1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きましたに書かれているミリオネアに必要な8ヶ条
ミリオネアとか億万長者という言葉があるように、やはり1億円という規模のお金は節目であると考えます。
福岡のパチンコ屋でも100万ドルパレスとかありましたしね。
そんな億万長者とは、実際どんな人々なのか?をアメリカで調査した結果、意外なことに「普通の人々」だったというとなりの億万長者はお金を増やすという意味で非常に参考になる本だと思います。
そのとなりの億万長者と同じトマス・J・スタンリーの新作が橘玲の序文付きで出ていたので購入して読んでみました。
となりの億万長者とはちょっと違うなと思っていたら、2001年に日本経済新聞社より刊行された『なぜ、この人たちは金持ちになったのか 億万長者が教える成功の秘訣』を大幅に加筆・改変したものだそうです。
2001年の本の作者トマス・J・スタンリーも、翻訳者も既に亡くなっていて、なぜこのタイミングで出版されたのか謎ではあります。
綿密な調査・分析を基に、人生・生活観、成功した秘訣など億万長者の実像を描いていますが、一番印象に凝ったのは億万長者の8ヶ条ですね。
億万長者の8ヶ条
経済的成功のための方程式を構成する、次の八か条を忘れないようにとスタンリー氏は説いています。
①人一倍の努力、誠実でるあること、仕事への情熱。
②学業成績が凡庸でも成功への意欲を失わない。
③多少の経済的リスクは背負う気持ちで、たとえ失敗してもそれを克服する方法を学ぶ
④心から愛着をおぼえる職業を選ぶ。
⑤障害の伴侶の選択は慎重にする。成功の助けとなるような特質を備えた相手がいい。
⑥家計支出をコントロールする。買い替えよりも修理や再仕上げ。
⑦家を選ぶときは十分に調査・研究し、値引き交渉をする。
⑧バランスの取れたライフスタイルを心がける。
橘玲氏が大きな勇気を与えてくれたと序文で書いていましたが、橘玲氏の著作のないように一致するものが多い印象です。
⑧なんかまさにいまのワークライフバランスといったところでしょうかね。
とくにこの八か条を知って20代を過ごすのと過ごさないのでは大きな違いが現れるのではないかと考えます。
わたしのような30台はむしろこれから⑤~⑧が重要だなと思います。④の仕事は好きなものでもないですがw
資産とは収入の多寡ではなく、収入と支出の差額から生み出されるもの
スタンリー氏は収入の10~15%を貯蓄に回す倹約を続けていれば誰でも億万長者になれると書いてました。
基本的にお金を貯めるためには、この本一冊分のデータを読む限り資産とは収入の多寡ではなく、収入と支出の差額から生み出されるものということが原則だということがわかります。
本の調査内容が20年近く前の内容になりますし、不動産からみの話はアメリカだからこそ可能である印象は持ちます。
それでも、やっぱりお金を増やすためには倹約が大事だよと。
20年経った今はポイント還元とかそういうのを活用していくこととかも重要になるんじゃないえしょうか。
ただし、八か条の①誠実でるあることにあるように、自分から近い人間に対しての出費は惜しまないということは必要でしょうね。
日本の場合年収800万、金融資産1億円で幸福度が変わらなくなるとか。
その意味で金融資産が1億円とまではいかないものの、ある程度溜めてFIRE(早期リタイア)する生き方が取り上げられ始めた状況において、参考になったり勇気づけられる内容が書かれた本だと考えます。


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