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海外ETF

iシェアーズの米国株低ボラティリティETF(USMV)が過去1年でS&P500を大きく上回ってる

USMV-ishares-20190720.jpg

2019年上半期の米国株の小型株とか高配当、バリュー、グロース、小型株などスマートベータ関連にも含まれるカテゴリのパフォーマンスを先週調べました。

その中で意外だったのは上半期や2018年7月からの1年で、低ボラティリティのETFのパフォーマンスがよかったことです。

2019年上半期の米国株モメンタム、増配、高配当、グロース、バリュー、小型などのパフォーマンスを調べてみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記

ウォール街のランダムウォーカーの第12版が出るようですね。旧版を図書館で借りた後時間が経過していたので11版は買ったのですけど、12版はどうしようか迷いました。...

2018年7月からの1年で、S&P500を大きく上回ってますし、過去1年でみてもアメリカ上場のETFの中でも資金の流入が目立っていました。

今年に入って株価の上昇がハイペースですし、2020年に相場の調整が始まるという識者の意見が散見されるので、資金が流入している面もあるかなと考えます。

数年前から注視していますが、ここまでパフォーマンスいいと現状どういう形になってるのか気になりました。

米国株、先進国株式の低ボラティリティ戦略は有効なのかiSharesのETF(USMV,EFAV)で確認してみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記

昨日は新興国株式の低ボラティリティ戦略が有効なのか、iSharesの新興国株式低ボラティリティETFである、iShares MSCI Emerging Markets Minimum Volatility ETF (EEMV)で確認しました。...

ということで現状のポートフォリオの構成やパフォーマンスについて調べてみました。

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iシェアーズ・エッジMSCIミニマム・ボラティリティETF(USMV) 概要とセクター別比率


まずは現時点での資産規模や配当率、PERなどを調べてみました。

銘柄数281
資産規模300億ドル
配当率1.81%
経費率0.15%
PER25.35
PBR3.55

資産規模は300億ドルとかなり大きな規模です。PERやPBRは低ボラティリティでも高めになっています。

次に、USMVのセクター(業種)別の比率を見てみましょう。

USMV-sector-20190720.png

意外にも情報技術セクターの比率がトップ。ただし、金融、一般消費財、生活必需品、ヘルスケアの比率が高く、セクターの分布も比較的均等のように見えます。

比較的ボラティリティの低そうな生活必需品セクターの比率は高いものの、ボラティリティの高いセクターも比率もそれなりにあります。

iシェアーズ・エッジMSCIミニマム・ボラティリティETF(USMV) 構成上位10社


では、どういう企業が組入れられているのか?USMVの構成上位10社を見てみましょう。

USMV-top10-20190720.png

トップのニューモントは世界最大の産金会社です。今年の4月に米産金大手ニューモント・マイニングとカナダのゴールドコープが合併した会社です。

金価格は上昇傾向ですし、レイ・ダリオも金投資を推奨する発言を続けている点なんかを含めて考えると、組入れ比率トップにするのは独自の方針だなと考えます。

2番目のウェイスト・マネジメント(WM)は商工業顧客、地方自治体、一般家庭に廃棄物処理サービスを提供する持株会社で、リサイクルや発電までやってるようでなかなか面白い会社のように思えました。

ただ、それ以降を見ますとVISA、マクドナルド、コカコーラ、ペプシ、ベライゾン、ファイザーと高配当株ETFで見かける銘柄が多いですね。

iシェアーズ・エッジMSCIミニマム・ボラティリティETF(USMV) 過去パフォーマンス


では、パフォーマンスはどうなのか?青のS&P500と比較してみます。

USMV-SPY-1y-20190720.png

過去1年で見てみますと、アカのUSMVがかなり好調。

加えて2018年12月や2019年の5月の株価が下落した局面でも、S&P500よりも下落幅は抑えらています。

ただ、あくまでも過去1年のパフォーマンスですので、設定来の過去8年を見てみるとどうなるのか?

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赤のUSMVは株価が好調だった2013年~2015年や2016年末~2018年前半の間はS&P500に大きく負けていますが、株価の調整が起きるタイミングで差が縮まってほぼ互角の結果になっています。

あくまでもこの期間なので、リーマンショック時にどうだったのかというのは知りたいなと思う一方、ちゃんとボラティリティ抑えられていて且つS&P500ともパフォーマンスの差がそこまでないのであるならば、選択肢としてありなんじゃないかと考えます。

とくに10年近くの上昇相場が続いた状況なだけに、ディフェンス面を考えるのは悪くないんじゃないでしょうか。

米国外先進国で見ても低ボラティリティのパフォーマンスは悪くない


ちなみにiShares Edge MSCI Min Vol EAFE ETF(EFAV)という米国外先進国の低ボラティリティETFもあります。

EAFE-EFAV-8y-20190720.png

緑の低ボラティリティEFAVの方がEAFEを上回ってますし、米国外先進国でもこの戦略はここ8年ぐらいでは悪くないですね。ちなみにEFAVはサクソバンク証券でも取り扱いがあります。

新興国株式もiShares Edge MSCI Min Vol Emerging Markets ETF(EEMV)もサクソバンク証券で取り扱いがあります。

とくに値動きの激しそうな新興国株式でもパフォーマンスはいいので、「低ボラティリティ」のファクターは株価のパフォーマンスがいい時期だからこそ注目する勝ちはあるかもしれません。
EEMV-performance-8y.png
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