P&Gが外れて、AT&Tが復活。iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV)定点観測 2020年1月
私のNISA枠使用の際に株式ではコアになってる、iシェアーズ米国高配当株ETF(ティッカー:HDV)は銘柄の入れ替えも比較的多く、セクターの比率も変動が結構あります。
ということで前回からどれくらい変化があったのか確認していきます。
たばこ完全排除かと思いきやフィリップモリスが復活。iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV)定点観測 2019年7月 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
私のNISA枠使用の際に株式ではコアになってる、iシェアーズ米国高配当株ETF(ティッカー:HDV)は銘柄の入れ替えも比較的多く、セクターの比率も変動が結構あります。ということで前回からどれくらい変化があったのか確認していきます。...
ただ、株高の状況でも配当率は3.5%程度と高めを維持しています。
定期的にダイナミックに組入れ上位の企業の入替えが発生しますので、現状を確認してみました。
iシェアーズ米国高配当株ETF(ティッカー:HDV) セクター別比率
まずiシェアーズ米国高配当株ETF(ティッカー:HDV)のセクター別比率について見ていきましょう。

エネルギー、ヘルスケア、生活必需品の3強状態でしたが、2番手に通信セクターが急上昇。

主な6つのセクター(エネルギー、生活必需品、ヘルスケア、情報技術、通信、公益事業)の推移を見てみますと、相変わらずエネルギーセクターが20%超えを続けていますが、通信セクターが2年ぶりに復活。
通信セクターが増えた分、生活必需品セクターが減ってる印象ですね。
情報技術セクターも大きく減っている状況でしたが、底打っています。
iシェアーズ米国高配当株ETF(ティッカー:HDV) 組入上位10社
次にiシェアーズ米国高配当株ETF(ティッカー:HDV)の組入上位10社を見てみましょう。

おなじみの面子が並んでいますが、トップにAT&Tが久々に帰ってきました。

常連を色分けしてみましたが、長らく組み入れられていたP&Gが外れています。これがセクターの変動につながっています。
ベライゾン(ティッカー:VZ)とシェブロン(ティッカー:CVX)はずっと組み入れられていますが、それ以外は定期的に外れることがあります。
上位10社以外の組み入れの中では、ブラックロック、ギリアドサイエンス、テキサスインスツルメンツあたりに目が行きます。
他の配当系ETF(DHS,VIG,VYM,SPYD)と直近1年のパフォーマンスを比較してみた
では、iシェアーズ米国高配当株ETF(ティッカー:HDV)のパフォーマンスはどうだったのか?
SPDRの高配当ETFのSPYDを加えて、他の配当系ETF、S&P500と直近1年で比較してみました。
ウィズダムツリー 米国株 高配当ファンド(ティッカー:DHS)
バンガード・米国増配株式ETF(ティッカー:VIG)
バンガード・米国高配当株式ETF(ティッカー:VYM)
SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式(ティッカー:SPYD)
まず直近1年のパフォーマンス。

VIGとS&P500が好調ですが、高配当系ETFはこの2つに大きく負けています。
順番としてはVYM>HDV>DHS>SPYD。直近1年はSPYDのパフォーマンスがよくないです。
期間を広げて対象の5つのETFを比較できる過去4年で見てみますと、VIG以外はS&P500に負けています。

高配当系ETFで見ると、HDVとDHS、SPYDとVYMのタイプ2つで分けることができるかと。
HDVとDHSは割とリスク抑えた運用をしてる印象があります。実際組み入れ銘柄数は5倍くらい違うのですけど、パフォーマンスはHDV設定依頼この2つは非常に似通ってます。
一方SPYDとVYMはHDVと比較するとボラティリティは高めです。
ただ、2つのタイプに分けれるとはいえ、DHSは毎月分配金出してたり、SPYDは不動産セクターの組み入れがトップだったりとそれぞれ特色があります。
SPYDを推奨する人をたまに見かけますが、東海岸と西海岸(とくにサンフランシスコ)の不動産価格の高騰はバブル臭もあるので、不動産セクター多めというのはそれなりにリスクがあることを認識しておいたほうがいいんじゃないでしょうか。
個人的にいまの株価は過熱感があるので、ならばボラティリティ抑え気味のHDVの方がいいんじゃないかと考えます。


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