バンガード(VFMO)とiシェアーズ(MTUM)の米国株モメンタムETFの現状を比較
土曜は一昨年新規に設定されたバンガードのスマートベータETF6本についての現状を確認しました。
設定から2年経過したバンガードの米国株スマートベータETF(VFMO,VFLQ,VFMV,VFQY,VFVA,VFMF)の現状を確認 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
ウォール街のモメンタムウォーカーを読んで以来、モメンタムなどのスマートベータに注目しておりまして、サクソバンク証券でiシェアーズの米国株モメンタムETF(ティッカー:MTUM)に投資をしています。...
サクソバンク証券でiシェアーズのモメンタムETF(ティッカー:MTUM)に投資してますが、比較してバンガードの方が良さそうだったらそちらに投資するというアイデアも持ってます。
バンガード(VFMO)とiシェアーズ(MTUM)の米国株モメンタムETFを比較してみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
昨日は昨年新規に設定されたバンガードのスマートベータETF6本についての現状を確認しました。資産の流入はまだ小さいという状況でしたが、その中でかねてより投資したいと考えていたモメンタムETF(ティッカー:VFMO)に関してはとくに注目しています。...
ということでVFMOとMTUMの現状を比較してみました。
米国株モメンタムETF VFMOとMTUM比較
米国株モメンタムETFバンガード(ティッカー:VFMO)とiシェアーズ(ティッカー:MTUM)の経費率などを比較すると以下の通りです。
VFMO | MTUM | |
経費率 | 0.13% | 0.15% |
総資産額 | 32.5million$ | 11.11billion$ |
SEC Yield% | 1.15% | 1.35% |
銘柄数 | 540 | 126 |
カテゴリ | Mid-Cap Growth | Large Growth |
VFMOは資産規模が横ばいですが、MTUMに関してはこの1年で30億ドルほどつみあげていて運用は順調です。
銘柄数はVFMOがMTUMの4倍以上で、VFMOはバンガードの分散の方針がよく表れてると思いますね。
米国株モメンタムETF VFMOとMTUMセクター別比率
続いてセクター別の比率を比較してみましょう。
バンガードのブラックロックの公式だとセクターの表示もデータの時期も異なるので、ひとまずETF.comのデータで統一(上VMFO、下MTUM)。


情報技術→金融の順番で比較的組み入れ比率が高いセクターも含めてポートフォリオに差はあまりありません。
MTUMは頑なにエネルギーセクターを組み入れません。
米国株モメンタムETF VFMOとMTUM 構成上位10社、ファクター比較
最後に組み入れ比率の高い企業10社についても見てみましょう(上VMFO、下MTUM)。


アメリカネキスプレスは重複してますが、VFMOは起業の組み入れ比率が細分化していますし、組み入れ上位はかなり面子が異なる印象です。
ちなみにファクター分析の結果を見てもVFMOとMTUMはそれぞれ特徴が表れています。


VFMOはサイズ(小型株)組み入れの特徴が表れてますし、MTUMは低ボラティリティのファクターが強いことがわかります。
米国株モメンタムETF VFMOとMTUM パフォーマンス比較
最後にVFMO設定依頼の過去2年のパフォーマンスを調べてみました。

VFMO一人負けという感じですね。
MTUMは今年に入って好調でS&P500と変わらないパフォーマンスを示しています。
小型株を組み入れているのもここ1年くらい不調の要因の1つでしょう。
ただ、小型株が悪い時期が長く続くかというとそれも違うと思うので、もう少し運用期間が伸びてどうなるかを見てみみたいです。
とはいえ現状VFMOの資産規模を見ると、MTUMの代わりになるかというとそれはないというのが正直なところです。


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