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米国株

ティリングハストのフィデリティ・ロープライスト・ストック・ファンド(FLPSX)

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ピーター・リンチの直弟子であるジョエル・ティリングハスト氏はS&P500を大きく上回るパフォーマンスを示しているフィデリティ・ロープライスト・ストック・ファンド(日本株にも投資してます)のファンドマネージャーを設定来勤めています。

その投資手法はバリュー株中心で、投資対象は米国中心に新興国よりは米国外先進国(日本やイギリス)の比率が多いことが特徴としてあげられます。

過去30年S&P500を圧倒しているファンドマネージャーは小さな範囲で考える。ティリングハストの株式投資の原則 - 関東在住福岡人のまったり投資日記

インデックス投資寄りの投資方針を取ってますが、個人的にいろいろと調べて分析することが好きなので、完全に機械的に投資するという形ではなく、自分の判断で投資対象の比率の変更とかはやりたいという考えです。...

「ティリングハストの株式投資の原則」は、いろんな相場環境でも正しい疑問をもって、運用を客観的かつ生産的に考える方法をまとめていて、投資家が陥りがちな誤りを回避する術を伝えている良書だと思います。

そんなティリングハスト氏のことを知って、実際に運用しているファンドについても興味を持つようになりました。

昨年調べたときから1年経って投資をしている銘柄、とくに日本株に変化がないのか調べてみました。

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フィデリティ・ロープライスト・ストック・ファンド(FLPSX)


設定以来のパフォーマンスは以下の通りです。

FLPSX-VOO-30y-20200205.png
FLPSX-VOO-30y-return-20200205.png

ITバブル後にパフォーマンスで差をつけてそれを維持しています。

ただし、バリュー株ですから直近5年ではS&P500の方が上回っています。

セクターはレポートによると、以下の5業種で4分の3占めています。

FLPSX-sector-20200205.png

一般消費財が多く、金融、ヘルスケア、情報技術、生活必需品も比率が高いです。

国別ではアメリカが7割近くで、日本が1割。米国以外の先進国で投資をするならイギリスの植民地がいいと書いてるとおり、イギリス、カナダ、アイルランドなどの比率も高いです。

FLPSX-country-20200205.png

組入れ銘柄ではユナイテッド・ヘルスが相変わらずトップ。オバマケアのときに詳細に分析して投資をしてるので、これが変わらない限りは強気でいていいのかなと思います。
FLPSX-top10-20200205.png

フィデリティ・ロープライスト・ストック・ファンドが投資をしている日本株を調べてみた


では、日本株が1割程度含まれるのであるならば、どんな銘柄買ってるのだろうか?と気になりました。

組み入れ比率は1.0%以下の銘柄ばかりですけど、比率が高い銘柄を抽出しますと以下の通りです(英語表記で日本企業見つけるの難しい・・)。

  • コスモス薬品
  • ヤフージャパン
  • クリエイトSDホールディングス
  • サンドラッグ
  • ユー・エス・エス
  • 伊藤忠
  • ベルク
  • サカイ引越センター
  • ケーズホールディングス
  • 三谷セキサン

相変わらずドラッグストアが組み入れ比率の高い上位5社中4社を占めています。これ以外にも薬のアオキが入っています。

ヘルスケアで企業を選考するならば参考になるんじゃないでしょうか?

ちなみに三谷セキサンはわからなかったのですが、コンクリート二次製品および砂利製品などを製造、販売する企業だそうです。

昨年と日本企業の中で組み入れ上位10社見てもあまり顔ぶれは変わってないですが、ソニーフィナンシャルやワークマンは顔ぶれから消えているようです。

日本株は1割近く組み入れがあるのですけど、コスモス薬品など現地調査から投資を決めてるのを見ますと、評価していい面はあると思います。

長期投資だとろくすけさんなんかも参考になると書いてますし、小型株も含めて投資に活用できるんじゃないでしょうか?

ジョエル・ティリングハスト「ティリングハストの株式投資の原則」を読む。 - ろくすけの長期投資の旅(旧ブログ)

まさにバリュー投資家の範とも言える大物で、私にとっては待望の邦訳。私がリログループやクスリのアオキHDを長期保有できていたのも、ティリングハストの影響によるところが大きいです。ワークマンにも目を付けていましたし、日本の中小型株への目利き力には驚かされるものがあります。

相場が好調な時ですが驕らずに、ティリングハスト氏が提唱する「シンクスモール~小さな範囲で考える~」という考え方を大切にしたいですね。

間違いは小さいほど、概して容易に修正できる。シンク・スモールを心がけることで、間違いの重大さや頻度を抑えるだけでなく、よりよい心構えを持ち、それを予測し、また修正することを可能とするのだ。

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