2019年になって急ピッチで資産が増加してるので、過熱気味ではないかニューヨークダウを確認してみた
金曜の夜に2月終了時点の投資資産の確認を行っていたのですが、仕事が忙しく相場をあまりまともに見てなかったせいなのかここまで増えてんのと。
去年の9月から資産が増加→株価が下落して減少を隔月で繰り返してきていただけに、急に2カ月連続で増えていると違和感を覚えるのですね。
しかも以下のtweetを見てハワード・マークスの投資で一番大切な20の教えを読み直した直後なんですよ。
リスクとリターンの話は複雑だけど話題になってるのは書き方の違いだから芸術家の論争だと思ってます。きっと優雅なお話です。ちなみに拙作はこちらです。 pic.twitter.com/LJ0tlXtorY
— HIRA (@Open_JP) 2019年2月24日
振り子の話を読んだだけにちょっと怖さを覚えたんですね。
ただ、あくまでも個人的な感覚なので実態はどうなのかを調べてみようかなと。
1つの指標としてはニューヨークダウが使えるかなと思いましたので、過去の例から過熱気味ではないか確認してみました。
ニューヨークダウは平均で前年比10%上昇すると言われてるが・・
バロンズ拾い読みの編集者である川田重信氏が数年前に「米国株は何十年年平均10%上がっている」といって実際にその通りの推移でこれまでは来ています。
S&P500も1929年から2018年の年平均で10%の上昇だそうです。
世界経済のネタ帳のデータで1981年から2019年まで(2019/3/1)をあてはめると以下の通りです。

年平均10%増で来ていることがわかります。
一方で、今年に入って2カ月ですでに10%以上上昇しているのは、上昇のペースが早すぎるともいえる水準ではないかという見方もある気がしますね。
あと調べていて思ったのは、120%以上のパフォーマンス上げた翌年か翌々年に前年比を下回ることが多い印象。2017年の好調さから一転2018年は厳しい相場でしたし。
今年順調に株価が上昇していっても来年や再来年崩れるという可能性もありますので、このまま株価の上昇が続くようなら、警戒感を下げないほうがいいかと考えます。
春山昇華氏の2008年からの値動きは1982/8~2007/10と値動きが非常に似ているという観点で見てみる
米国株投資をしている識者の中で春山昇華氏のブログは好きなブログの1つなのですけど、ブログやセミナーで「2008年からの値動きは1982/8~2007/10と値動きが非常に似ている」と仰ってます。
2017年 米国投資のはじめ方 米国株式・ETFセミナー - 関東在住福岡人のまったり投資日記
5月になりまして暑くなってまいりました。朝9時ごろ病院に行きながらこれ30度超えるかもという状況下、本日モーニングスターの米国株式・ETFセミナーに行ってまいりました。JR使って行ったので本当暑かった。昨年は桜花賞の日だったので4月の初めだったんですけどね。...
仮に1982/8~2007/10と値動きを上回るパフォーマンスが続いた場合は過熱しているとも言えるでしょうし。
で、1982年末と2008年末の株価を1として、2019年のデータ以外は各年12末の株価を示すと以下の通り。

乖離することはあってもだいたい同じペースでここまで増加はしていってますね。
ただし、1995年からITバブルにかけて株式が大きく上昇ていますので、それを2020年以降なぞるのかというと、AIや自動運転技術などのハイテク技術でブレイクスルーが起こらないと再現しないような気がしますが。
ニューヨークダウがさらに上昇を続けるようならばこのグラフを見直したいとは思います。
個人的な意見ではあまり強気になる状況ではないかと考えますが、年始からの円安株高は年始に予想できませんでした。
その意味で悲観的になりすぎず、しかし警戒感を下げずにガンガン行こうぜ状態の人が市場で増えていないかをウォッチしていく時期かなといまは考えています。


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