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モメンタムが不調?2019年米国株のスマートベータ(バリュー、グロース、低ボラティリティ、モメンタム、サイズ、配当)のパフォーマンスを調べてみた

smartbeta-ETF-performance2019.jpg

色々と2019年のパフォーマンスについて年明けから見てきましたが、個人的に重視しているファクターに関しても最後に調べておこうかなと。

アメリカ市場では低ボラティリティETFへの資金流入が目立っていましたし、下半期で見るとクオリティファクターETFも流入のトップ10に入ってきてますし。

2019年の米国市場のETFの動向見ると、債券ETFや低ボラティリティETF(USMV)に資金が流入していて強気相場には思えない - 関東在住福岡人のまったり投資日記

2019年の年間パフォーマンスは年末から言われておりますが、株式や債券だけでなくREITや金、コモディティまで上昇する珍しい状況だったと思います。その中で、さすがに2020年になってなにかしらの資産は下がるんじゃないかと。...

ということで主要なファクターについて調べてみました。

今年からウォール街のランダム・ウォーカーで紹介されていてマルチファクターETFも含めた以下の合計10本を対象としました。

2018年米国株のスマートベータ(バリュー、グロース、低ボラティリティ、モメンタム、サイズ、配当)のパフォーマンスを調べてみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記

年始にファクター投資に関する本を読みました。銘柄の特定の要素に基づいて構成された指数に連動する、スマートベータ指数の話題は騒がれなくなっていますけど、アノマリーとして有効なので静かないまは割と良い機会かなと考えています。...

対象としたETFは以下の通りです。

    クオリティ:iShares MSCI USA Quality Factor ETF (ティッカー:QUAL)
    サイズ:iShares MSCI USA Size Factor ETF (ティッカー:SIZE)
    モメンタム:iShares MSCI USA Momentum Factor ETF (ティッカー:MTUM)
    低ボラティリティ:iShares MSCI USA Minimum Volatility ETF (ティッカー:USMV)
    バンガード・米国増配株式ETF(ティッカー:VIG)
    バンガード・米国高配当株式ETF (ティッカー:VYM)
    バンガード・スモールキャップETF(ティッカー:VB)
    バンガード・米国バリューETF(ティッカー:VTV)
    バンガード・米国グロースETF(ティッカー:VUG)
    ゴールドマン・サックス・アクティブベータ米国大型株ETF(ティッカー:GSLC)
    ※iSharesとゴールドマンサックスのETFは日本の大手ネット証券では買えません。
これらのETFの2019年のパフォーマンスはどうなのか確認してみました。

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2019年のパフォーマンス


QUAL-SIZE-MTUM-USMV-VIG-VYM-VB-VTV-VUG-GSLC-SPY-2019-20200112.png
棒グラフは左からクオリティ(ティッカー:QUAL)、サイズ(ティッカー:SIZE)、モメンタム(ティッカー:MTUM)、低ボラティリティ(ティッカー:USMV)、増配(ティッカー:VIG)、高配当(ティッカー:VYM)、小型株(ティッカー:VB)、バリュー(ティッカー:VTV)、グロース(ティッカー:VUG)、マルチファクター(ティッカー:GSLC)、S&P500です。

S&P500に負けているファクターが多い中、S&P500に勝ってるのは赤のクオリティ(QUAL)とオレンジのグロース(VUG)。

S&P500と同じぐらいの結果としては増配(VIG)とマルチファクター(GSLC)です。

VIGとGSLCに関してはMSCIのファクター分析でもクオリティのファクターが強めのETFですから、それが好パフォーマンスにつながっていると言えるでしょう。

上昇相場ではありましたが、モメンタムが好調というわけでもなく低ボラティリティと同じレベルのパフォーマンスなのは意外な結果です。

あと高配当とバリューが冴えませんが、小型株も今ひとつです。

QUAL-SIZE-MTUM-USMV-VIG-VYM-VB-VTV-VUG-GSLC-SPY-2019-20200112-2.png

2019年の最初は小型株好調だったんですけど、その後は伸び悩んでいます。

どうも2018年2月や10月の下落以降小型株冴えない傾向は、小型株効果が見られない状況は何かあるんじゃないかと気になるところです。

参考:2019年下半期のパフォーマンス なぜかモメンタムが悪い


QUAL-SIZE-MTUM-USMV-VIG-VYM-VB-VTV-VUG-GSLC-SPY-6m-20200112.png

参考までに下半期で見るとどうなるかというと、好調なパフォーマンスのETFは変わりなく、グロースとクオリティが強い。

下半期だけで見るとバリュー株や高配当株のパフォーマンスが悪くありません。

そんな中、モメンタムのMTUMが下半期は最下位。

原因を探るためMTUMの現在のポートフォリオを見てみたところGAFA系一切なし。

グロース株がトップのパフォーマンスの中、このポートフォリオだと高配当系とあまり変わらないかと思わせるポートフォリオになってます。

セクター別の比率でも不動産セクターが1割超えてて、組入れ順位3番目で、公益事業セクターが2番目。

割とディフェンシブに舵を切っていて、これが功を奏するのかもう少し長いスパンで見守りたいと思います。

まぁ、こういうモメンタムがダメな展開もありえるから「ファクター投資入門」でもあったように、ファクター同士を組み合わせた方がシャープレシオ上がるよということなんでしょうね。

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