみました。

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株式60%、債券40%(10年債、中期債、長期債)ポートフォリオの過去40年


株式60%、債券40%のポートフォリオをそれぞれ米国の10年債、中期債、長期債に変えながら、長期債の組入れ効果を調べてみました。

株式100%の比較対象としてバンガードのS&P500のファンドを採用します。

債券部分はポートフォリオ1(青)が長期債、ポートフォリオ2(赤)が10年債、ポートフォリオ3(黄色)が中期債になります。

株式60%長期債40%パフォーマンス過去40年

緑の線がS&P500になりますが、それ以外のパフォーマンスでは長期債>10年債>中期債の順番になりました。

中期債は1年から5年程度の債券ですので、10年債の方が長期債に近くなります。

過去40年分のポートフォリオのリターンが以下の通り。

米国長期債組入れ効果確認

株式100%ほどではないのですけど、年次で見るとそこまで差はないですし、最大下落をマイナス30%超えずに、最低の歳もマイナス15%程度と考えると、個人的にはベストを取らずベターの方を取りたくなります。

各資産の年次パフォーマンス


各資産の年次のパフォーマンスが以下になります。

米国長期債、中期債、10年債年次パフォーマンス

赤の長期債のパフォーマンスが1980年代に大きく上昇しているのは、1980年前半にインフレ率が10%超えてましたので、金融の引き締め政策が終わった後に上昇しているのはあるでしょう。

ただ、その後の推移を見ても、定期的に長期債は20%程度の上昇はかなり起きてるんですよね。

もちろん歴史的な低金利というのは留意する必要がありますし、必ずしも再現するものではありません。

株式も債券もマイナスになる可能性はあるのでは?という観点で見てみましたが、株式と一緒に上昇する年は結構あるものの、株式と長期債が両方ともマイナスになった年って1994年と2018年くらい。

中期債と10年債も株式と同様にマイナスという年は1994年のみ。

マイナスになる年はあるものの、長期債を組入れる価値はあるんじゃないかと思うと同時に、中期債と長期債を組み合わせているレイ・ダリオの黄金ポートフォリオは理にかなってるんだなとあらためて思いました。

分散の意味ではポートフォリオで債券ETFの例でいくとTLT or BLV とBNDあたりの組み合わせになるでしょうね。

日本の長期債があればとも考えますけど、アメリカとは違って人口減というのがありますし、一時のマイナス金利を考えると、仮に投資できたとしてもあまり手を出したくないかなというのが個人的な考えです。

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