不調だった小型株や新興国株もかなり好調。海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2019年11月度編
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。
それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点(BUYシグナル→SELLシグナル、SELLシグナル→BUYシグナル)が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です。
概要と検証記事
レラティブ・ストレングスってナンだ!?レラティブ・ステトレングスその2~検証編~
レラティブ・ステトレングスその3~調査結果の記録~
前回の結果は以下の通りです。3,6,12ヶ月リターン計算方法
①3ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から3ヶ月前の月末価格 - 1
②6ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から6ヶ月前の月末価格 - 1
③12ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から12ヶ月前の月末価格 - 1
④3,6,12ヶ月リターンの平均 = (①+②+③)÷3
⑤12か月移動平均 = 12か月分の合計÷12
⑥3,6,12ヶ月リターンの平均がプラス 且つ 市場価格が12カ月移動平均を上回った場合BUY、それ以外はSELL。
欧州株や新興国株も復調した海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2019年10月度編 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点(BUYシグナル→SELLシグナル、SELLシグナル→BUYシグナル)が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です。...
債券のETF
- TLT(長期債) BUY
LQD(投資適格社債) BUY
BND(米国債券) BUY
JNK(ジャンク債) BUY
BLV(米国長期債券) BUY
VCLT(米国長期社債) BUY
EDV(超長期米国債) BUY
REITのETF
- IFGL(米国除くREIT) BUY
IYR(米国REIT) BUY
セクターETF
- KXI(世界生活必需品) BUY
IXC(世界エネルギー) SELL
IXJ(世界ヘルスケア) BUY
VDC(米国生活必需品セクター) BUY
VHT(米国ヘルスケア・セクター) BUY
高配当系ETF
- HDV(高配当) BUY
VYM(高配当) BUY
VIG(連続増配) BUY
小型株とVTと米国外ETF
- VT(全世界株式) BUY
VSS(米国除く小型株) SELL
VB(米国小型株) BUY
VBR(米国スモールキャップ・バリュー) BUY
VBK(米国スモールキャップ・グロース) BUY
VXUS(トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)) BUY
VGK(ヨーロッパ) BUY
VWO(エマージング・マーケッツ) BUY
債券もREITも相変わらず高い状況で、株式含めてどれから変調を来すのかはしっかりと観察していきたいですね。
にしても相変わらずエネルギーセクターだけは沈んでいる状況です。
ハワード・マークスのサイクル的にいうとピークが近づいていて、仮にエネルギーセクターにも資金が流入するようになったら、そこがピークかなという印象を持ってます。
小型株、新興国株にも資金が流入し始めている
米国株セミナーで小型株に資金が流入し始めているという話がありました。
モーニングスター主催の米国株式セミナー~米国株の魅力と2020年相場展望~に行ってきました - 関東在住福岡人のまったり投資日記
昨日、モーニングスター主催でマネックス証券協賛の米国株式セミナー 米国株の魅力と2020年相場展望に行ってきました。米国株式セミナー〜米国株の魅力と2020年相場展望〜だいたい六本木で開催が多い印象ですけど、半蔵門の会場は以前も来たことがあるようなという印象でした。会場はほぼ満員ですが、後ろの方の席が全部埋まっているという感じではなかったですね。...
これは新興国株も同じ傾向でここ数ヶ月で回復している印象です。実際今年はロシアとかブラジルのパフォーマンスがかなりいい状況ですし。
いろいろと問題抱えてる欧州株も回復した状況、そろそろ調整起きそうな印象を持つんですよね。
割といま全面に出ている問題ではなく火がくすぶってるのに無視された問題起因で株価は下がるのかもしれません。
しかし、仮に株式が不調になったとして、現状最高値状態の債券に資金が流入するのか?という疑問もあるのですが。1960年代末から1970年初頭もこんな感じだったんでしょうかね?


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