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国内ETF

日本株のスマートベータETF(1399,1477,1478,1598)の現状を確認してみた

MCSI1598-20190319.jpg

個人的にスマートベータ関連のETFに注目していて、配当にフォーカスしているVIGやVYM、HDVに関しては実際に投資をしています。

じゃあ米国株のETFだけはなく日本株には投資をしないのかというと注視しているETFはいくつかあります。

2018年米国株のスマートベータ(バリュー、グロース、低ボラティリティ、モメンタム、サイズ、配当)のパフォーマンスを調べてみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記

年始にファクター投資に関する本を読みました。銘柄の特定の要素に基づいて構成された指数に連動する、スマートベータ指数の話題は騒がれなくなっていますけど、アノマリーとして有効なので静かないまは割と良い機会かなと考えています。...

その1つに、「野村のファンダメンタル・インデックス上場投信(1598)」があります。

上場当初の情報では以下のようにTOPIXに対しても優位という資料もありました。
141598_03.gif
ただ、設定から5年が経過したわけですが、その後iシェアーズや日興からスマートベータETFが登場してきましたので、先行していたものの優位性は低くなった状況。

上場から4年が経過した1598R/Nファンダメンタル・インデックス上場投信の現状を確認してみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記

スマートベータ関連のファクターとして、低ボラティリティ、配当、バリュー、グロース、モメンタムなどいろいろとありますが、財務諸表に応じて加重されるファンダメンタルも一つのファクターとなります。...

では、現状の国内株のスマートベータETFはどうなっているのか?

1598設定から5年と区切りですので調べてみました。

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国内株式スマートベータETF(1399,1477,1478,1598)の純資産額の推移


日本株のスマートベータETFとしては主に以下の4本が思い当たります。

  • 上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ(1399)
  • iShares MSCI 日本株最小分散ETF(1477)
  • iShares MSCIジャパン高当利回りETF(1478)
  • NEXT FUNDS R/Nファンダメンタル・インデックス上場投信(1598)

4本のETFですが、1399、1477、1478が設定後明らかに1598の資産規模は増えなくなる事象が昨年見て取れましたが、直近3年の資産規模の推移は以下の通りです。

銘柄コード2017年2018年2019年
139991.93億163.88億138.03億
147791.29億150.92億121.55億
1478145.69億314.23億389.64億
159827.62億29.03億26.87億

過去1年でTOPIXも10%近く下がっているわけですが、この4本のETFの中には10%以上下がっているETFもあります。

高配当株の1478は着実に資産が増えています。出来高も3/15で360万程度。1477がその10分の1、1399なんかは16000円レベルですから、1478の高配当ETFは需要があるということですね。

iシェアーズブランドというのもあるかもしれません。JDRを上場廃止した実績もありますが・・

最小分散とか日本人の性格に合う人は多そうな気がしますけどね。

ファンダメンタル・インデックス上場投信(1598) 直近5年でTOPIXに負けている


ファンダメンタル・インデックス上場投信(1598)は上場から5年がたちますので、TOPIXとパフォーマンスを比較してみました。

1598-topix-5y-20190319.png

上で出てきたパフォーマンスの図はなんだったのか?実際に運用するとTOPIXに負けてる状況でした。

では野村のほかのETFと比較してどうなのか?まずは野村のETFとTOPIXのETFと過去2年で比較してみました。

    NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信 1577
    NEXT FUNDS JPX日経インデックス400連動型上場投信 1591
    ラッセル野村小型コア・インデックス連動型上場投資信託 1312

1598-1577-1591-1312-topix-5y-20190319.png

2016年くらいからTOPIXだけでなく小型株や高配当ETFにも負けてる状況ですね。これを見るとまぁ、1598の純資産が増えていかないのもわかります。

スマートベータ系ETF4本(1399,1477,1478,1598)を直近2年で比較してみると


では、スマートベータ系ETF4本で比較してみるとどうなのか?

1598-1399-1477-1478-topix-2y-20190319.png

過去2年で見てみると、1477の最小分散ETFがここ1年くらい好調が続いていてTOPIXを大きく上回ってます。

この1年日本株は10%ほど下がっていますけど、リスク(価格変動)を最小化するように銘柄選定及び銘柄のウェイト設定を行ってるのが功を奏しているのでしょう。

一方で、高配当の1478は冴えない状況が続いています。

1478は配当の継続性や企業の財務体質にも着目してるんですが、日本株だと配当の継続性とかを考慮するとなかなか難しいのかもしれません。

バンガードのETFを見ておりますと、小型株バリューとかグロース株もあって選択肢が多いです。

日本株のグロースとか設定が難しいのかもしれませんが、これだけバンガードやiシェアーズのETFが気軽に買える時代だからこそ、日本株のETFに関してももっと環境を整備するべきだと思うんですけどね。
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