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海外ETF

スマートベータ関連の米国株の相関性について調べてみた

smartbeta-corrarelation-20190728.jpg

スマートベータ関連にかれこれ4年以上注目していますが、個人的に重宝したいと考える理由は通常の指数との相関性が低い傾向があるため、分散に使えるというのがあります。

ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第12版〉はNYダウが最高値の時期だからこそ読み直すべき一冊 - 関東在住福岡人のまったり投資日記

ウォール街のランダム・ウォーカーは、図書館で1度借りてと3年前に出た11版を購入して持っているの計2回ほど読みました。ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉を読んで分厚い本ですが、投資を始める際に読んでおいて損はない一冊だと考えます。そんなウォール街のランダム・ウォーカーの原著第12版が今月発売になりました。...

実際ウォール街のランダム・ウォーカーの12版に載ってた1964年からのデータは以下の通り。

randomwalker-smartbeta-20190728.jpg

もちろん50年以上の期間で相関係数がマイナスといっても近年で高まっている可能性もあるでしょうけど、ある程度は有効かなと思います。

ただ、この表だと配当関連とかグロースがどうなってるのかわからないので、調査できる期間が短くなるのを承知の上で、海外ETFを使って調べてみました。

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スマートベータ関連ETFで相関性を調べてみた


対象としたETFは下半期ごとにパフォーマンスを以下の9本です。

    クオリティ:iShares MSCI USA Quality Factor ETF (ティッカー:QUAL)
    サイズ:iShares MSCI USA Size Factor ETF (ティッカー:SIZE)
    モメンタム:iShares MSCI USA Momentum Factor ETF (ティッカー:MTUM)
    低ボラティリティ:iShares MSCI USA Minimum Volatility ETF (ティッカー:USMV)
    バンガード・米国増配株式ETF(ティッカー:VIG)
    バンガード・米国高配当株式ETF (ティッカー:VYM)
    バンガード・スモールキャップETF(ティッカー:VB)
    バンガード・米国バリューETF(ティッカー:VTV)
    バンガード・米国グロースETF(ティッカー:VUG)
※iSharesのETFは日本の大手ネット証券3社では買えません。

2019年上半期の米国株モメンタム、増配、高配当、グロース、バリュー、小型などのパフォーマンスを調べてみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記

ウォール街のランダムウォーカーの第12版が出るようですね。旧版を図書館で借りた後時間が経過していたので11版は買ったのですけど、12版はどうしようか迷いました。...

まずは2013年からの月次の相関性をまとめると以下の通りです。

smartbeta-monthly-correration-20190728.png

どのETFを選んでも9割がた米国市場と相関性があります。

個別の組み合わせで見ると小型株とモメンタム、小型株と低ボラティリティの相関性が7割程度と低めで、モメンタムは高配当やバリュー株とも相関性が低い傾向があります。

次に同じ期間のリターンやシャープレシオを比較してみます。

smartbeta-sharperatio.png

相場が好調な期間でしたので、シャープレシオも高めになっていますが、小型株は0.66と低め。

逆にモメンタム(MTUM)、低ボラティリティ(USMV)、クオリティ(QUAL)、グロース(VUG)が1を超えています。

マルチファクターETFでモメンタム、低ボラティティ、クオリティがファクターに入れられてるのは相関性の低さとシャープレシオが高いというのがあるでしょうね。

ちなみに隔年のパフォーマンスが以下の棒グラフになります。

smartbeta-annual-return-20190728.png

小型株がシャープレシオ低めなのは2015年と2018年1人負けな上に、モメンタムやグロースのように突き抜けてよかった年がないのも大きいのかなという印象です。

ファクターの組み合わせの最適解を探すのはなかなか難しいのでしょうけど、pythonなんかでyahoo financeから情報とってくれば自分でもリスクやパフォーマンス計算ができる時代です。

個人的にはプログラミングをもっとやってみたと思ってるのですが、仕事で疲弊してできないのがなんとかならんのかなと思う今日この頃です。

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