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バンガードETF

バランス型ファンド1本で早期リタイアでも逃げ切れるのか?バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド(VWINX)でシミュレーションしてみた

vanguard-VWINX-llifetime-20191027.jpg

先週Portfolio Visualizerのモンテカルロ法を使ったリタイア&逃げ切りシミュレーションを紹介しました。

ただ、データ上の欠陥というか冷戦が30年前に終わったという致し方ない面で、新興国のデータが1995年とか1994年からの25年程度しかないという問題があります。

Portfolio Visualizerのモンテカルロ法を使ったリタイア&逃げ切りシミュレーション - 関東在住福岡人のまったり投資日記

運用を8年以上続けてきてそれなりに資産を投入してきた結果、幸運にも30代のうちにいければと考えていた資産規模は超えたレベルになってきました。個人的にはあと目標までの中間点は超えたという感じですので、なんとか40代早めに到達したいと考えています。...

ならば米国のバランス型ファンドで検証してみれば、データも豊富になりモンテカルロ法のシミュレーションも精度が上がるのは?と思いました。

ということで老舗のバンガードなら30年以上運用しているバランス型ファンドあるんじゃねと調べていたらいいの見つけました。

バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド(VWINX)です。

マネックス証券での取り扱いがなくなったようですが、1970年から運用しているバランス型ファンドで現在は債券:株式=6:4とやや保守的なポートフォリオになっています。

日本のインデックスファンドもバランス型ファンドが人気ですので、バランス型ファンド1本で投資をした場合にどうなるかの参考にもなりそうですので、Portfolio Visualizerで調べてみました。

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バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド(VWINX)概要


1970年から運用しているバンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド(VWINX)ですが、現状のポートフォリオは以下の通りです。

VWINX-portfolio-20191027.png

株式4割、債券6割という感じですけど、債券の中身を見ると社債と国債、地方債が組入れられていて、日本の国債やカナダの銀行の社債など外国にも投資をしているようです。

一方で、株式の方は高配当株中心という印象で、ジョンソン&ジョンソンやJPモルガン、ベライゾンなどが組入れられていて、GAFAやマイクロソフトは対象外です。

VWINX-performance-20191027.png
VWINX-SPY-24y-20191027.png

設定来で年率約10%とNYダウと同じレベルで、1985年からS&P500と比較しても、バランス型としては悪くないパフォーマンスです。

バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド(VWINX)1本で、モンテカルロ法のシミュレーションを試してみた


バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド(VWINX)1本でモンテカルロ法のシミュレーションを用いた逃げ切り計算をテストしてみました。

条件としては初期費用500000$、年間引き出し12000$、期間60年にしてみました。データは1971年からが対象期間です。

VWINX-summary-statistics-20191027.png

失敗した0.02%は何が起こるのか気になるところですが(正規分布から外れたなにかが起きる想定?)、インフレが進んだ1970年代も大半を含んでいますけど、マイナスの最大が22%程度。

これならバランス型ファンド1本でもという気もしてきます。

期間を30年と考えると、30万ドルあれば逃げ切り確率が高そう


40代退職、年金支給70歳と想定するならば、期間を30年くらいであとは年金支給分でと考えて生き残りの確率を見てみると以下の通り。

    20万ドル:6864 portfolios out of 10000 simulated portfolios (68.64%) survived all withdrawals.
    30万ドル:9785 portfolios out of 10000 simulated portfolios (97.85%) survived all withdrawals.
    40万ドル:9988 portfolios out of 10000 simulated portfolios (99.88%) survived all withdrawals.

もちろん年率9.53%というのは再現性があるとは思えませんので、確率は下がるでしょうけど30万ドルあれば大丈夫かなという見立てです。

セミリタイアブログでも3000万という人がいますけど、これはあながち間違ってないでしょう(医療費の問題とかあるでしょうが)。

ちなみに初期費用20万ドルで年間支出が12000ドルで生き残り確率のグラフを見ると以下の通り。

VWINX-200000$-simulation-20191027.png

20万ドルでも20年は持ちそうな印象ですが、30年を前に力尽きてる確率はそれなりにあります。

以前ほど相場にリターンを期待できないのが現状というのは間違いないでしょうから、年間の支出もある程度増やすと考えた場合、余裕がある程度持てるのは50万ドルというのが1つの区切りになりそうだなという印象を持ちました。

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