SBI証券で買えるようになったゴールドマンサックスのGS Motif ヘルスケアイノベーションETF(GDNA)
SBI証券で新規取り扱いになったETFを見ておりましたら、ゴールドマンサックスのETFが取り扱い開始になっていました。
ただ、残念ながらウォール街のランダム・ウォーカーでも紹介されていたゴールドマン・サックス アクティブ・ベータETF(ティッカー:GSLC)が含まれていないのが残念ではありますが。
ウォール街のランダム・ウォーカーで紹介されていたゴールドマン・サックス アクティブ・ベータETF(GSLC) - 関東在住福岡人のまったり投資日記
ウォール街のランダム・ウォーカーの原著第12版でとくに印象に残ったのは全面書き換えになった11章のスマートベータとリスク・パリティーの項目でした。あくまでも通常のインデックスの補完という位置づけではありましたが、なかなか興味深いデータが載っていたと思います。...

個人的にはヘルスケアセクターを重視してますので、GS Motif ヘルスケアイノベーションETF(ティッカー:GDNA)が気になりました。
- 高精度医療
- ゲノミクス
- 延命医療
- ロボット手術
- デジタルヘルスケア
サブテーマとして、上記の5点をあげていますがどんなETFなのか調べてみました。
GS Motif ヘルスケアイノベーションETF(GDNA)概要
GS Motif ヘルスケアイノベーションETF(ティッカー:GDNA)の概要は以下の通りです。
銘柄数 | 120 |
資産規模 | 762万ドル |
経費率 | 0.50% |
PER | 22.95 |
PBR | 3.76 |
設定が今年の3月になりますので資産規模も小さいです。ゴールドマンサックスのマルチファクターETFは資産規模がそれなりに大きくなってますので、取り扱い開始されたETF5本も今後資産規模が伸びていくかが鍵ですね。
投資はグローバルではありますが、米国企業で4分の3占めています。一応日本も1.2%程度組入れられていますが、アメリカ以外だとドイツ、イギリス、スイスの比率が4~6%程度含まれます。

業種別で見ると延命医療、ロボット手術、ゲノミクス、高精度医療、デジタルヘルスの順番。意外とゲノミクスの比率が小さく、延命医療やロボット手術の比率が高い印象を持ちます。

組入れトップはメドトロニック
ヘルスケアETFでVHTなんかですとジョンソン&ジョンソンが頭1つ抜けてるポートフォリオになっていますけど、このETFだと組入れ5番目になっています。

組入れトップは医療機器メーカー大手のメドトロニック。
それに続くのもロボット手術のインテュイティブサージカル、医療製品も扱ってるアボットなど、機器や高精度医療の企業を重視した企業になってる印象があります。
日本企業で組入れられてるのは、8/22時点でジェネリック医薬品メーカーの最大手日医工(4541)、宝ホールディングス(2531)、タカラバイオ(4974)、武田薬品工業(4502)でした。
GDNAのパフォーマンスは通常のヘルスケアセクターETFとほぼ変わらない
まだ運用開始から半年経過していませんが、パフォーマンスを米国ヘルスケアセクターのVHT(青)、グローバルヘルスケアセクターのIXJ(緑)、バイオテクノロジーのIBB(ピンク)と比較してみました。

いまのところパフォーマンスはVHTやIXJといったヘルスケアセクターETFとほぼ変わらない感じです。
グローバルセクターとコスト差は小さいですけど、アメリカの比率が7割程度占める中でVHTとはコストの差が5倍開いていますので、今後の運用でこの差が関係ないパフォーマンスをたたき出せるか注目したいですね。
資産規模が増えてきたら投資するのも面白いかなというのが今のところの評価です。
VHTとはひと味違う感じのポートフォリオですのでしばらくウォッチしていきたいと考えます。


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