SBIネオモバイル証券はせっかくTポイントで投資できるんだから、EXE-iとか雪だるまあたりも取り扱ったほうがいいのでは?
昨年、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とSBI証券共同で共通ポイント「Tポイント」で株式投資ができるSBIネオモバイル証券が指導するという報道が日経でありました。
約半年経ちまして、4/10にTポイントを使用して投資ができる「SBIネオモバイル証券」がサービス開始しました。
Tポイントで投資ができるSBIネオモバイル証券をSBI証券とCCCが設立へ - 関東在住福岡人のまったり投資日記
楽天証券で楽天ポイントを使って投資ができるようになるという話題が先月盛り上がっておりましたが、楽天証券がやるのならばSBI証券も対抗策をとってくるのではないか?と考えていました。SBI証券で貯まるSBIポイントはnanacoやTポイントなどと変換可能ですので、どこかと組んでくるんじゃないかと。ポイント文化圏で主なものをあげると、イオンのWAON文化圏、セブンのnanaco圏、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)のTポイン...
ただ、発表された内容見ますと新規開拓とか20代ターゲットの側面はあるのでしょうけど、ちょっと残念だなと思いますね。
SBIネオモバイル証券の特徴とデメリット
SBIネオモバイル証券の特徴をまとめると以下の通りです。
- Tポイントで国内個別株が1ポイント1円、1株から買える。
- ウェルスナビの投資最低単位が10万円から1万円に大幅に下がり、月の最低積立金額も5000円。
- 月額200円のサービス利用料で取引放題(月50万以下の約定)
- 毎月Tポイントが200ポイント付与。
- またサービス利用料100円につき1ポイント付与
これだけ並べるとよさげですが、デメリットとなりそうな注意点が結構あります。
- 個別株投資とウェルスナビの2種類で、投資信託は取り扱ってない。
- 取引の有無にかかわらずサービス利用料発生。
- Tポイントの付与は期間限定ポイント。
- Tポイントでサービス利用料の支払い不可でクレジットカード払いのみ。
- 入金は、住信SBIネット銀行のみ即時入金に対応している。
個別株とウェルスナビに絞ってきました。
さらに入金も住信SBIネット銀行のみ即時入金対応ですから、結構制約がある印象です。
個人的な印象では個別株取引を行う人にとってはいいサービスかもと思います。
ただ、対象の個別株とウェルスナビにポイントで投資をするにしても、それなりにポイント数がないとなかなか難しいかなと。
わたしのようにTポイントたまるスーパー(関東だとマルエツなど)とかドラッグストア(ウェルシア)を普段使うだけでなく、携帯もソフトバンクとかメインのクレジットカード支払いがTカードとどっぷりTポイント文化圏に浸かってる人向けのようにも思えました。
EXE-iや雪だるまシリーズといったSBIアセットマネジメントのファンドだけでも取扱対象にした方がいいのでは?
完全に個別株とウェルスナビに絞ってきたわけですが、仮にいまの20代や若い世代をターゲットとするのであれば、SBIアセットマネジメントのファンドだけでも取扱対象にした方がいいんじゃないかと思うんですよね。
というのもいまの20代って企業型確定拠出年金入るときに分散とかの教育を大なり小なり受ける人は以前より増えてるでしょう。
調べてみたら、SBIアセットマネジメントのファンドだけでも40ありますので、SBI証券と組むならこれらのファンドを対象にしてもよかったんじゃないかと思いますね。

即時入金を住信SBIネット銀行に絞ってるならば、ファンドもSBIアセットマネジメントだけでも取り扱ってもよかったんじゃないの?と考えます。
SBI証券ユーザーにとってはSBIポイント→Tポイントの変換が容易ですので、インデックス投資やETF、外国株はSBI証券、国内個別株はSBIネオモバイル証券という使い分けは、即時入金が住信SBIネット銀行限定なので割としやすいでしょうね。


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