スターバックス(SBUX)の株価が100ドルを超えそうな件について
米国株をやっていて節目となる株価って100ドルとか1000ドル単位になるかと思います。
Amazonなんかはあっというまに1000ドルから2000ドルまでいきましたけど。
そんな米国株の中で節目が近づいているのがスターバックス(ティッカー:SBLX)
都内や関東圏や福岡の郊外見てるとコメダの攻勢に押され気味なのか?という印象もありますが、過去5年の株価を調べてみても、この1年で急速に上昇して金曜発表の決算も高評価で99ドル台まで来ました。
しばらく停滞していた印象で値動きも追いかけていませんでしたが、「アフター・デジタル」に書かれてあった中国市場での施策を読んでおりますと、色々と試しながら変えていってる印象が残りました。
スターバックスの中国市場の施策
スターバックスは中国市場に注力していて、2018年で3300店舗展開していました。ところが、既存店舗の売上は2018年第3四半期に2%減少。
中国はモバイル決済の普及とフードデリバリーサービスが一気に広まって、インフラ化している変化が起きてました。
このためスターバックスはアリババと連携して配送とビッグデータ活用に注力する方針に変えたそうです。
アリババとの提携の施策としては以下の2点のようです。
①デリバリーサービスのウーラマでのコーヒー配送
②OMO(Online merge Offline)型スーパーマーケットフーマーの中にスタバを作る。
日本でもピザを除くと宅配やってるのはココイチとか限られてましたけど、最近はマクドナルドの宅配も見かけるようになりました。
宅配とデータにデジタル決済に基づく顧客の行動傾向からの出店計画や、店舗によってサービスの選択なども行われていくようになるんじゃないでしょうか。
スターバックスの業績は売上上昇も利益は頭打ち
気になったので2014年~2018年の業績も調べてみました。

売上に関しては上昇傾向ですが、利益や利益率に関しては頭打ちで、2018年は前年よりも減少という感じで、株価にもそれは表れてたかと。

ただ、ROE(自己資本利益率)やROIC(投下資本利益率)で見るといい数字で、今年に入ってからの株価の上昇の一因にもなってるでしょうね。
ちなみにフリーキャッシュフローも昨年大きく増えています。

4~6月期では、アメリカが7%(予想:4.6%)、中国・アジア・太平洋が5%(予想:3.6%)、欧州・中東・アフリカが3%(予想:0.9%)と各地域で売り上げ予想を上回って株価が一気に上昇しました。
冷たい飲料の人気拡大も寄与しているようで、アメリカや中国の消費が冷え込まなければ更なる株価の上昇の可能性もあるかもしれません。


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