バンガードからのお年玉?VTやVWOなどETFやファンド56本の経費率削減を発表
バンガードが年末に公式サイトでVTやVWOなどVanguardのETFやファンド56本の経費率削減を発表しました。
バンガードジャパンには一切ニュースは載っていなくて、12/26の記事のようですけど、以下のtweetみるまで気づきませんでした。
お、Vanguardさんがお年玉を用意してくれたんだ。地味に嬉しいね。個人的にはVTがJr.NISAで恩恵を受けるかたちとなります。
— HIRA💊 (@Open_JP) December 31, 2019
VWO 0.12%→0.10%
VT 0.09%→0.08%
https://t.co/MrPkp3tajr
ちなみに記事中にいつ実施されるのかを探してみましたが、とくに期日は1/1時点では載っていません。
Expense ratio cuts on 56 Vanguard funds mean more savings for you | Vanguard
Vanguard announces expense ratio reductions on more than 56 ETFs and mutual funds. See which funds are affected.

ただ、それ以外のETFの中には既に値下げされいてるETFもありまして改定後のコストが反映されてるもの20本くらいありました。日本語サイトのニュースを見返してもとくに発表されてないのですが。
日本での需要という意味ではVT、VWO、VSSあたりが大きいかなという印象。今回のコストダウンの恩恵を受けれるETFはわたしがホールドしている銘柄も4本。
しかも大幅にコストダウンしてくれたのが3本もあって非常に助かります。
56本中20本くらいはファンドが含まれていましたので、大手ネット証券で取り扱いがあるものとそうでないものも含めてまとめてみました。
コストダウンが発表された主なETF
コストダウンが発表された大手ネット証券で購入可能な主要ETFは以下の通りです。
ティッカー | ファンド名 | 改定前 | 改定後 |
VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF | 0.09% | 0.08% |
VXUS | バンガード・トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)ETF | 0.09% | 0.08% |
VEU | バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF | 0.09% | 0.08% |
VSS | バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF | 0.12% | 0.11% |
VWO | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF | 0.12% | 0.10% |
VGK | バンガード・FTSE・ヨーロッパETF | 0.09% | 0.08% |
VPL | バンガード・FTSE・パシフィックETF | 0.09% | 0.08% |
VWOB | バンガード・米ドル建て新興国政府債券ETF | 0.30% | 0.25% |
BNDX | バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり) | 0.09% | 0.08% |
※VONE、VONG、VONV、VTWO、VTWG、VTWV、VTHRのラッセル関連、VOOG、VOOV、IVOO、IVOG、IVOV、VIOO、VIOG、VIOV のS&P500関連はすでに値下げ対応済。
※VCIT、VGIT、VCLT、VGLT、VMBS、VGSH、VCSH、VTIPの債券、社債関連もコストダウン反映済。
米国外のETFのコストダウンが多い印象です。とくに新興国はがっつりコストダウンしてきていますね。
中国株の取り扱いに伴う対応を昨年行っている記事を見かけた気がしますが、その対応が終わったんでしょうかね?
ちなみに大手ネット証券では取り扱いのない5本のETFも値下げが発表されてました(コスト未反映)。
ティッカー | ファンド名 | 改定前 | 改定後 |
VIGI | International Dividend Appreciation ETF | 0.25% | 0.20% |
VYMI | International High Dividend Yield ETF | 0.32% | 0.27% |
BNDW | Total World Bond ETF | 0.09% | 0.06% |
VTEB | Tax-Exempt Bond ETF | 0.08% | 0.06% |
VTC | Total Corporate Bond ETF | 0.07% | 0.05% |
わたしがサクソバンク証券で昨年から投資を始めたバンガード・米国外増配株式(ティッカー:VIGI)とバンガード・米国外高配当株ETF(ティッカー:VYMI)が大きく値下げされてました。
一応同じ設定時期だったのですけど、同じ投資対象でなぜここまでコスト差があるのかは謎ですがw
VIGIが0.2ぐらいの水準になってきたのはVIGとかとの差も大きく縮めたのでうれしいですね。米国と米国外で分散もできますし。
海外ETFの一部手数料無料化の動きがアメリカから日本へも普及し始めていますし、その意味で無料化対象のVTのコストダウンは大きい。
今年は海外ETFの一部手数料無料化も対象が拡大する動きもあるかもしれませんので、さらに投資環境が改善していく年となるかもしれません。


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