ひふみ投信のレオス・キャピタルワークス、今秋にも世界株の投資信託を新規設定へ
ひふみ投信が米国株への投資を開始して2年が経過しました。
日本の小型株が2018年2月に大きくずれたのを見ますと投資をするタイミングとしては悪くなかったのではないかと思えますね。
そんなひふみ投信ですが、昨年には米国上場の中国株にも手を広げていましたが、今秋にも世界の株式で運用する投資信託を新規設定するそうです。
ひふみ投信で知られるレオス・キャピタルワークスは今秋にも世界の株式で運用する投資信託を新規設定する。日本株の厳選投資のノウハウを活用し、欧米など世界の成長企業に長期投資する。現地の企業調査のため、月内にも米国に拠点を設ける。欧州やアジアでの拠点開設も検討する。
外国株への投資に関してはかねてから言及することが年々増えていましたし、ひふみ投信の規模が大きくなりすぎたのを気にしていることからも、ようやく別のファンドを設定する方向に舵を切った感じです。
コストや運用方針などの詳細が出てから細かく分析しようと思いますが、今回の件で感想が2点あります。
仮に上場が延期になっていなかったら、新規設定はもっと早かったのでは?
個人的に米国株が組入れられるようになって、組入れ上位の銘柄を見るようになりましたが、へ~っと思う銘柄のチョイスだと思います。
現状もINTUIT INC入れてるのみたら面白そうだと感じましたし。

アメリカに拠点を作るとか、アジアや欧州にも拠点を作るという話がでてるのを見ますと、仮に昨年末の上場予定がすんなりいってたとしたら、新規設定はもっと早かったんじゃないですかね?
【悲報?朗報?】ひふみ投信のレオス・キャピタルワークス、上場予定5日前に上場延期 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
いつのまにか日経平均が20000円にタッチしそうなレベルまで下がってきていて、PERで見ても割安水準といってよさそうなレベルまで来ています。相場が荒れ始めたこのタイミングでひふみ投信のレオス・キャピタルワークスは来週の12/25に上場予定になっていました。...
藤野氏は上場延期で準備に時間がかかると発言してましたが、その目処がついたので新規設定というのもあるかもしれません。
ひふみ投信から新規世界株へ投資する形はありえるのか?
現状ひふみ投信内の5%とか10%程度で海外の株式に投資しています。
より分散を考えた場合に、ひふみ投信から一定比率新規ファンドをポートフォリオに組み込んで投資する形はありえるのかなと。
例えば、以下のようなバンガードETF(VTI)なんかのような形で、ひふみ投信の一部から新規ファンドに投資するという形です。

上記の図とは異なり大元のひふみ投信の方が資産が大きい形になりますので一概に同じとは言えませんが。
ファンドの規約的に外国の個別株はOKだがファンドはどうなのか?という話もあるでしょうけど、ひふみプラスに投資している身としてはその可能性はどうなのか気になります。
期待はあるものの、米国だけではなくアジアや欧州など他にも拠点を作るというのは戦線の拡大で兵站が伸びる可能性もあります。
米中貿易摩擦を筆頭に2017年頃の低ボラティリティ且つ株価上昇というイージーな状況とは一変しつつあります。
複数拠点で起きうる弊害への対策も含めて藤野氏はじめレオスの方々がどう考えてるのか今後の発言に注目したいですね。


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る

- 関連記事
-
- ひふみ投信の上位構成銘柄から消えた銘柄がどうなったか見てみた(2019年編)
- もうすぐひふみワールドが設定される中、ひふみ投信の上位構成銘柄が1年でどうなったか見てみた(2019年編)
- ひふみ投信のレオス・キャピタルワークス、今秋にも世界株の投資信託を新規設定へ
- 米国も日本も銀行株の益回りは軒並み10%を超えていて高配当
- モーニングスターがETF(MOTI)で経済的な堀があると判断している日本企業10社