米国株配当系株式ETF(DVY,VIG,VYM,HDV,SPYD)の分配金変遷まとめ 2020年度版
確定申告の季節が近づいてきますので、配当の集計を完了しました。
昨年からサクソバンク証券で投資を始めたため、そちらの集計も色々と面倒なことになりそうです。
今年特定口座に対応するようですが、3月か4月開始の時期のずれによっては結構な差がでそうな予感がしています。
さて、配当の集計をし終わったタイミングで、海外ETFの主な分配金について整理するには良い機会だと思いました。
米国株配当系株式ETF(DVY,VIG,VYM,HDV,SPYD)の分配金変遷まとめ - 関東在住福岡人のまったり投資日記
年明けて確定申告の季節が近づいてきますので、いろいろと配当の集計とかもやっています。とくに昨年は医療費控除が使えるかもしれないレベルで医療費の出費が大きかっただけに、保管しておいた病院と薬局の領収書分の計算も必要な状況です。...
配当系ETF(DVY,VIG,VYM,HDV,SPYD)とS&P500(IVV)、VTの推移
以下のETFの配当を整理してみました。
iシェアーズ好配当株式 ETF(ティッカー:DVY)
バンガード米国増配株式ETF(ティッカー:VIG)
バンガード米国高配当株式ETF(ティッカー:VYM)
iシェアーズ米国高配当株式ETF(ティッカー:HDV)
iシェアーズ・コア S&P500 ETF(ティッカー:IVV)
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT)
SPDRポートフォリオS&P 500 高配当株式(ティッカー:SPYD)
2006年以降の推移をまとめますと以下の通りです。
※VTは4半期毎の分配になってから、SPYDは設定が2015年末、HDVは2011年から

米国外のETFと比較するためにVTを加えてみましたが、米国株は順調に増加傾向(バンガードは6月と12月分が増える傾向がありでこぼこしている)。
直近数年は以前は一定ペースで増えていたDVYやHDVといったiシェアーズの配当系ETFも時期によって凸凹するようになってきました。
それにしてもIVVの昨年の分配金の増加には目がいきますね。
株価が安定して好調だった2017年でもここまで大きく伸びていないので、それだけ株価が好調だったということでしょう。
配当系ETFの配当の変遷を見ていると、iシェアーズのETFよりもバンガードのETFの方がここ5年くらいの配当の増加のスピードが速い印象を持ちます。
ただ、VYMとHDV比較するとVYMはボラティリティも高い印象がありますし、リーマンショック時はS&P500並に下落しているのでその辺は自分の運用方針次第と言ったところでしょう。
参考1:BND、LQD、BLVの債券ETF分配金推移
参考までに債券の分配金の推移も直近4年分まとめてみました。
トータル債券のBND、適格社債のLQD、長期債のBLVの3本です。

明確に増加傾向だった2018年から反転して減少傾向です。
昨年のこの時期だけどれだけETFの価格が上がってるのかを見ると、いま債券に手を出したくなる上京ではないのですが、景気が完全雇用状態でこの金利となると今後インフレになったときどうなるのか?というのは一抹の不安を覚えます。
とはいえ金やREITは債券ほど信用していいのか?という点もありますから、守りの要は債券で行きます。
世界の景気は中国のコロナウィルスの影響を上半期中は受けそうな情勢になりつつありますので、ポートフォリオで債券の比率が高まった場合は、株式に投資かなといまのところ考えています。
好景気が長く続いてどっちに転ぶかわからない状況ですから、どっちかに偏重して賭けずに株式:債券中心のその他=5:5でバランスを考えながら投資をする時期じゃないかと個人的には思います。


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