預金バカ 賢い人は銀行預金をやめているを読んで
草食投資隊として活躍されているセゾン投信株式会社の社長中野氏の本を読みました。7月発売の本なのにもう図書館にあったので運良く借りることができました。
会社の運営的に黒字に転換した旨の発言もあるようですので、これから経費率を下げたりするのか注目したいと思っております。
経費率も独立系投信ではかなり安い方なのですが、経費率半分のVanguardとiSharesのETF使えばある程度まねすることはできるんですよね。まぁ、管理する手間がないという意味でこれはありだと思います。
話が逸れてしまいました、この本についての感想です。
これはポジショントークがあるとはいえごもっともと思いました。
それと地方銀行が地域経済にも寄与することなく、ただ資金をため込むことを批判しております。この件に関しては特に同意しますね。金を回さないと地方経済がどんどん衰退していくだけだと思いますし。そこの新しい仕組みを生み出す人が現れてほしいものですけど。
ただし、日本人が預金することで国債に投資することになり国の借金を増やしているというのは、その後に投資を回せば国が借金を減らす方向に舵を取るとともにちょっと??な感じがしました。
第2章でセゾン投信ができるまでが書かれています。以前何かで読んだ記憶があったのですけど、それが詳細に書かれていてこんなに苦労したのかという感想です。
よくネット証券でも売りに出されている商品なんかを見てると、これだけ苦労するのもわかる気がします。
そして、肝心の著者のポートフォリオですが、現金は10万程度あれば生活していけるのでそれだけしかないそうですw
セゾン投信の2つのファンドをコアに、サテライトでさわかみ投信、ひふみ投信、コモンズ投信、結い2101の4つに投資しているそうです。独立系投信のファンドマネージャーの鏡だなとw
主張で異なる点もありますが、これから何もしない人には厳しい時代ということは間違いないでしょう。トマ・ピケティも似たようなことをいってますし。そういう意味でこの本は預金ばっかで大丈夫か?というきっかけを与えるにはいい本だと言えると思います。


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