バンガード、VTIとVOOを0.03%、BNDを0.035%に値下げへ
2月末にバンガードが10本のETFの経費率値下げに動きましたが、1週間後さらに3本のETFの引き下げる方針を示しました。
値下げ対象になるのは日本でも所有している人も多い以下の3本です。
- バンガード・S&P500 ETF(ティッカー:VOO) 0.04%→0.03%
- バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(ティッカー:VTI) 0.04%→0.03%
- バンガード・米国トータル債券市場ETF(ティッカー:BND) 0.05%→0.035%
バンガード、VSSとVWOを0.12%、VTやVGK、BNDXなどを0.09%、VYMを0.06%に値下げ - 関東在住福岡人のまったり投資日記
バンガードのETFは定期的に経費率の値下げが行われているわけですが、2月と4月はだいたい毎年経費率改定のお知らせが発表されています。...
バンガード、ETF手数料引き下げへ-価格競争さらに激化か - Bloomberg
当局への届け出によると、バンガードは「バンガード・トータル・ボンド・マーケットETF」の手数料を引き下げる。 これにより同ETFの手数料は米国の債券ファンドで最低となる。「バンガード・S&P500ETF」の手数料も下げる計画で、同じくS&P500種株価指数に連動するブラックロックとステート・ストリートのETFの手数料を下回る水準となる。また、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」の手数料も引き下げる。
基本的な方針としては他社とコスト差が開くと1年以内に対抗的な戦略を持ってるのかなと思いました。SPDRのETFが出てきて1年経ってませんし。
BNDは0.005%刻みで値下げ
原文によるとVOOとVTIが0.04%→0.03%、BNDが0.05%→0.035%にコストダウンと示されてました。
Vanguard Lowers ETF Fees on 3 Products - Bloomberg
anguard Total Bond Market ETF will change its expense ratio to .035 percent, according to the filings. That makes it cheaper than comparable funds: SPDR Portfolio Aggregate Bond ETF carries an expense ratio of .04 percent, and iShares Core U.S. Aggregate Bond ETF maintains an expense ratio of .05 percent.
Vanguard S&P 500 ETF will have an expense ratio of .03 percent, making it cheaper than iShares Core S&P 500 ETF and well below SPDR S&P 500 ETF Trust. Vanguard Total Stock Market ETF will also lower its expense ratio to .03 percent.
VTIはiシェアーズのiShares Core S&P Total U.S. Stock Market ETF(ティッカー:ITOT)、SPDRのSPTMの2本が既に0.03%でしたから合わせてきたという感じでしょう。
そして最後にBNDですが、SPDRポートフォリオ米国総合債券ETF(ティッカー:SPAB)を上回るために0.005%刻みでコスト最安を目指すようです。
iシェアーズやバンガードよりも低コストなSPDRの米国債券ETF(SPAB,SPTS,SPTL) - 関東在住福岡人のまったり投資日記
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)からあらたに低コストのETFの取扱いが大手ネット証券でも始まったわけですが、株式ETFだけではなく債券のETFでもiシェアーズやバンガードのETFをコストで上回っています。..
個人的に所有しているBNDのコストダウンはポートフォリオのディフェンス部分のコアなので大歓迎です。
0.005%刻みなら近いうちに0.03%に行く可能性も高いかなと思いますし。
例年4月にETFの経費率の値下げを発表することが多く、他のカテゴリのETFについてもSPDRやiシェアーズと競ってますので、近いうちに値下げが発表される可能性は高いでしょうね。


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