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関東在住福岡人のまったり投資日記

関東在住の三十路福岡人が海外ETF、インデックスファンド等の投資について語ります
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投資関連本

アセットアロケーションの最適化から学ぶ、ポートフォリオの最適な構築法

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相場の雲行きが怪しい中、株価が下落すると同時にかなり債券や金といった資産が上昇をしているのを見ると、ポートフォリオをどうしたものかと考えたくなってました。

そのヒントを得られるかと思いまして、最近長い移動時間があった際に「アセットアロケーションの最適化」を読みました。


著者のロバート・カーバーはバークレイズ投資銀行や世界最大のヘッジファンドの1つであるAHLポートフォリオマネージャーの経験があり、引退後は個人投資家兼作家となっています。

コストから各資産との相関などに関して述べていて、投資ポートフォリオの適切なアセットアロケーション(資産配分)とそのメンテナンスまで書かれていて、リスクやボラティリティまで見たいという投資の上級者向けには値段は高いけど読んでおいて損はないかなと。

あと、付録は非常に参考になる内容が多いです。

同時にリスク管理を運用に取り入れてるファンドやETFはこういう風にしてポートフォリオ作ってるんだろうなという一端も理解できる内容となっていました。

印象に残った点をピックアップすると以下の4点ですね。

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株式100%のポートフォリオに投資してはならない


著者は株式100%のポートフォリオは、幾何平均が最大のポートフォリオよりもリスクが高くなるが、期待幾何平均が向上することはないという考え方です。

これは算術平均リターンが必ずしも投資家にとって高いリターンをもたらすとは限らない。そのため毎年の利回りから実際に投資家が享受できる利回りである「幾何平均利回り」を重視という意見です。

アメリカ市場を例にすると、米国市場のS&P500指数と米国10年債の組み合わせでは、S&P500、100%のポートフォリオよりも幾何平均が最大のポートフォリオのほうが安全で、しかも期待リターンは同じになります。

要するに価格の変動によって、投資家が享受できるリターンは算術平均リターンよりも低くなるので、分散投資が必要というわけです。

個人のリスク許容度によっても異なる債券と株式の割合や、分散する比率や時価総額加重平均か?均等過重か?という問題まで理由とともに詳しく記載していて、上級者や海外ETF使って投資する人にはオススメしたい内容でした。

スマートポートフォリオの構築


7章から13章までは、具体的にどのようにポートフォリオを構築していくかが書かれています。

アメリカ・日本・欧州等の株式・債券やオルタナティブなど異なるアセットクラスにどういう比率で投資していくかなどが記載されています。

個人的にリスクなどを考慮してウェートをつけるのは興味深かったのです。

ただ、米国外の先進国でも欧州とアジアで分けてたりするポートフォリオも載ってたり、コモディティも細かく分類、セクターを選んで投資する場合の注意点なども書かれていましたが、コストや管理を考えると資産規模が大きく、アメリカ市場がメインじゃないとコスト負けのリスクも高いと思いました。

カーバー氏はイギリスの例を中心に書いてますけど、イギリスのETFはアメリカと比べてコスト高いなという印象ですし。

コスト面の計算なんかも本に書かれていますが、先進国とか新興国の区分に関してはもう少し大雑把でもいいのではないか?と思いました。

ちなみにアセットアロケーションの最適化においてシンプルに提言が4つまとめられてました。

  • 将来を予測しようとするな
  • 分散、分散、そして分散
  • コスト削減
  • 信念を曲げるな

30年にわたる債券のブル相場が終わった今


161ページのリスクパリティのコラムに書かれていたのですが、債券のブル相場が終わった今という内容でした。

注意点もあってその後どうするのかまでは本を書いた2017年時点の情報しか書かれておらず、2018年末を底にそこから債券価格が上昇しているため、現状をどう考えてるのか?というのは気になりました。

その後の章で株式、債券、オルタナティブと3つの資産をそれぞれ細かく見てるのみますと、株式と債券だけでは分散は不十分という印象を持ちましたが。

現実的な解としては金利がマシなアメリカと新興国ということになるんでしょうかね?

スマートベータは本当にスマートなのか?


最後に興味深かったのは15章のスマートベータは本当にスマートなのか?ですね。章全体ではアクティブファンドやロボアドバイザーまで触れています。

結論としては、最小分散や最大分散は避けろという点と、一定のファンドを除きリターンがコストを上回るようなスマートベータはないとのことでした。

ただし、大型株のモメンタムファンドとリスクファクターを持つ小型株ファンドは手数料をもっと支払うだけの価値はあるとのことでした。

米国上場のETFで考えると前者はiシェアーズのMTUMに該当していて、後者に関してはバンガードの小型バリュー株のVBRは該当する可能性があるのでは?と思いました。コストもVOOやらVTIと比較しても0.1%程度しか差がありませんし。

これに関してはカーバー氏は参考でアメリカのETFを検索できるサイトは紹介しているもののそこまで詳しくないというのがあるので致し方ないのでしょうけど。

ともあれここまでリスク計算を行っていて、実際にヘッジファンドのポートフォリオマネージャーを務めた人も価値があると言ってるのですから、モメンタムとリスクファクターを持つ小型株ファンドに関しては色々と調べてみる価値はあるかと思いました。

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