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関東在住福岡人のまったり投資日記

関東在住の三十路福岡人が海外ETF、インデックスファンド等の投資について語ります
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海外ETF

レイ・ダリオ率いるブリッジウォーター・アソシエーツ、新興国株の比率を3割以上減らし金(GLD)を増やす。

ray-dalio-20181117.png

4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表され始めました。

個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。

その投資手法は海外ETFが中心のポートフォリオで、新興国株式に変調している一方で、リスクを考慮したポートフォリオですので、インデックス投資をする人でも参考になる面は多いかと思います(ブリッジウォーターは企業として非常に特殊ですが)


2019年の3月時点のポートフォリオでは新興国株式の比率が5割を超えるほど変調している状況でしたが、3ヶ月経過してどう変わったのか?

レイ・ダリオ率いるブリッジウォーター・アソシエーツ、新興国株式の比率が5割を超える - 関東在住福岡人のまったり投資日記

著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表されまして、一番の話題と言いますとバークシャー・ハサウェイがAmazonを購入したことでしょうね。組入れ比率にして0.43%程度ですがインパクトがあります。...

相場が不安定になりつつある3月から3ヶ月でどれほど変わったのか?6月時点のポートフォリオを確認してみました。

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ブリッジウォーター・アソシエーツのポートフォリオ組み入れ上位変遷(2019年6月編)


著名な投資家のポートフォリオが確認できるウェブサイトiBillionairで調べてみました。

3月時点の構成上位は以下の状況でした。

bridge-water-20190519.png

S&P500 ETFがSPY+IVVで17.6%、新興国株式のETF(VWO+EEM+IEMG)が合計で51%程度と新興国株式の比率が5割を超えるレベルまでなっていました。

これが6月になると様相一変。

bridge-water-20190817.png

S&P500 ETFがSPY+IVVで20.7%、新興国株式のETF(VWO+EEM+IEMG)が合計で34%程度と新興国株式の比率が2/3に減ってしまいました。

新興国株式を減らした結果、S&P500も保有株は減らしていますがポートフォリオ内の比率は2割を超えてきました。

一方で、レイ・ダリオが提唱するオールウェザー・ポートフォリオ(黄金ポートフォリオ)の中でも分散という意味で重視されていた金ETF(GLDとIAU)の比率が3.89%→5.48%と目立ち始めました。

オールウェザー・ポートフォリオでもだいたい7.5%~10%くらいですので、組入れ比率的にはそこが上限ではないかという気がします。

リスクを考えた上での保有株増加のように見えます。

あと長期債(TLT)や物価連動債(TIP)の比率も減らしていて、投資適格社債(LQD)やハイイールド債(HYG)を増やしてるのは、年末からの金利の低下を考えると、社債の方が魅力的なのでしょう。

セクター別比率と個別株


組入れ上位はETFで占められていますが、ブリッジウォーターは個別株もポートフォリオに組入れています。

セクター別で見ると一般消費財、テクノロジー、金融といったセクターの比率が高くなっていますが、通信と公益事業を除くと比較的バランスを取ったセクター別の比率です。

bridge-water-sector-20190817.png

前回からのセクター比率の変化としては、エネルギーセクターの比率が上昇して、ヘルスケアセクターが大きく減ったという点でしょうか。

エネルギーは確かに割安かなと思う面もあるので、いろいろと調べてみようかと考えています。

次に持ち株が増加減少していた企業を調べてみました。まずは持ち株数が増加していた主な企業。

  • アライアンス・データ・システムズ
  • バイオジェン
  • アリババ・グループ
  • サウスウェスタン・エナジー
  • ピーブイエイチ

アリババに関しては、米中貿易戦争に関して両方に賭けるというような話をしていたので、中国大型株ETF(FXI)の買い増してますので、考えを反映したものだと思います。

一方で持ち株が減少した主な銘柄は以下の通り。

  • シーブイエス・ヘルス
  • イーストマンケミカル
  • カーディナル・ヘルス
  • リヨンデルバセル・インダストリーズ クラスA
  • ユナイテッド・レンタルズ

持ち株数が多い中で減ってるのはヘルスケアと化学が目立っていました。全体的にヘルスケアの企業は持ち株を減らしている印象です。

個人的に4月にヘルスケアの企業は株価が下がったので強気とはいかないものの、あまり悪くないと思うのですが判断が違うんでしょうね。

レイ・ダリオは2020年のアメリカ大統領選挙前に景気後退入りする確率は40%と発言しています。仮に後退となれば、アメリカ大統領選挙で現職に不利に働く可能性は上がるでしょうね。

とくに中東と東アジアには大きな影響が出るだけに、日本は防衛からみも含めて柔軟に動く必要があるでしょう。

また、通貨戦争が増えるとも話していて、ここ2年くらい落ち着いていた為替に関しては、私もボラティリティが高くなることを意識したいと考えてます。

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