ビッグレッドファームでグラスワンダーやゴールドシップに会ってきました(アクセス方法&画像まとめ)
先日出張で札幌に行く機会がありまして、金村圭介さんにお会いしてきましたが、それも兼ねてもう1件やりたかったことがありました。
競馬を見始めて20年以上、馬券購入も相当な期間続けておりますけど、実際に牧場に訪問したことはなかったので、せっかく北海道に来たならやっておきたいなと。
とはいえまだ種付けや育成の期間ですのでかつてのスターホースに合うというのは、見学不可がほとんどなので厳しいんですね。
調べてみたところ、ビッグレッドファームは見学が可能な期間が長く、種牡馬が10頭繋養されてるんですね。
しかもグラスワンダー、ゴールドシップ、アグネスデジタルとスターホースがいるなら行く価値があるなということで、札幌から行きましたので、アクセス方法と画像をまとめてみました。
ビッグレッドファームへのアクセス方法は高速バス+タクシーが現実的
札幌から行くわけですが、ビッグレッドファームの最寄り駅となると新冠とその次の静内になるかと思います。
ところが昨年の地震の影響で日高本線は苫小牧駅 - 鵡川駅間しか運転再開していない状況ですので、高速バスを利用することになります。
高速ペガサス号で浦河-札幌間を利用すると新冠、静内まで約2時間半でいけます。新冠と静内までは片道2410円。
札幌駅はバス停前でクレジットカードなどで購入できる上に予約も不要ですが、浦河方面から札幌に行く場合は、前日までに予約が必要ですし、支払いも現金のみになるので注意が必要です。
予約なしでも乗れる場合があるそうですが、休日とかだと乗れない場合もあるでしょうね。
一番近いのは新冠のバス停になりまして、その前には道の駅サラブレッドロード新冠があります。ハイセイコー像や出身サラブレットの記念碑があります。


そこからタクシー使って(新冠ハイヤー0146-47-2141)片道15分くらいでつきます。だいたい片道3600円なり。
まぁ、グラスワンダーの子と孫でプラス分で払えるものではありますが、北海道は広いということを実感させられます。レンタカーで行くというのも一つの手でしょう。
ビッグレッドファーム側への連絡は不要ですが、訪問する前には競走馬のふるさと案内所(日高案内所0146-43-2121)に電話しましょう。
アクセス方法や不明点を確認するという意味でも重要です。
ちなみに北海道には地方競馬の門別競馬場がありますが、同じペガサス号で紋別競馬場前も通過しました。

他にも門別競馬場から新冠までに、板東牧場、ノースヒルズ、下河辺牧場、出口牧場、岡田スタッドといった牧場の看板が見えますので、サラブレッド生産の拠点なんだなと思いますね。
グラスワンダー
まずは子供も直系の孫もG1を勝ってるので敬意を表してグラスワンダー。
産駒と孫もメイショウマンボ除いて非常に馬券の相性がいいです。

最年長だからか?放牧場所も一番広い場所でした。

引退して20年近くですが、ここまで綺麗な栗毛の馬はそうそういないんじゃないかと思いますね。
サッカーボーイ直系や近親にあたるナリタトップロードやオルフェーヴルも綺麗でしたが、それに負けないくらい綺麗だと思います。
午後に行ったので厩舎に引き上げる時間になったのですけど、ほんとに大人しい感じでした。某ウマ娘の設定はこの辺から来てるんでしょう。


ゴールドシップ
現役時代は天上天下唯我独尊という感じで、震災で落ち込んだ競馬の売上の回復に、オルフェーヴルと並んで貢献した人気馬といえます。
ちなみにテレビに出たときはこんなことを言われていた模様。


右隣の放牧場所は空でさらに右隣のダノンバラードは厩舎の中なのにそちら側を向いてることが多かったです。

間近で見ると鬣もほんとに白くなりました。7年前のダービーの返し馬のときの画像見直すと黒いですし。

なお、待ちに待ったおかげで面白画像も撮れました。

アグネスデジタル
ダート、芝問わず活躍した二刀流の先駆け的な馬です。マイルCSと天皇賞秋の末脚はいまでも衝撃レースにカウントされるレベルです。
子供のダイメイフジやアスカノロマンには馬券的にお世話になってます。


グラスワンダー同様ほんと綺麗な栗毛でしたね。
コスモバルク
地方競馬からクラシック殴り込みをかけて、キングカメハメハ、ハーツクライ、ダイワメジャーと粒ぞろいだった世代で海外G1勝ち、皐月賞とジャパンカップ2着の実績があります。
ビッグレッドファーム出身で功労馬という形で繋養されてます。

ザグレブ産駒はコスモサンビームが現役中に亡くなってしまったので、種牡馬になれんやったのかなと思うんですがね。
ジョーカプチーノ
NHKマイルを勝ち短距離で活躍したジョーカプチーノ。シルクロードSのマンハッタンカフェ丼は美味しかった。

同じ葦毛でもゴールドシップよりは黒目という感じですね。
アドマイヤマックス
高松宮記念勝ちなど1200~1600で活躍したアドマイヤマックス。

産駒のケイティブレイブは父親と異なりダートの長めの距離でG1を勝つなど活躍中です。
ロサード
小倉巧者として名前のあがることの多いロサード。

橋口厩舎ゆかりの薔薇一族出身、数年前に種牡馬引退して功労馬として繋養されています。
ロージズインメイ
芝ダートの短距離向きの種牡馬ロージズインメイ。ドリームバレンチノにはお世話になりました。

大人しい馬が多かったのですが、この馬は別の場所にいたときに嘶いてました。
ダノンシャンティ
NHKマイルカップのスーパーレコード(未だに1分31秒台の勝ちタイムなし)を持ってる馬。

サイタスリーレッド、シンギュラリティ、スマートオーディンとフジキセキからのスピードを子に伝えるいい種牡馬だと思います。

ゴールドシップは現役時代黒いフェノーメノに切れたり怒ったりしてましたが、ダノンシャンティとは問題ないようです。
ちなみにこの2頭も含めてなんですが、グラスワンダーが厩舎に引き上げた時間帯になると厩舎の近くに近づいて来てました。
やはり時間的なものとか、そろそろ帰る時間というのをわかってるんじゃないかと見ていて思いました。
ダノンバラード
ゴールドシップを見てからグラスワンダーの場所に移動しようとしたら突然ぶるっという音がして見たらダノンバラードは既に厩舎にいました。

初年度産駒から日本ダービー出走馬は出て、東京ダービーの出走馬に有力馬がいます。
その他
通路の途中に2頭の馬がいましたが、看板などはなかったのですけど2頭ほど放牧されている馬がいました。


池の近くには功労馬のマイネルラヴのお墓もあります。

2時間くらい滞在しましたがこういう功労馬や種牡馬を展示してくれている環境はないだけに本当に感謝です。
建物の中で名前を書くだけで回れるのですから、訪問者側もマナーを守っていきたいですね。

普段都会で過ごしている中で時間の流れが違うと感じましたが、同時にそれは新鮮でもありました。
また、機会があれば訪問したいと思いますし、別の牧場も巡ってみたくなりました。


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る

- 関連記事
-
- 観客数上限が7万に緩和された東京競馬場に、オークスの観戦に行ってきたが快適だった。
- ビッグレッドファームでグラスワンダーやゴールドシップに会ってきました(アクセス方法&画像まとめ)
- 仮にGAFAを独禁法で分割しても、日本競馬のノーザンファームのようになるだけの気がする
- カジノが1店舗くらいあったっていいじゃないか。ギャンブル大国だもの。
- IR法案の審議を見ていると、競馬とか投資も依存症がと言われるんじゃないかと思う