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投資哲学・投資理論

資産配分に関する長年の前提が通用しないのでは?という疑問

TROWPRICE-Phylosophy.jpg

アメリカの大手運用会社のティー・ロウ・プライスの創業者と会社の発展の過程を描いた「T・ロウ・プライスー人、会社、投資哲学」を紹介しましたが、読んでいてどういうファンド売ってるのかな?と素朴に疑問を持ったんですね。

成長株投資の先駆者の投資哲学とは?T・ロウ・プライスを読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記

わたしは割とデータを好んで使いますし、データをいかに有効活用するかを競う状況になってるメジャーリーグなんかは非常に興味を持ってます。それは投資にも通じていて、投資のデータを色々と調べるのも好きなのですが、わたしが一番気になってるのは1970年代のデータ。...



調べてみると、日本語のサイトもあるんですね。

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日経の記事も見つけたのですけど、どうやら今年の5月から国内で初となる公募の投資信託を新規設定しているようです。

ファンドは別途記事にするかもしれませんが、設定されたファンドは1%台のコストですけど資金は100億超えてるファンドが多いです。

T・ロウ・プライスの日本語サイトを眺めてますと、市場見通しやレポート(2019年分)が載っていて、まだ全部読めてないですけど、いろいろと参考になる情報がありそうです。

その中でもとくに刺さる内容だったのが、「アセット・アロケーション担当者が直面する3つの新たな問題」という9月のレポートです。

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資産配分に関する長年の前提がもはや通用しないのでは?という疑問


わたしはブログ書いてる中でも債券の比率が高い部類に属していると思いますが、今年のように債券が急激に上昇してるのに、株式はそれ以上に上昇しているというのはちょっと不気味さを感じています。

同時に、仮にこの後株価が数10%下がった場合に、果たして債券がポートフォリオ内のプロテクト的に機能すんのか?という疑問はあるかと。

ティー・ロウ・プライスのマルチ・アセット部門の責任者も以下の3点の懸念点をあげています。

アセット・アロケーション担当者が直面する3つの新たな問題 | T. Rowe Price

世界経済は拡大期の最終局面にあり、リセッションがそろそろ訪れるというのが一般的な見解です。しかし、景気後退がいつ来るのかに関してはコンセンサスがなく、このことがアセット・アロケーション担当者に難しい問題を突きつけています。彼らには、来るべきリセッションに備えてポートフォリオのポジションを調整すると同時に、その間進行する市場の上昇を取り逃がさないという絶妙のバランス感覚が求められています。

次のリセッション(景気後退)がいつ訪れるのかに関してコンセンサスがない。
資産配分に関する長年の前提がかつてほど信頼できなくなってきた。
債券はあなたが思っているものと違うかもしれない。

平均的な相関係数を使うと、確率分布の左右の極端な相関関係が従来と変わっていること。

そして、今年に入って債券ETFなども価格が上昇していますが、リスクが高くなっている点はきになるところです。

デュレーションが低い時は、利回りが5%変化しても、債券価格への影響は限定的です。 現在はデュレーションがはるかに高いため、同程度の利回り変化は債券価格へ非常に大きな影響を及ぼすでしょう。このことはソブリン債はかつてよりリスクが格段に高くなったことを意味しますが、現在の高いデュレーション水準を反映していないシンプルなモデルではこれは特定できないでしょう。


様々な国や市場に分散し、低相関資産で構成されるポートフォリオを構築する


対策としては、「より洗練されたアプローチ」ということで、以下の提案がされています。

  • 世界各国が金利サイクルの異なる局面にある現在のような時は、様々な国や市場に分散し、低相関資産で構成されるポートフォリオを構築する
  • 株式、債券、オルタナティブという伝統的な区分に囚われず、「グロース」、「ディフェンシブ」、「無相関」などのように、資産がどのような動きをするのかに焦点を当てた新たな区分を採用する必要があるかもしれません

個人的にも次の調整時に米国債券・国内債券や金が十分に機能しない可能性があるかと考えていて、対策としては分散するしかないかなと。

なので、今年に入ってサクソバンク証券で投資始めた分でぼちぼち米国以外の比率も上げていく予定ですし、グローバルREIT ETFにも投資を始めました。

あとはファクターで散らばらすという感じですかね。高配当、増配、モメンタム、中小型で割と守り重視だけどモメンタムや中小型にも投資をする感じ。

国も怪しさがあるからこその米国街先進国と新興国にも散らしたいなと。

これが吉と出るか凶と出るかはわかりませんけど、「アセットアロケーションの最適化」で投資対象になっていたコモディティ関連のファンドやETFはコスト高いですし、代表格の金は債券よりも再現性が怪しいと考えています。

stockbondogold.png

次に来るのは上の図の1970年代~1980年代初頭のようになる可能性があり、そうなると世界的に株価も債券も数年下がる局面もありえるかもしれません。

それを考えると国単位で分散したり、債券も分散という形がいいんじゃないかと、12月入っても好調な相場を見る限り考えています。

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