バンガードの米国株ETFのPERやROEを調べていて見えてくるVIGの異質さ
ティリングハストの株式投資の原則を読んで、最近は個別銘柄やらS&P500や単一国のETFのPERなどを調べています。
国別のPERなんかはまとめたのですけど、米国株でも細かく見てみようかなと思いました。
ティリングハストは市場指数のPERについて上記のように言及しているので、この先を考える上では参考値になるかなと。1年単位で見ると、市場指数のPERはわずかながら予想が可能であるが、間違いが多く、わたしはそれを用いて市場のタイミングを計る勇気は持てない。平均回帰には時間がかかるので、長期的な資産配分に用いるのがよかろう
ちょうど大英帝国に属した先進国に関して調べたタイミングでもありますので、同様に米国株の小型株から配当株、バリュー株、グロース株あたりが気になりました。
かつての大英帝国に属した先進国から始めるのが最良?該当する国をピックアップしてみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
米国株がポートフォリオの中心になっていますが、個人的にこれはと思ういくつかの国に投資をしたいと考えています。サクソバンクに口座開設して投資できるETFの数は増えましたので、上半期中には投資をしようかなと。その上で、じゃあアメリカ以外でどんな国がいいかということでいろいろと調べているところです。...
バンガードの米国株ETFのPER、PBR、ROEまとめ
バンガードは米国株ETFの中には、バリュー+小型株とかグロース+小型株とかありますけど、そういう複合的なやつまでカウントしてると数が多すぎので省略。
昨年スマートベータETFを設定して1年のタイミングですので、おなじみの米国株ETF+スマートベターのETFを対象としました。
ティッカー | PER | PBR | ROE | |
S&P500 | VOO | 18.4 | 3.1 | 16.6 |
米国株総合 | VTI | 18.0 | 2.9 | 15.1 |
小型株 | VB | 16.3 | 2.1 | 9.1 |
増配 | VIG | 21.0 | 4.3 | 21.9 |
高配当 | VYM | 16.1 | 2.4 | 15.2 |
グロース | VUG | 23.4 | 5.6 | 20.4 |
バリュー | VTV | 15.1 | 2.2 | 13.4 |
流動性 | VFLQ | 16.1 | 2.0 | 10.4 |
モメンタム | VFMO | 23.8 | 3.9 | 10.5 |
低ボラティリティ | VFMV | 17.3 | 2.1 | 10.9 |
クオリティ | VFQY | 17.3 | 2.7 | 13.8 |
バリュー(スマートベータ) | VFVA | 9.9 | 1.2 | 10.0 |
マルチファクター | VFMF | 14.3 | 2.0 | 12.1 |
12月末集計時の値をメモしていたら、金曜夜に1月末の値に更新されたようなので、そちらの値に修正しました。
VOOやVTIは12月末と比較してPERが2ぐらい上昇しています。
スマートベータのバリューなどのPERの低さなどいろいろと各ETFの特色がよく現れてるかと。
PERの高さで見るとモメンタムとグロースが高いのはわかるのですけど、増配株のVIGが20を超えていて高い。
S&P500のVOOやVTIと比較しても割高感は否めないのですが、注目したいのはROE。
増配を続けているということは当然利益率も高くなるかと思いますが、好調なグロース株も超えて比較した中ではトップですからね。
どちらかというとディフェンシブな要素も強いので、その辺が評価されて最近割高気味なのかなという印象を去年あたりは持ってました。
しかし、他のETFとROE比較してみると最近割高なのはこれが原因かなと。
今回バンガードのETFを調べていて、PERやROEで特徴があるのは明らかですので、互いの弱点を補完するようなポートフォリオの構築を行うのも悪くはなさそうだと一覧表にまとめていて思いました。
高配当と増配は既にポートフォリオ内で組み合わせてる状況ですから、それ以外から2つくらいをポートフォリオに加えることを今後数年で行いたいと考えています。


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