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関東在住福岡人のまったり投資日記

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米国株

平成の終わりに高値を更新していくNASDAQやS&P500のこの先の懸念点

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先週末の時点で、ニューヨークダウは昨年の最高値にわずかに及ばないものの、S&P500とNASDAQが最高値を更新している状況です。

昨年末の空気から一変という感じではありますが、アメリカの資産運用マネジャーに今後12カ月の株価見通しについて調査を行ったところ強気派は49%とのこと。

昨年秋が56%だったそうですから、やや弱気になりつつある状況のようです。

株価は上がってるけど慎重な人が増えてる状況となんとも言えない状況ですし、ネット上でビットコインが暴落する前のような強気の人がいるかというといない。

この状況が微妙に変化するかどうかについてはちょっとアンテナをはってた方がいいのかなと思ってます。

大きな調整がいつ来てもいいように連休中に、経済関連やクオンツの始祖と呼ばれる人物の自伝などを読んでます。


経済本の方はギリシャショックのときの財務大臣が書いた本ですが、今後の経済政策がどうなっていくかを考える上で参考になりました。

本を読んだ上でこの先の米国株の注意点は主に2点かと考えました。

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レバレッジが大きくなりすぎていないか?


クオンツの始祖と呼ばれる数学者のエドワード・ソープの本を読んでいまして、ソープ自身は1960年代からいままでのショックを乗り切れたのは数学者らしくエッジがあるかなどを意識していたからでしょう(ブラックスワンのニコラス・タレブあたりと考え方は近い)。


結果的に1929年の世界恐慌と、リーマンショックに至る過程で発生した1987年のブラックマンデーと1998年のロングキャピタルマネージメントの破たんもレバレッジの巨大なフィードバックが原因でした。

1987年と1998年に警告があったにもかかわらずモーゲージ担保証券による住宅バブル、信用バブルでリーマンショックに至ったことを考えると、今後注意が必要な事象はレバレッジに信用が絡んだときなのかなと。

債券なり株式のレバレッジ型ETFもあるような時代でなにが引き金になるのかなと考えると、気になるのは投資適格債。

ジャンク債よりわずかに上の格付けの発行残高はリーマンショックから10年で4倍になってますし、この兆候はちょっと不吉やなと考えて投資をしている適格社債ETFのLQDの投資比率は下げました。

ただ、アメリカ以外の国でも同様の事象があって、中国ドル建て社債市場なんかも今年に入ってから活況らしいんですよね。

中国は不動産も絡む可能性があるだけに灰色のサイがいないか米国以外にも注意は必要でしょう。

ハイテク企業への制裁の増加


2点目はハイテク企業への制裁の増加について。

「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話」を読んでおりましたが、直接的にハイテク企業に課税しろとは書かれていません。

ただ、なぜ格差が発生するのか?から、機械を共同所有することで機械が生み出すと身をすべての人に分配した方がいいという内容を読む限り、ハイテク企業への制裁は避けられないだろうなと思いました。

ましてやこの本がヨーロッパを皮切りに各国でベストセラーになってるのを見ますと、少なくとも欧州での制裁の流れは止められないでしょう。

AmazonやGoogleやロケット関連や人工衛星に興味を持つのは、制裁の流れに対しての対策の側面もあるのかなと思いました。

仮に企業の利益を分配する流れになった時に、株価の上昇にどれほど影響を与えるのかは予測できない面があるでしょう。

個人的に現状考える2つ懸念点は不透明な面も多々ありますが、リスク資産に対して弱気になりすぎるのもよくないかなと考えてます。

警戒心を解かずに足場を着実に固めつつ、株式への投資は継続するというスタンスが、令和元年のひとまずの投資方針かなと考えています。
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