医療保険の最大手企業ユナイテッドヘルス(UNH)
以前いた事務所で昼休みや定時後に保険のセールスウーマンが入り口に並んでいました。
なかには勧誘が酷すぎて出入り禁止を喰らう人もいるレベルで、定時に帰る幹部社員に取り入ってる猛者もいるレベルでした。
比較的おとなしい人も上客といつも話していて、ここまでセールスが激しいのかと思ったものです。
とはいえ日本での保険の需要というのはテレビのCM見てると相当な数が流れてますので、それだけ需要があると言うことでしょう。
保険事業は強い?ティリングハストのフィデリティ・ロープライスト・ストック・ファンドが投資をしている米国株の分析 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
ジョエル・ティリングハストがファンドマネージャーを務めている、フィデリティ・ロープライスト・ストック・ファンドについていろいろと調べています。日本株に関しては国別の比率で見ると、アメリカ以外では1番投資していて、投資をしている銘柄もこういう企業に投資してるんだという面が見れてなかなか興味深かったですね。...
アメリカの医療保険制度は日本と異なりますが、今後の需要という意味では人口増や制度の改定も含めて大きなものがあるでしょう。
その中で医療保険の最大手企業というのは面白かなと。
ということで、ユナイテッドヘルスに関して調べてみました。
ユナイテッドヘルス(UNH)の売上、利益、EPS
まず直近5年の売上、利益、EPSの推移を見てみましょう。

売上の伸びが大きくほかの2項目が潰れた感じになってますけど、売上、利益、EPSともに右肩上がり。
オバマケア廃止のゴタゴタに関係なく売上が伸びています。
ユナイテッドヘルス(UNH)のROE、ROIC、フリーキャッシュフロー
続いてROEとROICやキャッシュフローについても調べてみました。

ROICは2016年に若干落ち込みましたが、ROEは上昇傾向で15以上で安定しています。
2005年から見てもリーマンショックの落ち込みがありながらも15程度の数値をたたき出しています。

景気の後退があった場合は、その影響を受けることもありますけど、強さを持ったビジネスであることがわかります。

フリーキャッシュフローもここ5年で着実に増えていますし。
医療保険のシェア
医療保険のシェアを調べてみましたが、数年前の古い資料とはいえ世界の保険会社の収入保険料でもトップ。

参考資料
米国上場の医療保険グループでも頭一つ抜けてる規模です。

ウォーレン・バフェットも保険会社に投資をしていますが、この業種の強さを見た気がします。
ちなみに配当利回りは1.33%と低めで高配当や増配のETFに含まれていませんでした。
人口の増加が見込まれるアメリカ市場の医療保険トップというのは、売上がほとんどアメリカでも強みを活かせる環境がある印象。
バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(ティッカー:VHT)でも、ジョンソン&ジョンソンを除けば6%台でファイザーと並んで2番手です。
個別でも投資をしてもよい対象だとは考えますけど、個人的にはVHTを通して投資する方針でいいかなと考えています。


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