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投資関連本

天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す(下)は投資のヒントとノウハウが詰まった一冊

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天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す(上)を読みまして、投資もギャンブルもエッジを特定することの重要性が身にしみてわかりました。

個人的にはエッジの概念を少しでも運用に取り入れていければなと考えています。

天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す(上)は、投資もギャンブルもエッジを特定することが重要だと教えてくれる - 関東在住福岡人のまったり投資日記

投資と並行してギャンブルをやる人はtwitterやブログなんかでも見かけます。だいたいはわたしのように投資+競馬の組み合わせが多い印象ですね。...

上巻ではカジノのブラックジャックやルーレットの理論を実践して証明し、ヘッジファンドで大躍進までが書かれていました。

では、下巻はどうなのかというと、ヘッジファンドなどのクオンツ投資のその後と、投資全般に関して書かれています。


ですのでむしろ投資をする人間は下巻をとくに重点的に読むべきではないかと考えます。

個人的に印象に残った点をまとめると以下ですね。

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有効だったファクターや投資法も年が経つにつれて効果が小さくなる


下巻はインデックスとチンパンジーの話や複利の話はいろんな種類の投資共通だと思いますし、サギを見抜いた事例など書かれいて一気に読めます。

個人的には複数の章にまたがっていたので、「有効だったファクターや投資法も年が経つにつれて効果が小さくなる」点が印象に残りました。

エドワード・ソープ自身がバークシャーに投資をしていたので、バフェットに関して1章使って書いてましたが、S&P500に対するエッジは小さくなっていて、今後、インデックスに勝つのはさらに難しくなるだろうと指摘していました。

バークシャーがAmazon株を購入したのはバフェット後を見越してか? - 関東在住福岡人のまったり投資日記

10連休も終わりに近づいてきましたが、ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイがついにAmazon株を購入したビッグニュースがありました。...

また、投資に数学を持ちこんでクオンツの始祖と呼ばれるように、オプション取引を舞台にヘッジファンド運用を始めて高い運用成績を長期間たたき出したわけですが、複数の投資対象や手法で参入者が増えていくと、効果が小さくなっていく結果が書かれていました。

ソープもナシーム・タレブに近い考え方ですが、歪みが起きてるときは早くつかないと、人が歪みに投資しだすとやがてその歪みは是正されるか逆方向に歪むということかと。

それを認識した上で、数学的手法を用いてさまざまな市場を分析を続けたからこそ勝てたのかなと感じました。

ソープ自身、ブラックジャックの理論の実証から投資でも、「常識を疑い、勝てる方法を見つけ、実践にこだわる姿勢」を続けていましたので、「疑問→分析→検証→実践」のサイクルは大事なんじゃないかと思いますね。

健康と富と時間のトレードオフ


下巻は自分の貸借対照表の作り方から、所得と資産の富の分類まで書かれていてアンソニー・ロビンズの「世界のエリート投資家は何を考えているのか」に近いものもあります。


その中で、健康と富と時間のトレードオフと通勤時間をお金に換えるは、研究に没頭するタイプのこの人がいうならと説得力ありました。

個人的にも連休中食べろ食べろで太ったのを考えると、健康と富と時間のトレードオフは意識しないとなと。

通勤時間は難しいんですよね。一応家でもできることを通勤中でもこなすという意味では使い方として有意義だと思いますが、座れるか座れないか微妙な場所なので使い方をもう一度見直すのも悪くないかなと考えています。

実際の市場の4つの特徴と市場に勝つために必要な4つの条件


エドワード・ソープは効率的市場仮説を否定していますが、じゃあ実際の市場はどうなのかということで4つの特徴を上げていていました。

  • 情報の中には、たまたま正しいときに正しい場所にいた一握りの人たちにまず伝わるものがある。情報に反応して最初に行動を起こした人たちがそれで利益を確保する。他の人たちはなにも得ないか損をするかのいずれかだ。
  • お金のことになると、私たちはそれぞれみんな、限られた形でしか合理的でない。
  • 市場参加者は典型的に、証券の適正価格にかかわる一部の情報しか持っていない。情報を処理するのにかかる時間も、情報を分析する能力も、そのときどきの状況で一般的に大きく異なる。
  • 情報1つに対する反応として現れる売買注文は、時には数秒の内に洪水のように押し寄せ、そういう場合には価格は新しい水準へジャンプする。価格の推移にはギャップなどが生じる。しかし、だいたいの場合、ニュースに対する反応は、数分、数日、数ヶ月にわたって徐々に進む。

結局この4つの特徴を把握してるからこそ、他のヘッジファンドが破綻したりする中でもハイパフォーマンスを上げられたのでしょう。

ちなみに市場に勝つための必要条件も4点ほどあげています。

  • よい情報が早く手に入る。間違いないと思えないなら、十分によい、十分に早いのいずれでもない。
  • 自制心を持った合理的な投資家である。論理と分析に基づいて動き、売り文句や思いつき、情緒に動かされない。自分にエッジがあるかもしれないと思っていいのは、筋の通った理由があって、自分で考えた反証に耐えられた場合だけと仮定する。
  • 優れた分析の方法を見つける。
  • チャンスを見つけたら人々が群がる前に投資しよう。

上記の4条件から、自分がよくわかってる範囲内、自分の能力で評価できる範囲で投資することに集中するべきだとかいてますが、4つの条件を満たすにはそうなるかなと。

情報がつかめないとすれば、論理と分析に基づいて合理的に動くことと、人が群がる前に投資をする先見性が重要かなと思いました。

それこそソープのように1960年にコンピュータを使って計算をするくらいの先見性が必要でしょうね。

資産配分と運用の考え方


最後に資産配分と運用の考え方は今後運用する上では参考になるかと思いました。

主な主張をまとめると以下の通り。

  • 資産はざっくり6種類(株式、債券などの金利系証券、不動産、農作物や通貨などの商品、収集品、私有財産)
  • 21世紀の良さそうな資産は普通株のインカム収益のある商業用不動産
  • 家は儲けを狙って買うもんじゃない。
  • 流動性の低い資産は難局で逃げられない。
  • 利益を株価で割った益回り(PEレシオの逆数)で考える。
  • S&P500の益回りと比較対象に選んだ本物の債券のトータルリターンと比べる。債券利回りに対する水準が、過去の水準に照らして高いなら、債券をいくらか売って株を買う、債券利回りが株の益回りに比べて高くなったら株を買う。

とくにオプション取引を行ってきた人なので、流動性の低い資産に関しては説得力高いなと思いました。

あと、S&P500の益回りと債券の利回りを比較する方法は、債券と株式のバランスを考えてる運用している自分にとっては興味深かったです。

機会があれば調べてみようかなと思います。

他にもヘッジなどもかけて運用した経験が書かれていたり、リーマンショックなどの暴落時に至る過程も書かれていて、リスクをいかに管理するかも考えさせられる本だと思います。

上巻下巻を合わせて読むことをお勧めしたい一冊です。

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