HDVでも組入れ比率が2番目まで上昇しているJPモルガン・チェース(JPM)
アマゾン銀行が誕生する日を読み終わって、金融に関してはこれから国内外で大きな変革が起きそうだと思うと同時に、紹介されていた外国の銀行(JPモルガン、ゴールドマンサックス、DBS銀行)について興味を持ちました。
アメリカでは政治力でGAFAを食い止めてきたという側面が大きく、有力金融機関がデジタルトランスフォーメーションを進めながら、金融の周辺領域でフィンテックを統合して発展していく可能性が高いというのは、一理あるなと思いました。
上記であげた3社のうち気になってるのはJPモルガンですね。
iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(ティッカー:HDV)でも、上位の常連に混じっていつのまにか2番目まで比率が高くなっていますし。

ということでJPモルガン・チェース(ティッカー:JPM)について調べてみました。
JPモルガン・チェース(JPM)の売上、利益、ROE
まずはJPモルガン・チェースの売上や利益について見てみましょう。

売上は増加傾向で利益も2018年は大きく増加という結果でした。

ROEに関しても10%前後で安定していましたが、2018年度は大きく増加しました。
2019年1Qの業績も予想を上回りよかったようです。
JPモルガン、1─3月期利益予想上回る 経済成長鈍化の懸念払拭
JPモルガン・チェース(JPM)の売上構成
では売上構成はなっているかというと4半期の報告書を見る限り4つのカテゴリに分けられてます。

CCB・・CONSUMER & COMMUNITY BANKING(消費者向け)
CIB・・CORPORATE & INVESTMENT BANK(企業向け)
CB・・COMMERCIAL BANKING(商業銀行)
AWM・・ASSET & WEALTH MANAGEMENT(資産運用?)
売上などを見る限りでは、CCBの増加が2018年分の売上増加に寄与しています。
JPモルガン・チェース(JPM)の株価推移
では、株価の推移はどうなのか?S&P500とバンガードの金融セクターETF(ティッカー:VFH)と比較してみました。

過去1年で見るとS&P500は下回ってますが、VFHには勝っています。

過去15年で見ましてもJPモルガンはリーマンショックの落ち込みは金融セクターのVFHよりも踏みとどまっていて、その後の10年でも強さが目立っています。
フィンテック分野への投資額は年1兆円を超えていて、データサイエンス、ロボティクス、AI分野で世界のトップ人材を集めてるそうです。
また、個人向けにモバイルバンキングアプリで口座開設から当座口座→普通口座への移すルールの設定など店舗に行かずスマホで完結するのが目玉になっています。
独自の仮想通貨を作ってたりとブロックチェーン技術の実用化も進めてますし、先々生き残って強さを維持しそうだなと思いました。
調べていてHDVの上位に顔を出すようになるのもわかる気がする企業だと思います。


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