iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF【PFF】を一定口数ずつ買いつづけるとどうなるのか?
3月になりまして、今年一発目の株式ETFの配当もちらほら判明してきています。
昨年末の株価の下落が大きく今年は減配するETFもでそうだと思いましたが、1月2月で急回復して前年同期比で増えてるETFが多い印象です。
ただ、欧州の雲行きが怪しくなってきてますし、アメリカも利上げを見送る状況ですから、1月2月の急回復の反動が来てもおかしくない状況ではあるかなと。
その配当に関して毎月集計していますが、今後ドル円がそれなりに変動しそうな土壌ができたので、ドルで集計している内に一定口数買い足していったらどうなるかをまた検証してみたくなりました。
バンガード米国高配当株ETF【VYM】を一定口数ずつ買いつづけるとどうなってたのか計算してみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
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iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF【TLT】を一定口数ずつ買いつづけるとどうなってたのか計算してみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
米国高配当株株を一定口数ずつ10年買い続けるとどうなってたのか?ということが気になって、バンガード米国高配当株ETF(ティッカー:VYM)を使用して検証しました。...
設定が2007年と運用開始から12年ですので、12年毎月一定の口数を購入していくとどうなったのか?
PFF設定来毎月10口ずつPFFを買い続けるとどうなったのか?
ルールは以下の通りです。
- 毎月10口ずつ買い続ける。
- 2007年4月から毎月10口ずつ。
- 配当再投資はひとまず無視。
- 為替は無視してドルのみで評価。
2007年4月から2019年2月まで積み立てたとして口数は1430口になります。
投資金額:$38989.9
2/28時点総額:$51508.6(+$12518.7)
分配金総額:$20027
2019年3月分配金:$254.89464
分配金に関しては12月に1月分も分配があるのを考慮してこの金額になりました。12年でプラス32%となっています。
債券のように毎月分配するのもあってか、値動きは小さめではあります。とはいえリーマンショック時は金融セクターの比率も高く大きく下落していました。
同じ期間で高配当ETFのVYMと長期債ETFのTLTで比較してみると
では、同じ期間で他のETFはどうだったのか?高配当ETFのVYMと長期債ETFのTLTでも調べてみました。
まずは高配当のバンガード米国高配当株ETF(ティッカー:VYM)。
2007年4月から毎月10口購入していくと以下の結果となりました。
投資金額:$82401.3
2/28時点総額:$122794.1(+$40392.8)
分配金総額:$16,923.42
2018年12月分配金:$1,034.32
PFFと比較してもプラス49%と運用益が大きいですね。
では、長期債のiシェアーズ 米国国債 20年超 ETF(ティッカー:TLT)だとどうなるか?
基準価格がVTMやPFFと比較して高いため毎月5口で計算してみました。
投資金額:$79676.61
2/28時点総額:$84841.9(+$5165.28)
分配金総額:$14194.49
2019年3月分配金:$181.10
昨年から債券が冴えない状況でしたので、プラス6.5%程度でした。
いずれも簡易的な仮定ですし、相場が好調だった期間を含んでますので一概に再現性はないと思います。
とはいえ低コストの投資対象に投資を続けるとこうなるという結果は、ポートフォリオの形が違っていても分配金の増加も含めて投資のモチベーションにつながるなと実感しています。
このデータを励みにして、5年後、10年目後に資産を大きくすることを目指して貯蓄→投資の流れを継続していきたいです。


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